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slip into chaos - 日々録(2009年7月)

2009年7月1日(水曜日)

今井が…というわけでNHKホール一日目。今井が。

2009年7月2日(木曜日)

ライブ行けなかたー。仕事で。チケット持ってて行けなかったのはバクチクじゃ初めてのことではなかろうか。空席を作ってしまって申し訳ないことをした。行きたかったなー。

先日、現代詩手帖創刊50年祭という催しがあって、吉増さんが出られるのはわかってたんだけどオイラみたいないい加減なのが行っちゃいけないような気がして行かなかったんだけれども、参加した人のレポートを読んでるうちに、自分には書く覚悟がないんだなってことが如実に感じられてしまって。何を今更な話なんだが。

この3年ほどずっと宙ぶらりんのものがあって、これをどうしたものかと考えてはいるのだけれど今一歩踏ん切りがつかないままでいて。こんなもん書いちゃいけないんじゃないかという気持ちもあるし、書かないでいる事が気にかかるのだからとっとと書いてしまえばいいのにという気持ちもあるし、書いたところでどうにもならんという気持ちもあって。いかにも覚悟が足りてない。詩人になるつもりはないけれどこれを書きたい。半端だ。吉増さんを見てて、あの壮絶なまでの誠実さをずっと目の当たりにしてきて、それでもずっとさぼりっぱなしの自分って一体なに。今井だってあっちゃんだってあんなに真剣なのに。

いかんなー。いかん。覚悟が必要。取るも地獄捨てるも地獄という心持ちだ。敵は自分の内。救いの神は? いたら手を挙げて下さい。sigh。

2009年7月28日(火曜日)

子宮頚管ポリープの手術をしてきた。去年の子宮頚がん検診の時に見つかったやつだが、近所の病院に行ったら「大きすぎてうちでは治療できません」と言われ、その後仕事やめたりしてどたばたしてるうちにほったらかしになってたんだが、ここんとこ色々と調子悪くなってきたので休日出勤の代休を利用して総合病院の婦人科に。

ちょうど病院前を通るバスがあったので乗ってみたのだが(←基本的に乗り物好き)さすが病院を通る路線バス、乗る人みーんなお年寄り。みなさん何やらパスをお持ちで料金を払わずにどんどこ乗り込んでいく。そんでみーんな病院前で降りる。オイラも降りる。

初めての病院だもんで勝手がわからずちょっと戸惑うがなんとか受付を済ませると案内担当の人なんだろうか、婦人科まで連れて行ってくれたので一安心。問診票を書いて待つ事小一時間…新宿という場所柄なのか、呼び出される名前に外国っぽい響きが多い。そういえば問診票にも国籍を書く欄があったな。ちびっこもその辺をわらわら走り回っているのだが言語がクロスオーバーしとる。すげーなー。自分の生まれた国じゃないところで子供産んだり育てたり大変だろうなあ、でもやってるんだなあ。すげーなー。

んでオイラの診察ですが、不正出血があったので子宮頚管ポリープだけでなく考えられる病気についてドクターから説明が。ポリープからの出血だと決まったわけではなく、他からの出血だといけないので様子を見た上でそっちの検査も必要になるかもと。経産婦ではないので痛いかもと。うえー。でもしょうがないもんなあ。

その後内診、なんであの婦人科の内診台ってのはどこもピンクなんですかね。あれ見るたんびに「ゲー」って思うんだがそれはオイラがひねくれてるからかしら。だってさ、見てる時間より乗ってる時間の方が遥かに長いんだぜ。あ、別に患者向けにピンクじゃないのか。医師向け? でも、内診台見てる時間よりまんこ見てる時間の方が長いんじゃないのか…どうでもいいか。でも最近の自動式内診台はすごいよなー、乗ったら自動で回って上がって足が開いてな。ああもうまったくなすがままでございます。「足開いて下さいねー」と「足が開きますよー」じゃどっちがいいんだろう。どっちでも同じ事なんだけど。カーテンの向こうから「あー」とか「うーん」とかドクターの声が半端に聞こえてくるのがなんか微妙。歯医者みたいに「痛かったら手を挙げて下さい」ってのもないしな。やたらと痛かったけど(「ぎゃー」じゃなく「ぎ」って感じ)。なんとか済んで再び診察室…うわお、今取ったばかりのポリープがっ。親指大くらいのがごろんとっ。こんなのがオイラのまんこにぶら下がってたとですか。なんだかしらないけどねじって切ったらしいです。うはー。ポリープは一応病理検査をするそうだが、他の部分は見たところ大丈夫そうらしいのでもっと痛い検査は今日はしなかったんだそうだ。ふへー。どうか何ともありませんように。

その後、有楽町のよみうりホールに赴き「夏の文学教室」に参加。吉増さんなのじゃよー。1年に1度、大スクリーンで吉増さんの撮った映像を見られる貴重な日だ。今回はアイルランド…だが、その前に吉増さんがちらっとおっしゃった、「花火の家の入口で」の編集の方がつい先日亡くなったと…昨年の今頃にもこうして吉増さんの口から訃報を聞いていた気がする、あれは懇意にされていた英国の方だったか…マリリアさんのお父様も昨年だったはず。そしてアイルランド。映像自体は先日見たものだったけど、ここで吉増さんがほろっと「詩が戻ってきた」とおっしゃった。映画はもういいかな、と。詩が冬眠してたようだと。また吉増さんの手に詩が戻ってきたと。そうかあ。詩を書く手が止まったとはおっしゃったものの、吉増さんが何か書かれればそれは紛れもなく詩だったのだけれど、吉増さんがご自分でおっしゃるからにはこれからが「詩」なのかあ。うひょー。これはたいへんなことでございますわよ奥様。

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