■2008年3月7日(金曜日)
雑誌「抒情文芸」に投稿した俳句が本欄に掲載されました。これで二度目、ありがたいことでございます。今回ちょっと力の入ったものを送ったのだけれど、選者の方(坪内稔典さん)がそれを真正面で受け取って下さったようで本当にありがたい。励みになります。この雑誌、基本は年間講読制ですが「作品が掲載されたら何冊か余分に買ってネ」とのことなので、ご覧になりたい方はその旨お知らせ下さい。オイラが買って配ります。セブンアンドワイでも通販できるようです(セブンアンドワイ - 本 - 抒情文芸 第126号)。
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ニコニコ動画がSP1になって、アカウント登録なしでも視聴できるようになったとのことで、オススメをいくつか。と思ったら、まだ一般のサイトには対応してないんやねー。残念。「これは」と思うものをじゃんじゃん貼ろうと意気込んでたのにー。ところで、マイリストをチェックしたらば面白いものに限って削除されとる…でもそういうのはYouTubeで補完されてるんだよなー。世の中、持ちつ持たれつか。違うか。
■2008年3月14日(金曜日)
就職してしまった。
今週から出勤しているがこの上なく不安だ。この先、まともに勤まるんだろうか。色々な点において凄まじく不安。これで定着できなかったらどうしよう。あー不安。不安だ。不安だ。不安だー(このくらい叫んでおけば少しは気が楽になるかいな)。
…なんかもう、これまでいかに何にも考えず責任感もなく自己啓発もせずにだらだらと過ごしてきてしまったか、その現実がつきつけられちゃって、これまでのツケが一気に襲ってきたぞ、みたいな。なんでこんな仕事に就いちゃったかなー、いやいや雇ってもらえただけでもありがたいのよ、でもなー、なんかもうすっごい大変そうなんだこれが。何もかも一から勉強しないと。あれもこれも身に付けないと。このかたまりまくってぼけぼけになってきてる頭で。あうあう。って、しょーがないよなー、今さら。何とかしなきゃだ。はー。
■2008年3月15日(土曜日)
Amazonの「ほしい物リスト」で個人情報がだだ漏れになっていたとかでネット上が賑わっていたが(Amazonの「ほしい物リスト」で本名や趣味がばれる? ネットで騒動に - ITmedia News)、そういや自分のは何か登録してあったかなと見てみたらば「This title is no longer available この商品は現在取り扱っておりません」の羅列。…これじゃニコニコのマイリストと変わらんがな。にしても、かつての自分は一体何を欲しがっていたのやら。
かつての自分と言えば、必要に迫られて昔の日記を読み返していたのだが、いやあもう…。このところ、自分に酔ってる人と絡む機会がちょくちょくあって、そのセルフうっとりぶりに辟易していたのだけれど、それどころじゃねーよ昔の自分。ああもう。すみませんあたしが悪うございましたと手当たり次第に誰かに謝りたくなるレベルだ。こういうのの何が恥ずかしいって、昔は痛いことやってたなあというのと、実は基本的なところではなんにも変わってないんじゃないかと思ってしまうことだよな。20年も成長してないってどーゆーこと。ああもう。
とかなんとかやってるうちに、取りあえず就職できたんだからよしとしようじゃないかという気になってきた。不安は尽きないけど、どんな職業に就いたところで初めは不安なんだろうし、今はまず無職から脱して、このトシにしてこれまでとは違う業種の仕事にありつけた事に感謝しなくちゃだな。カレンダー通り休めないとかトイレが和式だとか椅子が固くてケツが痛いとかそもそも自分の席も机もないんだけどとか来週いっぱいで引き継ぎする人がいなくなるってマジですかとか色々あるけど、なんとかしなくちゃなー。
今日は休み。ポレポレ東中野で映画「いのちの食べかた」を見る。邦題はちょっとお説教くさいけど、原題の「Our Daily Bread」の方が自分にはしっくりきた。言葉による説明は一切なし、人間が食べるものが作られていく様を映像だけで淡々と綴る。作業に携わる人達の交わす言葉は聞こえてくるけど字幕はない。音楽もない。うわっと思うシーンもあるけど(血や臓物が苦手な人は避けた方がいいかも)、そりゃ生きてるものを殺して食べるわけだから、血が流れるのは当たり前なわけで。お肉おいしいよね。たまごおいしいよね。魚おいしいよね。野菜も果物もお米も牛乳もみんなおいしい。塩だって。生きるってことは食べるってことで、食べるってことは何かを殺すってことで、それが残酷だとかいうんじゃなく、それが生き物なんだという当たり前のことや、節操なくなんでもかんでも食べてしまうがために発達したのかと思える人間のあり方とか、色々考えてしまうな。「人間の口に入れるもの」を作り出す様々な機械のしくみや規模の凄さと言ったら。事前に情報を殆ど得ずに見たのだけど、上映終了後、館内に展示されていた記事や写真に添えられていた説明を読んで「あの場面はこういうことだったのか」と納得できたのがよかった。それにしても、生きるってのは、色々あるな。
■2008年3月23日(日曜日)
昨日、仕事で失敗してしまった。チェックしなければならないところを見逃したまま処理を続行してしまったためにおかしな結果が出てしまったのだが、それでも最初からやり直せば問題ないやと考えていたら、どうもその認識自体が間違っていたらしい。手順を教えてくれた人は既に会社に来なくなっていてリカバリの方法がわからず、「あとは月曜日にしましょう」とその場にいた人に言われてそのまま帰る事に。
帰り道、なんだかやり切れなくて、気が付いたら山のように食べ物を買い込んで甘いものばかりばかすか食っていた。不毛だ…。
と思ったところではたと気付いたのだが、不毛の反対語って何だろう。有毛じゃないよな。そもそも不毛の意味は。とか何とか考えていたら、落ち込んでいるのがばかばかしく思えてきた。もちろんミス自体はよろしくない事だが、いつまでもそれを悔やんでいても仕方がない。ミスした原因と、今後ミスしないためにはどうするかを考えて、誤った認識を改めて、これからに臨まなくてはいかんのだよな。はふー。
でもおかげで桜ソフトクリームなんて食べちゃった。ウマウマ。桜の香りがほんわか。もう東京じゃ開花したらしいしな。桜ロールケーキも食べたい…それは次の作業がちゃんと出来たらにしようか。
ところで、不毛の反対語は肥沃という事になっているようだが、これは不毛の意味のうち「土地がやせていて作物や草木が育たないこと」に対する反対語だわな。もうひとつの意味、「なんの進歩も成果も得られないこと」の反対って何だろう。いや、そもそも、甘いものを食べて得られる成果って何だ。体重の増加? いや、「おいしーい」って思ったらそれはそれでよしなんじゃ。…つーか、やる事すべてに意味を持たそうなんて考えるのはやめにしたんじゃなかったか自分。ああもう。うどん食べて寝ちゃおー(結局食ってばっかりか)。