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slip into chaos - 日々録(2003年12月)

2003年12月2日(火曜日)

終業時間を少し過ぎた頃、長引いた会議からようやく戻ってきた人が怪訝そうに辺りを見回している。

「ここにあった背広知りませんか」

「そこにあるやつは?」

「俺のじゃないんです」

「…部長が間違えて着てったんじゃない?」

部長はいつも自分の横の席に背広を掛けておくのだが、普段は社外にいる人が今日たまたま戻ってきた時にちょいと脱いで別室に行った隙に間違えてしまったらしい。その人は部長より二回りも大きいのだが。着てみてわからなかったんだろうか。何はともあれ速攻で部長に電話。

「部長、俺の背広着てっちゃったでしょ、戻ってきて下さいよ」

(やだよ、ふざけんなと言われたらしい)

「これから客先に行かなきゃならないんですから〜。返して下さいよ」

(お前がこっちに来いと言われたらしい)

「今どこですか?……え……全然方向違うんですけど」

(そんなん知らねえよ、とにかく来いと言われたらしい)

「……はい、今から行きます〜」

溜息まじりに電話を切ったその人がぽつりと一言、

「”なんかでかいと思ったんだよなあ”、だって」

だったら脱いで確かめればいいのに、それをしないのがうちの部長である。

試しに、置き忘れられた部長の背広を着てみたけれど案の定ぱっつんぱっつんだったので、しょうがねえなあと言いながらその人は師走の夜の町にワイシャツ一丁で出て行ったのでありました。

その後ろ姿を見送りつつ部内の男性陣曰く、

「俺も間違われた事あるなあ」

「俺は間違って着てった事がある」

誰もが通る道、なのか?

2003年12月3日(水曜日)

【外務省】イラク便り

11月29日、イラクで襲撃され亡くなった奥参事官が綴っていたイラクの様子。

The Strokes オーディエンスの安全を守るためグラスゴーでのショウを一時中断

ザ・ストロークスが12/1に行なったグラスゴー・ブレーヘッド・アリーナでのショウで、ステージ前にオーディエンスが殺到したためライヴが一時中断されるという事態になった。

会場のクルーがステージ前の柵に異常がないかどうか調べている最中も、ストロークスのメンバーはディナー・ジャズ風の曲調でジャムを続けた。結局、ショウは約7分間ほど中断されたが、会場の責任者は、「安全のために設けている柵も倒れたり動いたりせずに、ケガ人は1人も出なかった。ザ・ストロークスは、ファンの身の安全を考え、うまく危険を回避してくれた」と語っている。

ふう。大事なくて良かった。日本にはいつ来るのかなー。

2003年12月6日(土曜日)

【Nikkei BP Network | BizTech】日本コカ・コーラ、花粉症の症状を緩和する紅茶飲料を1月発売(from セキュリティホール memo

関連記事:【MedWave】ペパーミントが花粉症を緩和 日本コカ・コーラが紅茶飲料として、1月から発売へ

ハーブの一種、ペパーミントに含まれるポリフェノールが、花粉症の症状を緩和することが新たにわかった。

日本コカ・コーラ(東京都渋谷区)は、この成分を配合した紅茶飲料「春のミント習慣」を2004年1月12日から発売する予定。価格は350mlのペットボトル入り160円、340gの缶入り150円。いずれもペパーミントのポリフェノール抽出エキスを300mg含む。

おおお。いかにもすっきりしそうな感じだ。他にも色々な花粉対策商品が出るみたいだけど(毎年の事だけど)、手軽に毎日飲めそうでこれはいいかも。日本コカ・コーラが出すならなんとなくおいしそうだし。1月から飲んでいればスギ花粉ピーク時には効いているかな。どうかな。

今の気持ち。(Akiko Yano)

矢野顕子さんが公式サイトで書いている日記。

17年間ファンであったが、わたしがコピーコントロールCDを出したということに幻滅し、ファンであることをやめるとのメールももらいましたが、悲しいけど、そう思うのならしょうがないなーです。でも、アーティストとしての資質とコピーコントロールCDを出すことを余儀なくされる状況をどうみるかって、別問題だと思うし。そういうことを言うと、認識がなさすぎるって言われるかなあ。時間がもっとほしいですぅ。

何の時間が欲しいんだろう。

2003年12月8日(月曜日)

ヒカルの5

アリなんだろうかこのタイトル。

それはさておき、武道館の席種分けはこのくらいやって当然だろうと思いました。立ち見もアリーナも同じ値段なんてなんだかな。

2003年12月9日(火曜日)

Windows で IE の人

先月のアクセスログを見ていてちょっとぞっとした。この期に及んで IE5 だの IE4 だの使っている人が結構いる。ネタである可能性も捨てきれないが、うちのサイトにくる人の中にわざわざ User Agent をいじくってアクセスしているスキルのある人がそんなにいるとも思えない(これで楽しませてくれるっつーか存在をアピールしまくっている方もいますが)。

これまで何度となく掲示板で「Windows の人はこまめに Windows Update を実施しなさい」と口をすっぱくして呼びかけてきたけれども、これだけでは何を言われているのか分からないという人はまだまだ多いのかも知れない。会社で使っているマシンならネットワーク管理者が目を光らせているだろうからなんとかなっている事だろうが(そうでもないのかも知れないが)、家でしかパソコンに触らない上に決まったサイトしか見ないという人はおそらく買ってきた時のままなんだろう。

ここまで読んで、自分の事かもしれないと思い当たった方、まずは今見ているこの画面の一番上に「Microsoft Internet Explorer」と表示されていたら、メールなど他のプログラムの画面を閉じて、それからこの画面の上の方にある「ツール」というのをクリックして、出てきたリストの中にある「Windows Update」というのをクリックして下さい。その後は出てくる画面の指示に従って下さい。但し、ダイヤルアップ回線ではとても長い時間がかかります。

どうしてこんな事をしなければいけないのかというと、Windows にはたくさんの不具合が含まれていて、それを修正しなければコンピュータウイルスに感染するなどの危険があるからです(これが他の産業製品なら即リコールという事態だろうけれど、そうはならないのがパソコンという代物のやっかいなところ)。

パソコンを使い出して何年も経つのに「初心者なので」「パソコンには詳しくないので」という言い訳をする人がいますが、そういう人は自分の無知と怠慢のせいで自分自身ばかりか周囲までもを危険な目に合わせる可能性があるのだという事を肝に銘じて、これから少しでも前進できるように勉強を始めて下さい。まずはインターネットで危険を避けるための最低限の知識などから。

2003年12月10日(水曜日)

ライブ「Robert Randolph & The Family Band」(新宿リキッドルーム)

Viewsic の番組「pbs(Peter Barakan Show)」で紹介されていて気になっていたバンドで、行けるかどうか分からなかったが時間ができたので当日券で参加。着いたのが開演時間ぎりぎりだったので、一気に8階まで階段登らにゃあ…と覚悟していたのだが、エレベーターが使えたのでほっとする反面、今日で登り納めよねと思っていたのでちょっと拍子抜けでもあり(リキッドルームは今年いっぱいで閉鎖されるとのこと)。

チケットの番号は A841 だったけどフロアに入ってみると埋まっているのは半分くらい、もっと少ないかも。うーん。明日もあるしなあ。客層は年齢もタイプもかなりばらばらで、ぱっと見、どういうライブなんだかよく分からない感じ。

でも蓋を開けてみれば終始ヒップでダンサブルで中にはじっくり聞かせる曲もありという良いライブだったのですが、どうにも気になった事がひとつ。それはマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」のカバー。この曲は好きだしノリもいいし今日のライブにも合ってたし演奏もかっこよかったけど、どうしてもここ最近の一連の報道が頭をかすめて、曲そのものに没頭できない…。例えマイケルが犯罪者だとしても彼の作ってきた音楽は素晴らしいものだし、それを楽しんできた自分自身の体験も否定される事はないんだって頭では分かってるつもりだったけど、こうして目の前で演奏されてみてどうにも割り切れない自分がいて、音楽そのものを純粋に楽しめなくなっちゃってるのかなとそこからいらん事をぐにぐに考え出したりして。

でもそんな気持ちも次々繰り出される心地よい音に紛れて、気がつけば気持ちよく踊っていましたさ。演奏は面白かったー。メインがスチールギターで、それにベースとドラムとオルガンの4人構成。オルガンの人はバイオリンもやってたな。ベースは6弦、初めて見た。スチールギターも初めて見たけど、時には椅子から飛び上がりながらの熱いプレイはとても気持ちがいい。普通のエレキギターよりも津軽三味線に近い感じのノリ。全体のうねりがまた気持ちよくて、体が自然に動いてとっぷりと音に浸りつつ爽快といった感じ。フロアで踊ってる女の子をステージにあげたりマイクを客席に預けて歌わせたりするのだけど、「おいでおいで」と手招きしてそれを断られると「ひゃっひゃっひゃ」とすごく可笑しそうに笑っていたのが印象的。日本人てのはシャイな奴らだなあ参ったなあってな感じかしら。

スチールギターの音がちょっとクリアに聞こえないところもあったけど、音はともかく演奏のグルーブ感っちゅうかノせ方がうまいのでオッケーオッケー。

と、ふとここで吉田美奈子さんの CCCD に関する発言を思いだした(公式サイトには残っていないが、C堂CCCD特集に発言内容がアップされている)。

第一皆さんは「音質」を聴いているのでは無く、「音楽」を聴いて楽しんでいるのでしょう?

そりゃそうなんだけど、リスナーが結果としてそう思うのならともかく、ライブ音源でもなくオリジナルアイテムのリリースに際してアーティスト側からこういう事を言われるのはちょっとなあ、とずっと思っていたのが、「音はともかくいいライブだな」と感じたところで思い起こされたのでした。

2003年12月12日(金曜日)

藤岡弘、探検シリーズ(from ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ)

すごいなー。この番組見てないんですがサイトだけでも十分楽しめる気が。交信室(掲示板)が祭りの如く盛り上がっています。「世界各国を飛び回る藤岡弘、探検隊に心強いエールを頼む!!」なんて言われた日にゃあね。

さぬきうどんPRのCDが完成(四国新聞社)(from ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ)

子どもから大人までが歌って踊れるというポップス「さぬきピッピUP」、若者向けのラップ「湯気ユーゲッチュルさぬきうどん」の二曲と各カラオケバージョンを収録しており、定価は千円。

増田高松市長や真鍋知事もそれぞれ「うどんにあげたい市民栄誉賞/市長の増田が表彰しマスダ」「さぬきの味大好きです/ぶっかけ知事の真鍋です」などのユニークなセリフで参加し、うどんのPRに一役買っている。

湯気ユーゲッチュル…?

ぶっかけ知事…???

日本ブレイク工業社歌に続く、かなあ…。

大きいお友達

だいぶん目減りしたとはいえボーナスが出たので新宿伊勢丹へお買い物に。

ワシは珍獣であるからしていつもこちらの大きいサイズコーナーで服やら下着やら買っているのだが、下着コーナーの試着室から出てきたら売り場に森久美子さんがいた。最初は気付かなかったくらい、テレビで見るよりてんで小さい。二回りくらい違う。これじゃワシとあんまり変わらんではないか。いや、タッパがある分、こちらの方が確実にデカい。うーん………テレビには映らないようにしはくては(そういう問題か)。

中村屋のインドカリー

お買い物を終えてわんさか荷物を抱えて一息つくと腹が減りまくり。今日はお食事もちょっとゴージャスにしてみようかなって事で、中村屋のレストランでインドカリーを食すことに。初めてだからドキドキするわ…って、レストランだらけですなこのビル。インドカリーは一体どこのフロアで…とフロア案内を睨みつける事しばし、どうやら2階の「ルパ」というところで良さそうですよ。

地下からてしてしと上がってみると広い店内は明るく落ち着いた雰囲気。あらー、女店員さんは黒いふんわりワンピースに白いエプロンというメイドさんスタイルですよ。いいなあ。可愛いなあ。

スプーンやフォークを置く紙に中村屋インドカリーの成り立ちが書いてある。ほほー、インド独立運動の志士が日本に亡命してきて中村屋の娘さんと恋に落ち、祖国の味を伝えようと本場から材料を取り寄せて作ったと…なるほど(このあたりは中村屋のサイトの中にも記述がありますが紙に書いてあったのとはちと違っているような)。

運ばれてきたカリーは骨つき鶏肉がごろんごろんで色々な素材がじっくり煮込まれた奥行きのある辛さ。セットのマンゴージュースも嬉しいおいしさで、やっぱたまにはちょっとした贅沢もいいわよねーと幸せな気分に浸りましたとさ。

(中村屋と木村屋を間違えてぐぐってみたサイトがあんぱんだらけだったのはナイショだ)

2003年12月13日(土曜日)

CD & DVD「Live at the Grand Olympic Auditorium」Rage Against the Machine(Amazon

朝起きると弟がやや興奮気味に「レイジのライブすっげーぞ」と目を光らせて語る語る。「まあ見てみなって」とそそくさと DVD をセット、これは日本盤のみの初回限定で、ラストライブとなった2000年9月13日のライブ映像がまるごと入っている上に同年8月の民主党党大会会場の外でのデモ・フリー・ライブ、加えて未発表クリップまで入っているというとんでもないもの。これと CD と合わせて 3600円ですってか。凄いな。

内容も凄い。こうして映像で見ると、ギターとベースとドラムとボーカル、レイジって案外ベーシックな形態のバンドだったのね。ギターのプレイが面白いなあ…音だけで聞いてると、あれが全部ギターだけでやってるなんて夢にも思わないような多彩なプレイ。

客も凄い。日本のラウド系のバンドだとダイブがお決まりのようになってるけど、ここで跳ねたり拳を振り上げてる人たちは、レイジの歌に心底共感して自分自身の叫びを体で表してる、人種も国籍もなんもかんもすっ飛ばして、抑圧された精神を開放せんとばかりにステージ上のレイジに応えようぶつけようとしている…アメリカでは発売できないわけだ…とにかく、この凝縮された空気の凄さに圧倒される。最近あまりにつまらないライブ作品を見てぐんなりしていたところだっただけに、これを見て救われた思いがした。

2003年12月14日(日曜日)

冬コミ合わせの原稿をやらねばならんのだがどーにも踏ん切りがつかず、普段は後回しにしている洗濯やら買い出しやらを精力的にこなし、果ては18:00前に夕食まで作り終えてしまうという逃避っぷり(いつもは21:00くらいに作れば上出来)。結局は書かねばならないのだからもっと早くに終わらしときゃいいのに、夏休みの宿題と一緒で「まだやらなくていいや」なんてのんのんとしつつ、「またぎりぎりになって慌てふためくのかあ」なんて思ってる暇があったら書けよって話だがそうもいかないのはわたしが未熟だからなんでしょうか。

でも書いたもんね。後は知らない。

で、逃避の果てに作った夕食はビーフシチューだったのですが(黒毛和牛が30%オフだった)、作りながら聞いていたのが「〜星空に迷い込んだ男〜クルト・ワイルの世界」という CD。元は1987年(?)に発売されたアルバムで、当時ラジオ局(NHK-FM のローカル番組だったと思う)で紹介されていたのを聞いて以来、ずーっと気になっていたのがようやく手に入ったのだった(最近まで忘れていたとも言うが)。

クルト・ワイルは一風変わった作風の作曲家で、オペラやミュージカルを多く手がけてきたらしいが詳しい事はよく知らない。このアルバムは、ワイルの作品を色々なアーティストが演奏したもので、スティングやトム・ウェイツ、ルー・リード、トッド・ラングレンにマリアンヌ・フェイスフルといった顔ぶれが並ぶ異色コンピレーションといった感じ。マリアンヌ・フェイスフルはワイルの作品を十八番にしているようで、CD もいっぱい出している。

このアルバム自体は、何も考えずにぶはーっと聞けるというか酒を飲みながらだはーっと聞けるというか、肩が凝らずに聞けるいい感じ。って、肩が凝るような音楽ってどんなんだかな。趣味にもよるけど。

(このアルバムは廃盤になっているという話を聞きましたが定かではありません。Amazon には一応入ってましたが「在庫切れ」でした)

なお、今回の原稿はエロで、作っているのは妹との合作本ですがべろもことは別のサークルです。印刷屋さんが泣いてくれたら後ほど詳細がお知らせできるかも。

2003年12月15日(月曜日)

今日も今日とてポンヌッフ。仕事帰りにふらふらと立ち寄りそばを食ってたら店のおばさんに「はい」とあるものを差し出された。おお、今日は15日であったか。毎月15日と25日はポンヌッフのサービスデーで無料券が貰えるのだ。

この無料券、コロッケ券(100円相当)3枚、生玉子券(60円相当)6枚、たぬき具券(80円相当)3枚、総額900円もの驚愕大サービスなのである。

多分これで4冊目か5冊目だが、週に三日は通っているので消費も順調。かき揚げそば+生玉子券で天たまそばにするのがワシのお気に入り。

こないだ、かけそばを頼んだお兄さんに「”かけ”じゃ栄養足りないよー、この券使ってコロッケでも玉子でも入れて食べなきゃー」とおばさんがアピールしてたっけな。いい店だ。

寒くなってますます熱いそばのうまさがしみわたる今日この頃。

2003年12月16日(火曜日)

@nifty:デイリーポータルZ:遅れますメールジェネレーター(from 拾ったものを紹介していくスレッド Part2

読んで字の如し。待ち合わせの時間に遅れるいいわけを自動作成してくれます。やってみました。

スミマセン。どうあやまったらいいのか分かりません。20〜30分遅れてしまいそうです。ウチのコレがコレでコレなもんであ、いま目の前をドクター中松が歩いてきました!ああああ、なにとぞご容赦くださいますようお願いいたします。私の秘密のネコスポットを教えますので、ネコいじっててください。よろしく。

うわおう、いきなり先生登場。人気ものだなー。

って、サイト検索してみてわかりましたが、事務所の場所が15年前と変わってないんですね。テレビに出たりすると調子に乗って高級テナント構えたりする人もいますが、そういう無駄は一切しないところが先生らしいっちゃらしいかも。いつまでもお元気でいらして下さい。(←元社員)

【ZDNet】News:石原都知事がアスキーアートを募集中

石原慎太郎・東京都知事の公式サイトはこのほど、ユーザーからアスキーアートの募集を始めた。

一方、先生を退けて都知事の座についたこの方ですが……( ´_ゝ`)……つか、この URL どうよ。って、今更ですけども。

作家としてのこの人の目には共感するんです、芥川賞選考委員として「猛スピードで母は」や「パーク・ライフ」を評した(足蹴にした)コメントには我が意を得たりと思ったもんです。

が、作家として是とされるある種エキセントリックな部分がそのまま政治に持ち込まれるのはいかがなものかとも思う。言ってることはもっともなんだけど、それを実現させる手段として政治を選択するってのはどうなんだ?という。

今後、この人が何をなし遂げてもそれは政治の手柄であって、文学の力ではないのだと思う。

【CNN.co.jp - こぼれ話】「編み物禁止令」に教職員が反発 インド

インド・ラクナウ(AP) インド北部ウッタル・プラデシュ州で11月末、小中学校の教職員を対象に、勤務中の「編み物禁止令」が出された。これに対し、教員らは「休み時間に編み物をするのは、問題ない」と反発、「編み物の権利」を求めてストライキを実施しかねない勢いだ。

インド…不思議な国だ…。

【Mainichi INTERACTIVE】薬害エイズ裁判:安部被告の精神鑑定実施 公判停止申し立てで

薬害エイズ事件で業務上過失致死罪に問われた元帝京大副学長、安部英(たけし)被告(87)の控訴審第9回公判が16日、東京高裁で開かれ、河辺義正裁判長は、元副学長の訴訟能力の有無を調べるために精神鑑定を実施することを決めた。弁護側が先月17日、「高齢による心神喪失の疑いがある」と公判停止を申し立てたことを受けた措置だ。これに対し薬害エイズの被害者らは緊急会見で「不信感」を表明した。

高齢による心神喪失って……このまま風化させるつもりか?

関連記事:【Mainichi INTERACTIVE】薬害エイズ:遺族の6割、PTSDの疑い

2003年12月17日(水曜日)

ボデツボデ

渋公でソフバさんのライブ。フジマキ殿がかっこよかったでござる。ちと出来杉君だったでござる。

2003年12月19日(金曜日)

12月17日〜18日、東京ビッグサイトで OracleWorld Tokyo というイベントが開催され、うちの同僚も何人かこれに参加してきたのですが、なんと言っても今回の目玉は「ガッツ石松氏による超簡単インストールデモ」だったのではないかと。

今まで難しいといわれていたオラクルよ、さようなら。「猿でも出来る」という言葉がありますがOracle Database 10gのインストールに挑戦、いかに易しいかを、ガッツ石松氏、猿、そしてオラクル社員が証明します。

なんちゅう企画じゃ。

めちゃめちゃ見に行きたかったのですが、「お前はオラクル仕事なぞしてないじゃろう」ってことでおとなしくお留守番していたワシの元に神のスーパーショットが。

ガッツさん

ガッツさんと猿のももちゃんとお姉さん

オラクル社員さん

バナナを食べるガッツさん

まだバナナを食べるガッツさん

ひたすらバナナを食べるガッツさん

御三方の配置はこんな感じ

感謝感謝。

神のご報告によると、イベントが始まって少ししてから入場したので初めの方は見られなかったけど会場は超満員で、インストールの合間にクイズなどもあり「バナナを食べてから質問に答えて下さい」と言われているのに質問が読み上げられる前からガッツさんがバナナを食べだすというお約束シーンなどもあり大変盛り上がっていたとか。バナナだけでなくみかんも食べていたそうです。インストール作業そのものはどんなふうに進んでいたかよくわからなかったけど(ももちゃんのマウスクリック連打とかあったらしい)、結果は、一位:猿のももちゃん、二位:ガッツさん、三位:オラクル社員さん、だったそうです。

これでガッツさんが大失敗したらアビバの CM も降板なんじゃとか、ガッツさんは自分がどんなイベントに呼ばれてたかわかってたんだろうかとか、こういう仕事を受けちゃうところがガッツさんだよねとか、なんかもうどうでもいい話っすね。

2003年12月21日(日曜日)

ハイペのバカが怠けてたおかげで冬コミ合わせの本は落ちました。ああもう。(_0_)

【Internet Watch】IE脆弱性を悪用するアドレス詐称サイトに注意!(from Books by 麻弥〜 News Collector

関連:【Internet Watch】IEにURLを偽装できるパッチ未公開の脆弱性が発見される

この点について、マイクロソフト取締役経営戦略担当の東貴彦氏は「一部で報道されたIEの脆弱性については認識している」とコメント。ただし、まだ攻撃コード(exploit code)が発見されていないことから緊急度は低く、「修正プログラムの開発を急がせて、不十分なものにならないよう、12月の“月例”修正プログラムではリリースしなかった。準備ができ次第公開したい」と語った。

さらに毎月の修正プログラム配布についても言及。「今後は、配布スケジュールを現在の1カ月に1度から3カ月ごと、もしくは半年ごとに変更することも考えている」とコメントした。

何を言っているのこの人は。ライバル会社の回し者か?

差し当たって IE には STUDIO KAMADA さんが提供されている「アドレス確認ボタン」をインストールして使うことにしました。

願わくは、現在 IE をターゲットにして作成されている便利なフリーソフトの数々が他のブラウザにも対応されますように。

昭和49年頃の上空写真(from バーチャル2ちゃんねらー裕子

住所ではなかなかヒットしないけどランドマーク(学校とか)で検索するとだいたいの場所がわかる、かも。400dpiだとかなり細かいところまで見えるので、わかりやすい目印があれば場所の絞り込みもできそう。

ちなみにワシが小学校の頃住んでたのはこの近辺(と思われる)。

昭和50年度弘前

緑ばっかりですにゃー( ̄▽ ̄)。

日本ブレイク工業「社歌」公式WEBサイト

ついに CD 発売と相成った日本ブレイク工業「社歌」(Amazon新星堂)ですが、冒頭のナレーションや曲間の語りもさることながら、カップリングの「希望の丘陵(おか)」がこれまた涙ちょちょぎれモンの佳曲でありまして、色々あった年だけど、年末にこんな面白い一連の祭りをリアルタイムで体験できてまったく有り難いことだなあとしみじみ感じ入っておる次第。

公式WEBサイトで連載されているmanzoさん(作者)の日記がまたよくてね、いい人なんだろうなあーと思わせる自然な文体の端々に顔をのぞかせる絶妙なセンス、そのバランスがグーでございます。「糖尿病予備軍泡沫アーティスト」って。

てなわけで、大変良い作品ですので、ご自宅用にはもちろんのこと、クリスマスパーティーのプレゼント交換などにもよさげなんじゃないかと思います。

2003年12月22日(月曜日)

ハボとお嬢さん

某家のお嬢様(本邦初公開)にまるぱサンタがお贈りしたプレゼントはHarbot BigBigDoll。こちらのお嬢様は一才四ヶ月でサイズはちと大きめであらせられるのだが、それでも並ぶとこの大きさ…いかにこのハボがデカいかお分かり頂けましょう。って、現物見てないんだけどねー。

にしても、CM みたいなワンシーンっすね。心の優しい良いお子じゃ。

2003年12月23日(火曜日)

寒い。

とにかく毎日寒い。

今日なぞは気温は結構上がったようだったが、家の中は寒い。鉄筋コンクリートの宿命か。

寒ければ暖房を入れればいいわけだが、今の我が家にはそれができない事情がある。エアコンのリモコンが見つからないのだ。

以前、そのあまりの散らかり具合に良識ある善男善女の叱責を浴びた我が家であるが(写真は2002年5月のもの。あまりの酷さにお口直しの画像も添えてあるという心遣い)、状況は改善されるどころか深刻さを増し、「ここでバランス失ってこけたらかなりヤバいかも」と日々危惧しながら生活している次第。

とっとと片づければ済むだけの話なんだがなあ……あちらを立てればこちらが立たずっていうか、にんともかんともでございます……(単なる怠け者)。これじゃ年神様をお迎えできないわー(←ダメ人間)。

【asahi.com】盗撮ビデオ販売者ら逮捕 被害者が自分の「出演」発見

今年7月、関東地方の会社員(23)がビデオ販売店に、自分が映ったビデオがあるのに気付き、警視庁に告訴していた。

あれは!

全部が全部!

ヤラセじゃなかったのかーーーーー!!!(驚愕)

ザ・きゅうり

これは……。

【OOPS!】卓球、靖幸、クラムボンら、豪華メンツによるニューウェイヴ・トリビュート発売

音楽評論家、小野島大氏の監修による、ニューウェイヴ・トリビュート・アルバムが2月25日にリリースされる。

小野島大だあ? この人に対してはあまりいい印象ないんだけどなーと思いつつ、企画サイト「___UK NEWWAVE 2004___」を覗いてみると、ほほー、懐かしい名前が勢ぞろいだわあ。最近、ViewsicVMC なんかじゃ80年代特集が珍しくなくなってきたけど、ビデオクリップを細切れに並べるよりもやっぱりオリジナルアルバムをじっくり聞きたいもんねえ。と思うのは、ワシがリアルで MTV を体験してないからかも知れん。「クリップは見たことないけど好き」って曲ばっかりだからな、この時代。

にしても、ふーむ……(再発アーティストリストを眺めている)……なっつかしい名前ばっかりだにゃ……でも「アレないの?」ってな感もあるにゃ……現時点で入手可能なものは含まれていないってことかにゃー。

能書きはともかく、昔好きで聞いてた音楽がまた聞けるってのは嬉しいものでございます。

2003年12月24日(水曜日)

【OOPS!】ジョアン・ジルベルトの来日公演がCD化!

先日来日公演を行ったボサノヴァの生みの親、ジョアン・ジルベルトの日本公演の様子がCD化される。

9月12日、東京国際フォーラムのライヴから3曲目〜18曲目をノーカットで収録。

今年、行きたかったんだけど行けなかったライブが何本かありますが、その筆頭がこれでございます。噂によると、開演がめちゃめちゃ遅れたとかそれでも会場に集まった人々は文句も言わずにずーっと待ってたとかいざ始まってみると咳払いどころか身動きひとつ許されないような空気が張りつめていたとか色々あったみたいですが、それはそれは素晴らしい演奏だったそうで。ノーカット収録とは嬉しい限りでございますよ。

2003年12月25日(木曜日)

どうやら世の中はクリスマスらしい。だからといって特に何事もなく、強いて言えばサンタ投げゲームでばんばんサンタを投げまくっていたくらいで、会社帰り、どこからか沸いて出てきたカップルどもを尻目に新橋の吉野屋に行くと…うわあ、どーしてこんなに空いてるの?みんな今夜はクリスマスディナーなの?と思ったけど、これはきっと BSE 騒ぎの影響なんだなあ。

ワシは前の BSE 騒動の時も平気で牛丼食べまくっていたし、いっそ開き直って「狂牛丼」ってメニューを出せばいいんじゃないかとか思ってたくらいなので今回もあまり気にしてなかったんだけど、世の中の人たちは敏感だ…。

2003年12月28日(日曜日)

BUCK-TICK 日本武道館公演「The Day in Question」一日目

二階南の最前列(着席専用の席)だったのでアリーナと一階の様子がぐるりと見渡せ、本来の開演時間になって着席しているのは7割程度か。それでも、15分押しくらいで始まった頃には9割方埋まっていたように思う。

BGM は行間の多いアンビエントという感じで、気をつけていなければ鳴っているかいないか判らないのではという楚々とした雰囲気。

客電がふっふっと二段階くらいに消えるとふわあああと歓声、この時、先日のソフトバレエのライブで客電が消えた時に会場中が無言で立ち上がったのを思い出した。やっぱり、楽しみにしてたライブが始まる時って、うわあとかふうとか思わず口から出るよなあ。

オープニング SE が流れだす…ん、デジデジっとしててなんだかかっこいいわ。こういうアルバム聞きたいなあ。ステージには幕が下りていて、その幕にライトが数本、すこしづつ色を変えながら当たる。ふむ。控えめで好きだなあ。このかっこいい SE に導かれてやってくるオープニングナンバーはなんでしょう、と思ったら「BUSTER」だった。あら。いきなり新譜の曲をやるとは思っていなかったのでちょっと拍子抜け。が、そこに立っている人の姿が、なんだかもう、シルエットだけでげらげら笑えてしまいました。櫻井さんが、びらびらの黒いコートを着て、ボトムは黒い皮パン?でインナーは黒のデザインシャツ?をパンツインで、そこまではいつもの格好だけれども、頭に帽子が…黒のつば付きハットが載っていて、その後部にちょっととんちきな飾りが…サーカスの馬が頭につけている帽子の飾りみたいな、羽飾りみたいなやつがわさわさついてて、三銃士か?ってな感じで…それでコートの裾をつまんでひらひらさせながら歌うもんだから可笑しくてたまりませんでした。 今井さんはシャツにネクタイをルーズに合わせてジャケットを羽織って。遠目なので細かい事は判らないけど普通にかっこいい。ラララララーのところで客席全体を照らすライト。なんだかなあ、ツアーの時と大して変わらんなあ。ああ、まるで打ち合わせたように今井さんと星野さんが逆サイドの花道に向かって行ったぞよ。今日の花道はあまり長くなく、一階の客席ぎりぎりのところからも結構離れている。テレビカメラが結構入っていて、ギター二人を追うようにしてそれぞれ動く。ふーむ。ご両人とも張り切っておいでのご様子。

続くは「ナカユビ」、あれーまた新譜からやるのかあ、しかもこれツアーじゃオープニングに演ってたのになあ、なんだかさっぱりしないなあ。ま、いいか。

にしても音がえらい大きい。というか割れてびりびりいっている。ずっと座っているので尻からもびしびし振動が伝わってくる。と、次の「LIMBO」で床がぐらぐら揺れだした。怖い。すごく怖い。飛んでる人たちは判らないかもしれないが座っているこちらはすごく怖い。このあたりだったか、今井さんが西の花道にふいふいとやってきて、両手をれろーんと上げてるりるりっと一階席にご挨拶。ふーむ。一瞬の事なので、すごく貴重な物を見たような気がする。いや、これまでがあまりにも見ていなさ過ぎだったのか。これまで、ライブといえば櫻井さんしか見ていなくて、ある種の呪縛から解き放たれたと言えない事もない今(ご大層だなあ)、正面に座って全体を見渡せる位置にいる事も手伝って、初めて余裕を持ってライブを楽しめているのかも知れない。音さえもう少し良ければ。

新譜から3曲続いて、なんだかなー感が自分の中に漂い始めたところへちょっと耳慣れないイントロ。はて、これは…わあ、「神風」ですかっ。櫻井さんはいっぱいいっぱい気味か。それから「エンジェルフィッシュ」とか「相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり」とか「パラダイス」(ライブ初お目見え)とか「love letter」とか「GIRL」、「Baby, I want you.」、「薔薇色の日々」、「FLAME」、「RHAPSODY」、「Mona Lisa」、「Kiss Me Goodbye」…もっとあったかも。

「パラダイス」は CD とアレンジが違っていて、デジタル音のループが聞こえない代わりにドラムンベース風(死語)の味付けだったような気が。「Baby, I want you.」との差別化を図りたかったのか。でも、「幻想の花」演るくせに「薔薇色の日々」も演ったりして、結構曲調が被ってるところも。

そう言えば、「選曲がめちゃめちゃでしょ?」とか櫻井さんが言って、「それはみんなが望んだから」とか言ってたように聞こえたけど、このみんなってのはどのみんななのかと思ったり。メンバーみんなって事じゃなくて、ファンクラブの投票で上位に上がった曲なんだろうか(ファンクラブ会報読んでません)。でも、振り返ってみると、そんなにとっ散らかった感じはなかったなあ。

何の曲だったか、今井さんがボーカルをとる曲だから「相変わらずの…」だったか、セットリストの割と前半の方で、イントロのギターを弾いている今井さんに櫻井さんがするすると近づいて、自分が被っていたとんちき帽子を今井さんの頭にひょいと載せて。今井さんはギター弾いてるし次には歌わなくちゃなんないしでその帽子を外す事が出来なくて、一曲ずっと被ったままでした。

あと、「My Funny Valentine」で櫻井さんが例のアレ(2002年の WARP DAYS ツアーの時に編み出した必殺技、歌う今井さんに向かって「ウォウ〜ウォウ〜いま〜い〜」と歌いながら全身を使って捧げ手を繰り出し、今井さんを演奏不能に陥れる)を一瞬やりそうになったけど未遂に終わって、良かったような残念なような。この曲はもう、イントロだけで笑いがこみ上げるようになってしまいました。

「RHAPSODY」では今井さんがちゃんと赤い四角い変なギター(ボ・ディドリーでしたか)でなんとなく嬉しかったり。ああ、ツアーでもないのにこうやって色々準備して演ってくれてるんだなあ、なんて。

「FLAME」では櫻井さんの回り、後ろ半径を取り囲むように炎が上がって、「FLAME」だから炎だなんて実にベタな演出だけど熱くて大変だろうなあと思いながら見てました。NK で炎が上がった時、あれは少しだけだった上にかなり離れていたのに熱く感じたし。曲の後半、炎の勢いが強くなって、腕なんかまくってうずくまったりしてました。あと、炎に照らされて浮かび上がるシルエットが O 脚丸出しでなかなかちょっと凄かった。絵に描いたようなきれいな O 脚。

そう言えば、櫻井さんは髪を結わえてしっぽにしていましたが、野鳥の会九段下支部(嘘ですよ)の方々の話によればドレッドヘアだったそうで。ひょえー。どうりでしっぽが膨らんでると思ったよ。

櫻井さんは「GIRL」でちびっと間違えた以外はさしたる歌詞飛びもなくすたすたすたーとぶっ飛ばしていましたが「Mona Lisa」で突如として音が取れなくなり”ぐるぐるタウンさくらいくん”に。今井さんは自分のパートちゃんと歌っているんだけどなあ…と思ってよくみたら、櫻井さんの前にいつもあるお立ち台(モニタースピーカーを並べたものと思われる)どころかモニターの影も形もないんだわ…ステージから客席に向かってちょっと出っ張ったところにでも何かあったのかなあ。イヤホンもしていた風ではなかったけど、でもなんにもなくて演っているわけはないだろうしなあ。などと考えているうちに、取り戻せそうになったりまたダメになったりしながら「Mona Lisa」は終わり…そう言えばツアー中も結構外してたっけな…ツアーでは本編ラストだったから、うまくいかないとマイクをぶん投げたり落としたりしてとっとと袖に捌けていた櫻井さんですが今日はまだ曲が残っているので逃げるわけにはいかず。そのあとの曲はちゃんと演っていましたな。

で、本編ラスト、初めは、あれーなんだっけなー、タイトル出てこないなーと思っていたら、そう、「My Eyes & Your Eyes」でした。ここでまた床が揺れる揺れる。「LIMBO」の時より激しいぞこれは…こんな昔の曲なのに、会場中が波打つように、客席の八割以上が腕を上げてる…なんか凄いなあ…。

捌ける時、櫻井さんが「またアンコールで会いましょう」みたいな事を言って、お決まりとは言え、そう言う事をつるっと言われるのはなんだかなーと思っていたら、そのせいかどうかは判らないけれど、アンコールの声がうんとこさ小さくてびっくりした。若い人がいないのか?とか、みんな本編で疲れてしまったのか、はたまた、ここから見ている分には盛り上がっていると見えた場内は実は違っていたのか、とか…そんな事考えても仕方ないわけで、ずっと手を叩きつつ待っていましたが、今ひとつもふたつも勢いが足りてなかったかも。登場してきたユータが「もっともっと」というように客席を煽っていたのも印象的。

で、アンコール一曲目は「幻想の花」。ふむ。そして「ノクターン -RAIN SONG-」、これもライブ初お目見えですが、この時、ステージの上から雪が… RAIN SONG なのに雪が…冬だからかしら。この曲は演奏にライブ感があまりなくて、殆どがバックトラックではないかと感じました。照明が暗くて、今井さんが何を持っているのか全然判らなかった。

そして「今井からみんなへのプレゼント」とか言って演奏された最後の曲、これもタイトルがずーっと浮かんできませんでしたが、「Capsule Tears」だったんですね。ここでまた床が揺れる揺れる揺れる。腕が上がる上がる上がる。その様子に、こうしてライブに足を運ぶのは本当に根っからバクチクが好きな人たちなんだなと、やっぱりこのバンドはこういうファンの人たちに支えられてここまできたんだなと、そんなことを改めて実感した光景でした。


全編通して思い起こすと、とにかくがむしゃらというかしゃかりきというか、40前後のおじさん達の出す音とはとても思えず(音量自体とにかくでかくて年寄りや子供には耐えられそうにない感じでしたがそれはまた別の話)、群馬から出たてのハタチそこそこのおにいちゃん達がたくさんのお客さんを前にして興奮して演っているような、突っ走った感じのライブ。バクチクのライブでこんなに単純に楽しめたのは久しぶりで、ちょっと新鮮な気持ちでした。

2003年12月29日(月曜日)

BUCK-TICK 日本武道館公演「The Day in Question」二日目

昨日に引き続き今日も行ってきたわけですが…。

今日はとんちきさんが皆の度肝を抜くような白バージョンの衣装で昨日にも増して股間が強調された変態王子様って感じで。今井さんは髪の毛がソニックさんみたいになってて。

初っぱなから「Fly High」で、すんごい嬉しかったんだけど…行って良かったとは思いましたが出来がうんぬんということになるとそりゃもうバツ。

とんちきさんが「衣装もバラバラなら選曲もバラバラだ!」とかおっしゃってましたが、それなら曲順をもちっとなんとかすりゃいいじゃんか。ホントにバラバラというか、流れも何もって感じで。

昨日も思った事だけど、ループが聞こえない曲はみんな前につんのめっていたような感じだったなあ。それでも昨日はまだ「元気な事だわね」と思って聞いていられましたが、今日のはあまりにお粗末が過ぎた。なんかもう、とんちきさんは最初から最後までやけのやんぱちって感じで。

「Empty Girl」が聞けたとか「疾風のブレードランナー」が(変だったけど)聞けたとか「Sid Vicious ON THE BEACH」で櫻井さんがステージにいてコーラスしてたとか今井さんが「さくら」の前に Martin Denny の「Firecracker」をちびっと弾いてたとか「Baby, I want you.」でとんちきさんが「もう少しそばにいてくれるかい…」って歌っているのにそばにいた星野さんがすたすた去ってしまったりとか楽しかったところもあるけど、そういう断片的なものでは埋められないどうしようもないものがあって。つまらないミスから致命的な奴までまんべんなくぽこぽこ重ねていった結果、にんともかんともどうにもこうにも、といった印象しか残らなかったと。

中盤までは楽しかったんだけどなあ。好きな曲、聞きたい曲もいっぱい演ってくれたし、楽しかったんだけどなあ。「SANE」のすっとこどっこい大会は言うに及ばず、「疾風」だってもっとかっこいい曲だったはずなんだけど、ちょっとどたばたした上に音そのものもなんか野暮ったく聞こえて。

「幻想の花」と「ノクターン」をアンコールに続けて演るってのはどうなんだろうなあ…「ノクターン」はやっぱりバックトラックばりばりだったけど、この曲はこうやって演るしかないんだもんね。ライブ向きではない曲なんだ。今井さんはアコギでしたね、今日は昨日よりちゃんと聞こえた。

しかし、「Jupiter」が大トリってアリなんだろうか…まさかこれで終わりじゃないだろうと思ってたから、終了アナウンスが流れた時はびっくりしましたよ。

とにかくとんちきさんが最初からいっぱいいっぱいみたいに感じたなあ、MC どころじゃないってな感じで。確かに歌詞飛びはなかったけど(それどころじゃない失敗の印象が強烈過ぎ)、これまでの年末はそれなりにファンのみんなへの感謝の意とか来年もよろしくとか、とんちきさんらしい朴訥なちょっとずれた言葉で何かしら伝えていたのに、今回はとにかく余裕がなかったような。開き直りというよりもやけくそといった方がいいような感じの。

総じて、興行としては「昨日のは今日のためのリハだったのね」という感じで(炎とか雪とか)、まあ世の中そういうもんかなと。

にしても、あれが全部生で中継されてたかと思うと…うっわー。

2003年12月30日(火曜日)

コミケである。最終日である。肉の固まり(自分もだ)が有明に集う日である。

今回、自分のサークルでは参加しなかった(できなかった)ので、午後になってから知り合いのところと御贔屓サークルさんをいくつかまわっただけだったが、それでもやっぱり「コミケっていいなあ」と思うと同時に「やっぱサークル参加してこそのコミケだよなあ」と深く思った。自分で作ったものを自分の手で売る、その快感を一度知ってしまったらもう抜けられないもんね。普段見る事のできないいろんな人も見られるし。

が、今回はひとつ誤算があった。

事前にカタログもカタROMも買わなかったのだが、いざとなれば現場で買えるからイイヤくらいに構えていたらなんとカタログ売り切れ。ひえー。スペース配置だけでも置いてないかと思ったけどそれもなし。うえー。おかげで、サイト持ってないサークルさんのチェックができずじまいでなんとも残念なことではありました。むう。やっぱり事前に入念なチェックをしてこそのコミケですか…勉強になりました。

結局、知り合いさんが参加していたサークルさんのけもの本を何冊か買って、あとはどうしよっかなーと思いつつ東館から西館へ移動。うーむ、なんだか知らんが、うさだだらけだ。あのうさみみがコスプレ心をくすぐるのだろうか。

西館はちょっと地味な印象だったが、2ちゃんねるのグッズ屋さんがいくつか出てたのでチェック……うわああかっわいいー……しぃちゃんのぬいぐるみじゃん……あまりの可愛さに思わず購入。これは某家のお嬢様への貢ぎ物にしよう。お気に召して頂けるかしらん、うふふふふ。

良い買い物ができた満足感に満ち満ちてゆりかもめで新橋に出るとちょうどいい具合にお腹が空いている。よし、牛丼の食べ収めといくかあ…と思ったら、あれっ、いつものお店に灯がついてない…すわ閉店か?と思いきや、年末年始は営業時間を制限している旨の張り紙が。あちゃあ。やっぱ狂牛騒動が響いているのか…残念。

適当に腹ごしらえをして家に帰る途中、地元の商店街の呉服屋さんで綿入れ半纏を買う。この10年くらい着続けてきたヤツ(妹のお古)がよれよれになってきたので思い切って新調する事にしたもの。自分へのクリスマスプレゼントってやつ?…なんかさみしいわね。その前に着ていたヤツは高校受験の時に母が買ってくれたものでこれも15年近く着ていた。冬は綿入れ半纏。これ最強。これがあればおコタはいらないの…いい年越しになりそうだ…ぬくぬく。


注)今回購入した「知り合いさんが参加していたサークルさんのけもの本」は、サークル「TEAM SHUFFLE」さん(未成年者閲覧禁止)の本です。

2003年12月31日(水曜日)

雑煮も煮物もちゃんと作った!

後は年越しそばを食べるだけ!

えらいぞ自分!

みなさんもどうぞよいお年をお迎え下さい。

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