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slip into chaos - 日々録(2005年1月)

2005年1月1日(土曜日)

ウイーンフィルニューイヤーコンサートを聞きながらコミケの戦利品を眺める悦びよ…愉快なポルカや優雅なワルツがたっぷり聞けてのんのん気分。が、今年は恒例のラデツキー行進曲を演らないのだそうで。新聞のテレビ欄にも演目として書いてあるのによう。大きな災害があったから自粛したようだが(インド洋の地震と津波だね)、平和への口上述べる暇があったら心踊る行進曲で締めて欲しかったものだのう。ちょっとさみしいんで、うpろだに落ちてたラデツキーで勝手に締めくくる(っつかリピートしまくり)。そんな新年。

2005年1月11日(火曜日)

仕事帰りに宝くじ売り場の前を通ったらやけに人だかりが。見れば「ロト6キャリーオーバー4億円」の張り紙が燦然と。ひょえー。老若男女が真剣な面持ちでマークシートをチェックしとるぞよ。4億円…それだけあったら最初から武器も防具もフル装備だよなあ(ロト違い)なんてな事を考えつつノーマル宝くじを買ったが(オイラはロトはやらないの)この売り場は「当たりますように」と声をかけてくれないところだったのでちょっとショボーン。新橋の売り場はどこも声かけてくれるのよ。

宝くじに限らず、福引や抽選に当たるコツというのはなんとなくある。何事も心楽しくうきうきと参加するのが良い。駅ビルのクリスマスセールで補助券集めてガラガラを回す時も、順番待ちにいらいらしたり子どもを使って割り込みしたりなんかしていては何回やっても参加賞のティッシュなのだ。「ふくびきふくびきうふうふうふ♪」くらいの気持ちでいると、3回回してジュースとチョコが貰えたり、1回回して商品券が当たったりするのである。みみっちいなんて言わないで下さいよ、でもこれがもっとのびのびとおおらかな心で臨んだならばもっと大きな福がやってくるのだろうなあ。でも欲をかいたら福は寄ってこないのよね。無心になるのは難しい。宝くじ買ってる時点で無心じゃないのか。でも当たったらぱーっと使っちゃうだろうなあ、すんげーバカなこととかして。あー大規模なバカがやりたい。一回こっきりで何にも残らないような後腐れのないやつ。いかん、無駄な野望が渦巻いてきたぞ。でもこういう無駄なこと考えてる時って楽しいんだよなあ。うふ。うふうふ。

2005年1月12日(水曜日)

休職中ずっと快調だったお通じが復職してからこっち停滞気味である。運動量は確実に増えているはずなのになー、薬が一部変わったからかなー、なんて思いつつ呑気にほったらかしていたら完全にラビットふんふん状態が定着してしまい、これではいかんと大量に干し芋を投入。東京まで足を伸ばせる時は舟和の芋ようかんを欠かさずゲット。さつまいもをふかしておやつに。そんな、”まるぱの半分は芋でできています”ってな日々のおかげでなんとか無事開通。ビロウな話でごめんなさいね、でも、いざという時に頼りになるのはやっぱり芋だなあ。あと、起き抜けの牛乳。駅の牛乳スタンドでビン牛乳を飲むのもよいね。あー健康的な生活だ。

2005年1月13日(木曜日)

弟がいきなりゲームボーイアドバンスの「まわるメイドインワリオ」を買ってきた。なぜに今頃。プレイを始めるなり「わー」「お、お、お」「あ〜〜〜〜〜あっ」「腹筋2回!」とか言いながらゲームボーイアドバンスを両手で持って右に左に大回転している。むう、テレビCMとおんなじではないか。

ワシも早速遊んでみる。…うっひょー面白いじゃんこれ。レースゲームとかやってるとカーブを曲がるのに合わせて思わず体が動いたりなんかしますが、あれをそのままゲーム画面に反映させたっていうかな。説明書見なくても体が反応して自然に遊べるだすよ。こりゃあ面白いなあ。

で。ステージをクリアするとガチャガチャみたいなのが出てきておまけアイテムが貰えるんですが、この中に「おじぞうさん」てのがあるのよ。

おだやかな ひょうじょうの おじぞうさん。

その たえしのぶ すがたは ひとびとに かんどうを あたえます。

がびじゃー( ゚д゚)。おじぞうさんは耐え忍んでいるのねっ。人々に感動を与えるのねっ。穏やかな表情なのねっ。

一部バクチクファンにしかわからない(笑えない)話ですみません今井さん(←いろんな意味で謝ってみた)。いえもうほんとに感動してるんですってば。いろんな意味で。

2005年1月22日(土曜日)

米吐き娘

米吐き娘(1)Amazonbk1

本屋さんの店頭で見つけて「なんちゅータイトルじゃ」と思って買って読んでみたら面白かった。

年間約360kgの精米を吐く山田みのり。その特異な体質のためまともに就職できず、病弱な母と猫と共に困窮生活を送っていたが、穀物の神オホゲツヒメの子孫である彼女の元にはなぜか食にまつわる妖怪たちが次々と現れ…そんな感じでいい感じのコメディ。あっさりした絵柄と淡々としたテンポと独特のセンスが面白いにゃー。民族学的な話もちょろっと出てきたり。イブニングは読んでないから全然知らなかったけどこれはチェック。

ちなみに、作者の古林海月さんのサイト「海月のそれから」(midiあり注意)は、「古林海月」でググっても「米吐き娘」でググってもなかなかヒットしない。コミックスのあとがきにurlが書いてなかったらサイトがあるなんてわかんなかっただろうなあ。Googleさんのご機嫌はよくわからん…。

bk1売り上げ報告

先月分のご報告です。

ご利用ありがとうございます。

2005年1月27日(木曜日)

内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊

内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊Amazonbk1

無能なトップ、暗躍する人事部、社内に渦巻く不満と嫉妬…。日本を代表するリーディングカンパニーは、「成果主義」導入10年で、無惨な「負け組」に転落した! 富士通「成果主義」運営の当事者が、内側から見た事実を語る。

これ、世に言う暴露本なわけですが、フィクションじゃこんなこと書けません。つーか、こんな小説あったら企業小説じゃなくてSFとかトンデモ本の領域だな。ノンフィクションだからこそここまで書けたのだと言うのが皮肉だと言うか何と言うか。

人件費削減のためにアメリカの企業で実施されていた成果主義を形式だけ真似て導入しようとして、ところが日本企業らしさを排除し切れないまま無理矢理運用しようとしたばっかりにあっちでもこっちでも問題が起きて、事の本質から目を背け続けている間に業績も品質も顧客からの信頼も薄れ…涙なくしては読めません。

成果主義というのは”やればやっただけ評価される夢のシステム”だったはずだが、富士通においては単なる人件費の抑制が目的でしかなかったと。本気で人件費を削減しようと思うなら、フレックス勤務制度の廃止なんてやらなきゃいいのに…そういういびつさが富士通という企業の体質を表しているように思えます。

他にも色々と興味深いエピソードがありますが、例えば社員食堂のくだり。

高くてまずい社員食堂が改善されずに運営され続けているのは、食堂を運営する子会社を合理化し業務の改善を計ることによって本体OBの受け入れポストを減らすわけにはいかないから、ってなんだそれ。_| ̄|○

根本的な問題から逃げてただ保身に走る管理部門が幅を利かせているうちは、会社に対する不満や憎悪ばかりが募って仕事に身が入らなくて品質が下がって、顧客満足が得られなくて売り上げも利益も下がって収入が減って…これじゃ誰も幸せにならないよなあ。

それじゃどうすれば良くなるのか、ということを真剣に考えるきっかけという意味においても、非常に有意義な本だと思います。

2005年1月31日(月曜日)

Amazonアソシエイト売り上げ報告

2004年第4四半期(10月〜12月)のご報告です。

ご利用ありがとうございます。

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