BUCK-TICK FISH TANKer's ONLY 2009 Zepp TOKYO
今期二度目のFISH TANKer's ONLY。横浜の時より沢山の人に遭遇して「あら」と言われました。恥ずかしながら出戻って参りました。恥ずかしいというのは他のファンの人達に顔向け出来ないという意味で。本当に、後ろ足で砂掛けるようなことをしておきながら、まったく、今更どのツラ下げて、でございます。それでもみなさん本当によくして下さって、涙が出るほどありがたい。そのお心に感謝いたします。
そんな心広いあっちゃんマニア肉食班のみなさんが口を揃えて曰く「昨日のあっちゃんで白いご飯3杯はいける」。いやもうまったくだ。あと、名古屋の様子もちょっとだけ伺いました、なんでもあっちゃんが物凄く恐かったとかで、バスターで穴掘りもしなかったそうな。何事。調子のバロメーターが当て振りってのもどうかと思うが。でも「あっちゃんマニアとしてはああいうあっちゃんが見られてそれはそれでよかった」とのこと。うーむ。さすがです。
今日は「Zeppってこんなに入るんだあ」という番号、2000番を超えた番号は初めてかも知れない（サイト見たら1階スタンディング時の定員2416人だって）。それでもやっぱり30分頃には入れてしまうんだからバクチク変わったなと思わざるを得ない。いいことだけど。
中に入るとスペシャル映像の1周目が終わるところで2周目は頭から見られました。へえ…なんか照れるわ（何故）。そしてやはり「いらっしゃい」で笑いが起きる。だよなあ。客電が消えるとまたしても楽屋廊下風映像、って、これ横浜の時のと違うぞ。一人ずつ奥から歩いてくるのは同じだけど場所が違ってる。映像そのものが違ってる。えー、会場によって違うのかっ（←使い回しだと思っていた）。すんごいサービスじゃないすかこれ。ああ、今井に動きが。動きが増えてる。てえことはあっちゃんも…あああ、カメラに向って直進してくるのは一緒だけど顔じゃなく身体がアップになってる。つか真っ黒で何も見えません櫻井さん。いやもう盛り上がるったらないわ。…これ、大阪で三段オチになるのかひょっとして。ああああ激しく今更だが行きてええええ。
そしていきなりメメント。あれっ、横浜の時もそうだったっけ？ もう覚えてません。のっけから盛り上がる場内。もっしもっしとみんな飛んでます。今日の位置は最前ブロック後方センターよりやや上手寄り、もっとセンターまで行きたかったけど前方への押しが少なかったせいであまり中まで進めなかったのだわ。それでもあっちゃんはよく見えるのでよし。今日のあっちゃんはびらびらモード。暑くないのかなー。
そんでもってやっぱりあんまり覚えてないのですがモーテルの時に確実にあっちゃんと目が合った。絶対目が合った。どうしてこうなった。どうもなってません。いやー、やっぱ前方だとこういうお楽しみがあっていいなあ。
で、時々何かきらっきらっと光るものがあって、なんだろうと思ったらあっちゃんのマニキュアだった。両手ともみんな黒なんだけど（横浜では黒くなかったはず）左手の薬指だけシルバーなんですのよ。くー。にくいねこの。こんなことしてさまになるやつなんてそうそういないぜ。あっちゃんかっこいー。
今井さんは衣装は昨日と変わらないように見えたけど頭が編み込みになってた。すっげえ。なんかね、今井さんの頭が凝ってるの見るとなんかこう、思うところが。いえいいんですが。ただちょっとね。うん、音さえ気持ち良けりゃいいわ。
んで、あっちゃん。気のせいかも知れんが、すっごくノってるのにイきすぎないようにかなりセーブしてるように見えたなあ。調子がよくないわけではなくて、イくまいイくまいとしてるような。動きがやたらとシアトリカルだったりしてね。でも後半はがっつんがっつんいってたな。
MCはありがとう連発。ほんとに律儀な人だ。モンタージュ前、イエーって言って会場にマイク向けてコールアンドレスポンス的なことをやりたいのかなと思ったらハンパにぼそっと「イエーって言え…」と。なんだなんだ。照れてるのか櫻井くん。自分がこんなこと言ってはとか思ってたりするのか櫻井くん。どうも妙だぜ今日は。肩の力抜いて楽しんじゃえよー。
妙と言えば今日はフロアに向って一切水撒きをしなかった。一体何を気遣っていたのかな。何度かやりそうになってたように見えたんだが、やめちゃうんだよなあ。誰か身近にインフルエンザにかかった人でもいたんだろうか。口から霧吹きは何度かやってたけども。
シアトリカルっちゃシアトリカルな曲が多いんだよな今回のメニュー、ララバイとかキラメキとか。ああ、やっぱり「もう少しだ もう少しで死んでしまう 誰も彼もが死んでしまう」って歌ってた。何かあったのか。でも硬くはあっても拒絶する風ではなかったので不安はなかったけど。後半はもういつの間にか押せ押せムードになっちゃってたし。リンボでだったかな、踊れフィッシュタンカー！って何度も何度も叫んで煽って、そりゃもうたいへんな事に。あと、これもリンボでだったか、タンバリン持ってちゃかちゃかやってる時、いきなりすんごい笑顔になってたのだわ…そりゃもうすんごい。口が横にニーってなって、ちょっと下向いてしばらくそのまま笑ってた。ねえねえあっちゃん、何笑ってるの？って聞きたい。理由なんてわかんなくていいけど、ずっとそのままでいたい。あっちゃんが笑ってる、ステージで笑ってる、それもなんかこう、慈愛溢れるっつーかね。優しさの容量というか次元が違ってる感じ。HEAVENに入る前、フロアの方を指差してて、あ、苦しそうな人がいるのかな、と思ったけどそのまま曲に入っちゃって、しばらくしてもスタッフが行かなかったみたいで何度かステージ袖の方も見たりして合図して、ようやく救出にかかったらステージ奥に下がったり位置をずらしたりしながら様子を見てて、ちゃんと引っ張り出されたところで前に出てきて、って。そういう動作のひとつひとつにありがとうって思うよ。
アンコールの間にも救出はあって、ステージの上と下から3〜4人がかりで引っこ抜いてて、その最中に客電が点いたもんだから下手から出てこようとしてたユータが「え？いいの？」みたいな感じでおっかなびっくり出てきてたなあ。今井さんはまた撮影会、今日はやたらシャッター押すまで時間がかかってたような。まさか動画撮ってるわけじゃなかろうな。撮影のあと、親指を立ててグッてしてた。いい画が撮れましたか。あ、そういや今日はカメラがやたら目につきましたよ、撮影の。昨日もこんなにいたっけか？ つーかファンクラブオンリーを映像化するのか？ 嬉しいっちゃ嬉しいんだけどフトコロ具合が。計画しなくちゃ。つーか今井さんね、演奏中に客席見ては「いや、俺の方が盛りあがってるし絶対楽しんでる」とばかりにぐるぐる回るは足は上げるわギターも振り上げるわ、なんで演奏以外の方法で感情表現しようとするのか。ライブ中なんだから演奏しようよ。いや、待てよ、ギターで盛り上がると全体の演奏に差し支えるのか。ってどんなバンドだ。そこがいいんだけどな。
そしてついにアンコールであっちゃんがアイラブTシャツ着用。いよっ、待ってました。しかも紫ときたもんだ。上に黒いジャケット着てるとはいえ、予想以上の破壊力だなあこれ。いや、着てる人結構いますけどね、あっちゃんが着るとまた違うのよ。何かが。
アンコールはGALAXYからだった気がする、今回初めて聞いたなあ、聞きたかったから嬉しかった。激しく私事だけど妹宅で猫を飼い始めていてその猫の眼差しがなんとも儚げで切なくてね、衰弱していたところを拾われて保護されていた猫だったので余計にそう思うのかも知れないけど、確実に限りある命だってわかってても出会いがあって縁が出来てこれから色々あるんだよなとか考えてて、なんとなく命キラキラなこの曲を聞きたいなって思ったんだ。ありがとう。なーんて、おセンチな気分もすっ飛ぶような事がこの後起きるとは誰が想像したであろうか。
あっちゃん（ちょっと控えめに）「昔の曲やりま・す」
客席（それなりに）「わー」
あっちゃん（片手をしゅっと挙げて伏し目がちに）「やりまーす」
客席「どひゃー」
もっ……………………………………………悶死。背中にバーがなかったら倒れてる。もうね。もうね。言葉も出ねえ。この櫻井敦司という生き物に限っては生で動いて歌ってちょこっとでもしゃべってるところ見なけりゃ知ってる事にはならんのです。魔王だとか眼力だとか般若だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっとかわいらしいものの片鱗を味わったぜ…ごっつぁんです。あーこれで3日はにやけっぱなしだ。曲はエンプティガールでした。
この出来事のおかげでその後の事がさっぱり思い出せません、アンコール3回もやってくれたというのに。今日はアリスはオッケーだった、ラストはリボルバーに極東で締めだったかな。あっ、ジャストワンモアキッスもやった、間奏のセリフをひたすらしゃべってた気が。
終演後、昨日隣だったあっちゃんファンの人が「きゃー（はあと）」ってなってるわ物販のアイラブT紫が売り切れてるわ、そりゃもうたいへんな騒ぎで。勢いでアンケートも書いちゃいました、何書いたか覚えてないけど最高だとか最高以上だとか書いたかも。あ、アンコールの時、アニイが投げたバナナが（なんだそりゃ）すぐ近くまで飛んできてたっけ。サインが書いてあったかも。うまい棒もばんばん投げてたなあ。あ、今日はあっちゃんのセットよじ登りはなかったね。横浜では何を考えてたんでしょうか。
いやしかし楽しかった。あっちゃんの事しか書いてませんがライブそのものがよかったからこそ安心してあっちゃんに専念できるのであってね（ほんとかいな）。
この後のツアーも全部回りたいのは山々だがいかんせん事情というものが。オイラも大人になったなあ。これから先もつつがなくよいツアーでありますように。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。