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slip into chaos - 日々録(2011年11月23日)

BUCK-TICK TOUR2011 うたかたのRAZZLE DAZZLE 赤坂BLITZ

知ってはいけないあっちの童話:あつし姫

あつし「おばあさん、わたし唯一無二のボーカルになりたいの」

おばあさん「お安い御用さ、その代わりお前のファッションセンスをもらうよ」

あつし「えっ」

とは思ったもののあんまりリスクも感じなかったのであつしはファッションセンスと引き換えに唯一無二のボーカルになることを選んだのでした。ただし、あまりのアレさ加減を不憫に思ったおばあさんは、誰からも愛されるというおまけをあつしにくれたのでした。

なんてな事をつらつら考えてしまいたくなるような一夜でしたことよ。ほんとに。とほほほ。

沖縄のあっちゃんが生け簀にいたのだとすれば今日のあっちゃんは完全に海に戻ってた。っていうくらい凄かった。なんかぶんぶんとアクセルふかす音が聞こえるみたいなぶっ飛ばし感。あわわってステージから落っこちそうになったり。こういうあっちゃん久しぶりに見たなあ。声が割れてもやけのやんぱちにならずにそのまま力業で押し切る。その熱気に煽られて周りも圧力が増してく。興奮状態の渦の真ん中にあっちゃんがいる。そんな感じ。気持ちよかったわあ…うん、アンコールラストを迎えるまではね…。

暗転してて、明かりが点いて、見たら、もう、Tシャツにベルト…おまけに穿いてない…ハート型にラズダズ嬢の絵の描いてあるTシャツですよ。その上にベルト。下は穿いてない。上手後方のちょっと高くなったところで見てて、周りみんな敦司クラスタで、あの姿が目に入った時からみんな肩を震わせてて、前にいる人が時々堪えきれずにうつむいてしまうものだからこちらもつい抑えきれなくなって。間奏のところで別の人が「どうしてあっちゃんはTシャツの上にベルトをしているの?」って真顔で聞いてくるものだからもうお腹が痛くてしょうがない。ビーマイベイベーのコーラスが笑って歌えなくなる日がくるとは。それにしても場内みんなよく歌えるなあれで。全員爆笑してもおかしくないと思うんだけど。レベルで言ったら罰ゲームだよねありゃ。あのカッコでステージに立つあっちゃんも凄いけどそれを諸手を挙げて歓迎してるファンも凄いよね。ステージからどういう風に見えるんだろう。きっとみんなすっごい笑ってると思うんだけど別の意味にとられてるのかなー。それもいいかもな。いやいやいや。

今井に迫った時も面白かったなあ、一瞬あっちゃんの頭の上に♪マークが見えた気がしたもん。今井んとこ行ーこう♪みたいな。そんでもってまふまふ。一生懸命ギター弾いてる人の顔にまふまふ。肩を抱いて「どうよ」って顔をこっちに向ける理由がわからないよあっちゃん。こうなると萌えではなく単におかしい。あの人たちなんかおかしいわっって感じで。面白すぎる。

そんなわけでMCいっこも覚えてないな。色々言ってたとは思うんだけど…久しぶりとかさ…会えて嬉しいとかさ…何言ってたっけ…ほらみろ何にも覚えてないぞーあっちゃんのばかー。でも夢幻で手を振った時にそれはそれは素敵な笑顔でにっこししてましたよ…あっちゃんの笑顔ってなんであんな素敵なんだろう。もううっとり。はわわんってなる。しあわせ。

終演後のロッカーのところにきれいな白髪のご婦人がいらしててなんだか頬が上気していて、バクチクファンって本当に層が厚くて心も広いなあと思った日ではありました。バクチクすごいや。

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