BUCK-TICK TOUR 2010 go on the “RAZZLE DAZZLE” 日本武道館
そうか。この日は毎年武道館だからてんで気にしちゃいなかったのだがいつもはThe Day in Questionなのだったな。今日はツアーの追加公演っちゅう位置づけだけども…なんかあるよねきっと。と思ってたんだけどね。そしたらまあ。うふふ。
オイラにしては珍しく物販でお買い物をしようと16時頃に九段下に到着、てれてれと坂を上り出すとダフィーダフィーダフィー…いつもこんなにいたっけか？ 実はバクチク大人気なんじゃね？ ってくらいいっぱいいましたな。そして一つ目の門をくぐり二つ目の門をくぐっても誰も並んでいない。ありゃ。物販中止かしら。だっていつも開演前だろうと終演後だろうと門のところまで行列できてるじゃないの。おっかなびっくり歩を進めるとようやく列とテントが見えてほっとした。販売開始が早かったのかしらん。列の進み具合は普通だったもんね。で、アイラブTシャツを1枚買って（アイテム1つなのになぜか電卓を叩く売り子のおねえさん）お友達に頼まれた会員限定のカレンダーも買って（中が確認できなかったので買わなかったんだけど後で見せてもらったら、ふー！ あっちゃんが、ふー！）準備万端。この時一番ほっとしたのはリハーサルがすっかり終わってたということ。お楽しみはとっておきたいじゃないの。ねえ。そうこうするうちわしわしと人が集まってきて5分押しくらいで開場、ほんとに優等生になったなあとしみじみ感じる。
今日は2階の東、事前に座席表を見たらかなりのヒデ側だということはわかってたけれどもいざ席に着いてみると一番端っこっていうか隣のブロックが黒い布で覆われていてちょっとびっくり。いつもはもっとたっぷり座席あるよね。でもステージを見たら、電飾セットとかスクリーンが見えるぎりぎりの位置なんだろうなあという感じ。ふむ。スクリーンは下りてるんだけど横は塞がってないのでステージ丸見えです。上もミラーボール丸見えです。これはこれで面白い。スモークが炊かれているのが見える…ツアーの時もそうだったのかな？ 左右の花道は平坦でステージから真っ直ぐ両翼に伸びててあんまり長くはないけどぎりぎりまで来られたら全然見えないぞ。スタンド席はみっしり埋まってて立ち見もいたように見えましたがアリーナの空席が気になって仕方がない。4つとか2つとか固まって空いてると目立つよな。気になるよな。自分で埋めたくなるよな。そうやって気を揉んでいるうちに時間が過ぎて電光時計の19時12分に客電が落ちたはず。
ほう…オープニングSEももやもや絵もツアーの時とおんなじだ…場内はしゃんしゃん手拍子でメンバーを待ちます、うーん、これも最後かあ。そして下手からメンバーが出てくると当然ユータとしでしこさんは丸見え、アニイも見えてるなー、でも今井ちんとあっちゃんは無理よねー…と思ったけどあっちゃんは前からじゃなくセットの後ろを回って出てくるんでしたあああ。わー！あっちゃーーん！！
今日はスクリーンの上がるのがやけにゆっくり、出てきたあっちゃんはステッキついて帽子に手をかけてうつむき加減にストップモーション、いつもならくるくる回してるのになーやらないのかなーと思ったらスクリーンがだいぶあがってから回し始めました。かっこつけてみた？ あっちゃんはえんじ色のジャケットに白ふりふりシャツにお花のチョッキ、ボトムは黒でスカート付き。前日のカウントダウンジャパンではチェックのジャケット着ていたようだから今日はこっちなのか。そういえばチェックをジャケット＋スカート＋ボトムの3点セットで着たのは初めのうちだけだったかな。
独壇場で帽子とったら髪は短くなってなかった。カウントダウンジャパンのバックステージの写真ではまたちょっと短くなったように見えてどきどきしてたの。そしてたらったーという感じで今井ちんがこっちにやってきたんだけど…なんだ？頭に何かつけてる？それとも盛ってる？左側だけなんかごしゃっとなっててアシンメトリーとか言ってんじゃねえよという感じ（って、ブログに写真載せてるし！ age嬢ですか）。やたら張り切って花道の奥の方まで行っちゃうからすぐに見えなくなっちゃう。いいもんあっちゃん見てるから。近くの今井より遠くのあっちゃん。
MCは順番覚えてませんが「今年もあとわずかですが」「今年もあとわずかですね」「今年のことなんか…忘れちゃえ」えー。今年のこと忘れちゃったらツアーのことも忘れちゃうじゃないかっ。いえ、浮世のあれやこれや忘れて楽しんじゃいなよYOU!っていうようなことが言いたいんだろうなあってのは十分わかってるんですが。気持ちが先にあって、それを言葉にしてみたら「あれっ」っていう感じの表現になっちゃってて、でも言っちゃったしこれで押し切るしか、みたいな場面にちょくちょく遭遇してる気がしますな、あっちゃん見てると。だいじょぶだいじょぶ、あっちゃんの気持ちはきっとみんなに伝わってるから。
そんでなんかもういろいろあったんですがいろいろ忘れてます。本編のセットリストはツアーとおんなじ。追加公演だからなのか。こういうところが妙にストイック。錯乱でやっぱり飛び出すあっちゃんなのですが、あれやる時、飛んで行く方向に狙い定めてじーっとそっちの方見て歌っててサビ前になると一気にぴょーん。わかりやすい。そして武道館はステージが広いのでその分飛距離もかなり出ましたが1回目に今井側に飛び出して気持ち良さそうにround and roundしてたら2コーラス目の頭に間に合わなくなりそうだと気付いて急いでセンターに戻って息せき切って星野側のシートに着席する…あのね、マイク持ってるんだから歌は間に合うじゃない、「シートにうずもれ」までに着席してればいいじゃない、っつーかリハーサルの時点で他の会場とは広さが違うなあってわかりそうなもんじゃない…そうではない何かがあるのだろうか…でもそういうところが絶え間なくかわいいんだ（おかしな表現）。
あとね、指先からこぼれ落ちる灰のジェスチュアがとってもうっとりなんだけどそのあと手についた灰を振り落とすところまでやるのがすごいよね。それもかなりの勢いで。そんなに気になるほど灰まみれだったのかあっちゃん。君がシンデレラボーイだあっちゃん。うっとりといえば膝から崩れ落ちる様が。今日の崩れ落ちっぷりは鮮やかだった。輝いていた。颯爽崩れ落ち。疲れ果ててそっと死ぬあたりの脱力加減を演らせたら天下一だよあっちゃん。あ、そういえばくちづけ前は久しぶりに暗黒螢狩りを聞きました。カメラ入ってると喘がないのか？ そうだ、今日はカメラが入ってた。クレーンもあった。1階2階にはなかったようだったけど。来年のFT限定で見られるんだなあ。うふー。ありがとうございます。
アンコール1は妖月から、スクリーンが下りてて今井ちんとあっちゃんが見えません…聞くところによると「妖月のあっちゃんはいきいきしている」らしいのですが、それはスクリーンがあって客席から見えないからなんだろうか。でも見せたいんだよね。見せたいけど見られるのは苦手なのか。はにかみ屋さんの露出癖みたいな。そういうアンビバレントなところがあるからこそのあっちゃんなのであってそこがいいんだよという解釈なのだがどうか。どうかじゃねえよってか。2曲目はゴブリーン。ゴブリーン。この時にあっちゃんがこっちに来てくれた気がします。違ったかな。でも手を振ってくれたのは間違いないはずです。ちゃんと上見てっつかこっち見て手を振ってくれたのー。あっちゃん愛してるー。そして3曲目に意外やアイコノ。あっれー。ここにこんなの持ってきたらアンコール2はどうなるのでしょうかっ。続きを刮目して待てっ。
ひたすらアンコールのコールをしててステージが明るくなってわーいって拍手してたらなんだかさざ波のように手拍子が起きてたんですわ。あらまあ。珍しいこともあるんだなーと思いつつ楽しくぱんぱんしてたらそれに合わせるかのようにずんずんずんずん、どよどよどよどよ…えーっ。これはアータ、Baby, I want you.じゃありませんことおくさまーっ（おくさまて）。こんなミラクルあり？と思ったらこれ、袖から出てこようとしたあっちゃんが一旦戻って客席に手拍子を煽ってたそうです。んまー。かっわいー。うっれしー。みんなと一緒に、って、みんなを驚かそう喜ばそう、ってね？ もう。あっちゃん大好きだ。まさに愛の夜です。次の曲前、暗転した中で両手をしゅっと上に上げ逆ハの字を決めるあっちゃん…これはまさか？まさかのまさか。夢魔 - the Nightmare-。イントロが聞こえると歓声と共にみんなの手が上がる上がる上がる…ツンドラ教と呼ばれるのも無理からぬ光景がここにある。なんだかとっても久しぶりに感じるわ…いい。好き。気持ちが高揚する…アンコール2の2曲目なのに。ああもう嬉しくて切ないよう。んでまさかこれで終わらないよねえ、と思ってたらもう1曲やってくれそう。うわーん嬉しい。なんだろう？ …でんどんでんどんでんどんでんどん…あーディアボロだー！ 楽しい楽しい宴のお開きの曲だ…あなたの夢に乾杯！ ああ、本当に本当に終わっちゃった…と、嬉しくも楽しくもちょっとぺしゃっとなりつつステージを見てるとメッセージが流れてきた…
This is THE END
This is a DREAM
This is LOVE
Thank you very very much
See you Soon
Good Night with BIG KISS!!!
多分こんな感じ。LOVEだけピンクで。ああもうね、あっちゃんどんだけfull of loveなのよ。あっちゃんの愛で溺れるよ？ あっぷあっぷでおぶおぶしちゃうよ？ もうもうもう。ばかばかばかばか大好き。かわいいかわいいあんちくしょう。
こんな鮮やかな大団円になろうとは思っても見なかったよ…あの初日からここまでふた月半、こんなツアーになるなんて、ねえ。この人たち、一体なんなんだろうねえ。すごいね。とんでもないね。どうかしてるよね。うん、もっとどんどんどうかするがいいよ。そんで「すげー」って言われ続けるがいいよ。ずーっとずーっと見てるから、ね。ありがとう。大好きです。ありがとう。