トップページ(i) 上の階層(u)

slip into chaos - 日々録(2014年09月25-26日)

BUCK-TICK TOUR2014 或いはアナーキー NHKホール

んー。ホールツアー終わったんだなあ。

一日目はだいたいこんな感じで(どんなよ)、二日目はなんかね、おわっちゃったんだなあっていう……二日目だけカメラが入ってて、マイクにもカメラがついてた時があったみたいでそれに向けてアピールしてそうな時が何度かあった。アンコール1、大阪名古屋で見た人たちからは黒色すみれお人形さんみたいだったという話を洩れ聞いててどんなもんかなあと思ったら、バイオリンの人は演奏するよりパニエ揺らすのに力入ってるみたいでボーカルは高音のピッチが当たってなくって一日目も二日目もおんなじだったからこんなもんかと思って、なるほどお人形さんだなあと。両日とも3曲共演したけどディアボロなんか特にね、元々見せ物小屋の怪しい楽団っぽさがよかったのがこれじゃそのものずばりになっちゃって却って当り前で面白みがない……ぽさがいいのよ。なんでまた3曲もやろうと思っちゃったかなあ。で、二日目のアンコール2、ユータも今井も着替えてなくって(これまでのアンコール2ではいつも物販Tシャツに着替えてきてた、物販にない色を着てくるやつもいましたが)、あれ?ひょっとしてトリプルアンコール?って思ったりしてそしたらステッパーズのあとにナショナルがきてますますわからなくなって、といったところに夢魔。ひょえー。凄い流れだなあ……と思ってたら、あれ、なんかあっちゃんそのままはけちゃう……あっちゃんだけじゃない、みんないなくなっちゃう……まさかこれで終わり?と、半ばきつねにつままれたような気持ちでそのまま拍手から手拍子してて、客電ついちゃって、終演アナウンスも流れて、それでもなんだかこのまま帰りたくなくて手拍子してて、お客さんたくさん残ってて、スタッフの人たちがどんどんステージを片づけていっても帰りたくなくて、男の人の声でアナウンスが流れて、それでようやく、という感じだった。あれは、もう一度演奏聞きたいとかメンバーに出てきてほしいっていうんじゃなく、なんかね、何かを伝えたかったのかなあ、凄いよ、ありがとう、っていうね。

てなわけで終わってしまったのでした。おしまい。

……と言いたくなるような、物語の幕切れのような終わりだったなあ……全然終わった気がしないような、終わっちゃったんだなあっていうか、不思議な感じがずっと残ってる。今回のツアー、自分にとってはとても特別で、何がどう、というのがとても言葉にしにくい、感情というか気持ちというか自分の中にはずっと残ってる何かがあって、それは今でも熱を持って回っている。そんな感じ。何かが終わって何かが始まる、みたいには割り切れない、もっと特別で大切な何かなような気がする。それはたぶんいいことなんだ。いいツアーなんだったろうと思います。ありがとう。ありがとうね。

トップページ(i) 上の階層(u)