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slip into chaos - 日々録(2010年12月)

2010年12月1日(水曜日)

師走がバクチクのライブで始まるなんてサイッコーだよね。そんなMCはありませんが大宮メモ暫定版。あっちゃん愛してる。

2010年12月4日(土曜日)

大宮に追記

その後PCメールと携帯メールとツイッターの三つ巴であっちゃんについて語りまくっておりました。なんであっちゃんはあんなにかわいいのか。わたくし思うにあれは神業的ギャップの数々が産んだ奇跡だと思うのですよ。「顔はヒットマンみたいなのに体は予備校生みたいな垢抜けなさ」「三白眼なのに口元がかわいい」「見た目は魔王なのに中身はオトメン」(以上、某様よりいただきました)「エロいくせにどこか青臭い」「アニキになりたい次男坊」とかな。どんだけかわいいのかこの人。職場の女の子に写真を見せたら「こっわ!」って言われましたが。笑ってる写真を見せたら「笑うんだ…」って言われましたが。おっかしーなー。ファンじゃない人の考察の中には「二次元なのになぜこっち(三次元・現実世界)にいる」みたいなのもあって、絵を描く人なんかにはそう見えるんだろうか。でもこれ現実ですよー実在のいきものですよー見た目はちょっと般若だけどかわいいんですよー。はあ。もう。あっちゃん好き過ぎる。

抒情文芸137号に投稿した俳句が入選で載っています。坪内稔典さんいつもありがとうございます。目次に名前が載っててびっくりした。詩の方は選外佳作で名前だけ、これはwordsにあげてあります。また詩が書けるような気がしてきた。

2010年12月5日(日曜日)

今井さんは牧野虚太郎の詩を読んだのだろうか。というのも、つい最近とあるブログに掲載されていた詩でこの詩人のことを知って。



                    牧野虚太郎



その庭のちいさなギリシヤから

淡々と きやしやな抵抗が作られ

み知らぬはちらひが訪れた

それからあなたの純潔

それからあなたの追憶

ひつそりと影がきて

一瞬

白い罪を犯したやうな

これがあまりに凄かったんで名前を検索して詩集を注文して読んでみたらびっくりです。軟体動物とか低空飛行とかロマネスクとか風が吹いてゐたとか。そういうピンポイントな驚きを置くとしてもあまりにも研ぎすまされていて圧倒されて。戦前に夭逝したモダニズムの人とのことですが、詩が数篇しか残されていないというのもその精神のありようを思わせて迫ってくるものがある。そんな人の言葉と今井さんの言葉が重なるってのがまた。なんだかあっぷあっぷしてしまう。

そしてすんごいしょーもないことを大宮に追記。あっちゃん大好きだ。

2010年12月8日(水曜日)

そろそろ芥川賞の発表時期ですかね。候補作も受賞作もたいして読まないけど選考委員の選評だけはいつも楽しみに読んでます。特に石原慎太郎さん、目新しいもの奇抜なもの珍奇なものに対してはぷきーぷきーと文句だだ漏れという感じで、若い芽を摘むってこういうのを言うんだろうなあと毎回思います。批評じゃないもんね、とにかく文句たらたら。それでも都知事という要職にありながら、年に2回、くそつまんないだろう作品群を律儀に(多分)読んでるあたりが実に面白いなあと思いながら見てるんですが。その石原さんがだ。

 東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。

 7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。【真野森作】

人間ってどこか欠けてるもんなんじゃないの。そこに人の営みのおかしみとかかなしさとかどうしようもないやり切れなさとかが生まれてくるもんなんじゃないの。だからこそ人間なんじゃないの。何かが足りないからこそみんな生きてるんじゃないの。それを描くのが小説なんじゃないの。そういう人間の営みのどうしようもなさが際立って表れる最たる部分が性なんじゃないの。そういう部分を抑圧したらどうなるか、やらなくてもわかりそうなもんなんだが。東京ひいては日本をどうしたいんだ。

今回は同性愛者がターゲットだけど、あらゆるマイノリティーに対して同じ事考えてそうに見えて仕方ない、身体障害者然り精神障害者然り片親あるいは親のない子供然り。「どこか足りない」「気の毒だ」。そんでそのうち「小説は女子供の読むものじゃない」とか言い出したりしてな。笑えねえ。

大体さ、欠けてるとこのない人なんて面白くもなんともないじゃない。完璧の行き着く先はどこだ。俺らバカじゃねえから知ってるぞ、そういう歴史が過去にあったってな。冗談じゃない。そんなのまっぴらごめんだ。

2010年12月9日(木曜日)

毎日毎日RAZZLE DAZZLE聞いてたら初回限定盤のパッケージがべほべほになってきたでござる。デジパック仕様だからしょーがないなーと思いつついじくってたらポケットの中にチラシが入ってるのに気がついた。んですが。

RAZZLE DAZZLE初回限定盤に封入されているチラシ

あー、フォトパネルプレゼントなんてやってたんか。まったくどこ行っちゃったのかしらねこの人たち、ってな感じの人が2人ほどいますがそれはいいとして。この下のところに個人情報の取り扱いに関する説明があるんですがね。

15さいみまんのきゃくさまは、ほごしゃのかたといっしょにおよみください。

なんだ「きゃくさま」て。こういう説明書きは社内にテンプレあるんじゃないんですかね。ひょっとしてアリオラのCDに入ってるチラシはみんな「15さいみまんのきゃくさまは」って書いてあるのかしら。せっかくひらがなで書いてあったってこれじゃあなあ。

最近こういう残念な感じのことをよく見かける気がするわ。どこかもうひとつ詰めが甘いっつーか、詰まるところ何がしたいのきみら、っていうね。たかが一文字、されど一文字ですのよ。やるならちゃんとやりな。お前もな。はい。

2010年12月20日(月曜日)

バクチクさんたちありがとう!な名古屋。いいツアーだった。武道館はどうなっちゃうのかなー。うひー。少しの間だけどみんなゆっくり休んでね…。

2010年12月21日(火曜日)

こないだの名古屋終演後、気の合うお友達と夜っぴてバクチクさん話を楽しみまして。終始大笑いだったんですが(なんでかなー)その中で、やっぱりバクチク凄いよねって話になって、何が凄いのかというとボツがないとこが凄いと。アルバム作るおーってなったらコンポーザーズが曲作って出来てきた順からレコーディング始めて今井ちんが満足するまで曲が集まったら完成という流れ、これって実は物凄いことなんじゃないかと。方法としては同人サークルに近いものがあるよね、締め切り決めたら後は銘々で原稿仕上げて持ち寄ってかたち整えて完成。よく孤高の存在だとか唯一無二とか言われてますが、それはこのアプローチの仕方っつーか方法論にこそあるのかも知れん。一般には殆ど知られてないけど同人界じゃ知る人ぞ知る存在で商業誌ではめったに見ないけどイベント出れば長蛇の列みたいな。売らんかなという姿勢じゃなくてなんか面白いもん作ろうぜってな根源的なアマチュアリズムと言うか、いつまでも最初の頃の気持ちを忘れてない感じがあるのかな。目的ありきじゃなくてね。って言葉にしちゃうとふーんてなもんですが、これをメジャーの音楽業界で20年以上やってるって本当にどうかしている。だってさ、若い頃は夢も希望も浅はかさも持ってるけど、年取るに連れて色々あって、手放したくないものと離れたり欲しくないものを手に入れてみたりで、気がつけば、自分の人生ってこんなもんなんかなあなんて思ってみたりするんですが。バクチクさんたちにそういうことが何もなかったとは思わない、ただ、バンドを生き物として捉えた時に、こんな年の取り方ができるって凄いことだなと思うのです。それに寄り添っていられることもまた無上の喜びだ。今はなんだかバクチクさんたちとファンとの間でコール&レスポンスしてるみたいなほっこりムードな空気だしね。we love audienceなんて言われたらさ、そりゃもううにゃーんってなっちゃう。思う存分この蜜月を楽しもうじゃない。ねえ。

2010年12月24日(金曜日)

櫻井君@お休み中

櫻井君。寝てる場合じゃないぞ。

はっ。仕事仕事。

メリークリスマス。

2010年12月31日(金曜日)

取り急ぎっつーかかいつまみまくりの武道館。はしょりまくりですみません。武道館で遊んでくれた方、朝まで付き合ってくれた方、はたまたコミケで遊んでくれた方、みんなみんなありがとうです。みなさんのおかげで楽しくて嬉しくてお腹いたくて幸せです。

今年を振り返ると…まあいろいろありましたわいなあ。最後の最後にアパートの取り壊し通知というとんでもないブッコミがきてあわあわしてていっぱいいっぱいなんだがな。とにもかくにもバクチクさんに明け暮れた一年でした。あっちゃん愛してる。こんなオイラですが来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさまどうぞよいお年を。

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