■2012年4月8日(日曜日)
花見に行ってきた。ちょっと散歩の足を伸ばした程度のことではあるのだが、花見に行くぞと意気込んで行ったところが花見っぽい。せっかく週末に見頃が重なるというのに出かけないのもなんだかね。
ひとつは東中野の線路沿い、ちょうどJRの駅を出たところにある陸橋から眺める線路沿いの桜並木が見事。結構本格的にカメラを構える人もいたりして、そういう人はみんな電車が通るところを狙っているようで、これはこれで鉄っちゃんなのか。この辺りはあんまり祭りっぽいイベントはやってなくて、元々が地味な感じの町なのでそれはそれで落ち着いていて東中野らしいのかも。
もうひとつは中野通りの桜まつり。こちらの桜並木もきれいだが、新井薬師公園に出る出店がいかにも祭りっぽくてとてもよい。公園内に出ている店は殆どが町内会の出店らしく焼きそばが300円とかサワーが250円とかソフトドリンクにいたっては50円ときているからちびっこもお小遣いで楽しめる良心的な価格設定。所狭しと敷きつめられたビニールシートが見えないぐらいに人が沢山転がっていて(午後ゆっくり行ったのでみんな相当出来上がっている)、カセットコンロやら大鍋やらセッティングされているところもあって三食ここで食うぞ的な気合いすら感じられて、花見っていいよなあとしみじみ。舞台では演歌歌手のステージが終わったところで次に出てきたのがなんとフラダンスのご一行、これがなんとも華やかで楽しげで、ウエストどこにありますか的な人から年金もらってますよね的な人まで色とりどり、最後には客席からも飛び入りがあったりと(お仲間のようらしい)なんとも楽しくて幸せで見ていて泣けてきた。去年はよくわかんない理由でおまつり自体が中止になったんだもの。今日はこうやってみんなで飲んで騒いで楽しくてよかったなあ…と思ったら涙止まんないでやんの。年取ると涙もろくなるって本当かも知れんな。
そこからすぐのところにある新井薬師梅照院では今日が灌仏会ということで甘茶の接待に与ってきました。お釈迦様に甘茶掛けプレイ。こういう、善男善女が集う様というのはいいもんですなあ。由来とかわかってなくてもとりあえず寺社仏閣があればお参りしちゃう心持ちってそうそう悪くないと思うのよ。日本ならではだよな。あー、ようやく春だなー。
■2012年4月21日(土曜日)
新曲好きーーーーーーーーーーー。初聞きでこんなにはまったのは初めてかも。今週の日記には「かっこいい」しか書いてない。バカかオイラは。バカでいいんだと思う。そんな有無を言わさぬかっこよさだ…迷うことなく全身を預けていられる。ニコ生の1回目は目を閉じて聞いてうおおおおおおってなって、2回目で目を開けたら想像以上にかっこよくてコーフン倍増って感じでそれからどんだけリピートしたか。しまくったか。
第一印象「若い」。それも年齢を重ねた上での若さっつーか。やることやってきた上での若さみたいな。生きてる。そんな感じ。歌詞もねー、「そろそろこんな感じの歌詞が聞きたいんじゃないかと思って」だってさー。まったくもーねー。やってくれるよねー。まんまと色々考えちゃって楽しい楽しい。
「そんなものよりもっとぶっとんだ夢を見せてよ」…今期のテーマは夢なのかなあ。カップリングは「夢見る宇宙」だし。でも「夢」ってワードからこんなんなるとはね。面白いわあ。
「溶ける時計や君がちっちゃくなっちゃうアレだよ」…なんにも知らずにこれだけ聞いたら相当キマってんな的な歌詞だなあ。ダリとアリスかな。「ちっちゃくなっちゃうアレ」はメルモかなとも思ったけどあれはおっきくなったりもするからなあ。それはアリスも一緒か。いずれにせよぶっ飛んだ夢ではある。
「僕や私が欲しいのはそれじゃないんだ」…「僕や私」ときたか。なんか「共に青い春を駆け抜けよう」みたいなこっ恥ずかしさが。若いよなー。確信犯だよなー。そういえばツイッター見てたら「なんか倦怠期のカップルが新しい刺激求めてるみたいな歌詞だな」って感想があってすんげー驚きました。あたしゃただもうストレートに、絆とかポポポポ−ンとかそろそろカンベンってことだと。勝手な想像巡らすのは自由だ。うん。にしてもいろんな受け取り方があるもんだ。
「そんな歌よりちょっと翔べる音で殴ってよ」…ラジオ初オンエアをじりじりしつつ聞いたとき、巷に流れるいろんな音楽と一緒くたになってこの曲が流れることのスリリングさを感じないわけにはいかなかったっす。ねえ。
「そそるライン」…今井の中では音が像を結んでいるのかな…共感覚とは言わないまでも、ちょっと違う感じなんだろうな。まるっきり違うんじゃなくてちょっとなのね。多分。
「愛のように[淫靡|隠微]な傷をつけてくれ」…サビんとこはびっくりするくらい陳腐なんだけど敢えてのわかりやすさなんだろうか。韻を踏んでるところはあっちゃんがんばれって気持ちになります。「愛|嵐|花|悪魔」「狂おしい|愛おしい」。ま、少々入れ替わった所で問題ないか。
「悪魔のように溺れたい」…悪魔って狡猾とか冷静とかそういう印象なんだけど。今井が抱いている天使と悪魔のイメージって独特なんだなあ。面白いよなあ。
にしてもあっちゃんの声がいいなあ…「ねえ 君が好きなのは」の「は」のとこが好き。口の開け方、声の出し方。あっちゃんの声が好きだなあって心から思う。声が好き。声を鳴らしてる身体が好き。がっと抱きついて全身で感じたいけど叶わないからライブで思いっきり浴びたいんだ。これ、アルバムに入るときは全然違うパターンのボーカルで聞けたらなあ。情け無用のエロス全開バージョンで。サファイアモードで。一度お願いしたい。
音もかっこいいよねー、ドラムの鳴りっぷりとかハモンドオルガンみたいなひゃーってのとか。イカす要素満載。PVもいつにない黒さでシンプルでかっこいいね。監督さん、あっちゃんたちをかっこよく撮ってくれてありがとう。横一線に並んだビジョンて初めてかも。衣装と照明とちょっと効果だけでこんだけかっこいいってどういうことなの。ほんと容赦ない待ったなし真正面のかっこよさっす。あっちゃんはかわいい。眉なし三白眼の強烈魔王っぷりだけどかわいいってどういうことなの。いえいいの、理由なんて欲しくないわ。いつもニコニコあなたの背後に這い寄る暗黒櫻井敦司です。言葉の意味はわからんがとにかくすごいバンドだ。ってことで。ただね、何度見てもおかしいのはくるくる回る今井に釣られてかしでしこさんも回りだすんだけどすぐやめちゃうんだよね。やっぱ普通の人には無理なんだあれ。今井の三半規管はまっすぐなんじゃないかしら。へぐっへぐっていう動きは少なめだけど足上げはすごいよねー。手もよく上がってるよねー。張り切ってるよねー。これが普通になっちゃうと他の人たちのPV見たときフーンってなっちゃうんだよなー。飼い馴らされてしまった。だがそれがいい。ああもう。早くライブで聞きたいっ。