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slip into SCHWEIN - live memo Jul 1, 2001

2001/6/1 横浜ベイホール

今日のライブは18禁どころか20禁でした。エロいエロいかっこいい。

まずはロッカーの少なさに驚いた横浜ベイホール。
整理番号381番で入場した時には空いていたところがなかったので仕方なく会社帰りの重い鞄を抱えたまま見る事に。
中に入って見るとフロア前方は半分ほど埋まっている様子。少し下がって高くなったところに柵があり、更に高くなってPA卓などが置かれた最後方にも、柱を挟んだ両サイドにもお客さんが入っている。真ん中の柵から3列目あたり、中央から少し左に寄ったところに知っている人がいたのでそのままそこでお話ししながら開演を待つことに。
客入れ時のBGMは、はじめはノイジーだったものがいつのまにかクラシック演奏になり、開演間際にはベートーベンの歓喜の歌が流れていた。うーん、いつものライブとは違った雰囲気。これはレイ氏の趣味かしら。
ステージ上にはセットらしいセットはなくSCHWEINのロゴが書かれたバックドロップがあるのみ。両サイドにはスピーカーがどんと置かれ、向かって左手にギターピックが並んだマイクスタンドが見える。ふむ、今井さんは定位置か。よく見るとテルミンまでセットされている。ほほう。ひょっとしてアレをやるの? と期待が高まる。ついでマイクスタンドが2本、ちょっと間を置いて立っているけれど今井さんの隣にあたる方がやけに高い。なるほど、レイ氏がこの位置か。と言うことは、櫻井さんはちょっと右寄りね。更に右にはキーボードにマイクがセッティングされている。
19:00を過ぎた頃だったか、スタッフの人達が楽器を鳴らし出す。んん、ドラムの音がちょっと小さいかな。今井さんのギターはいつもの音かな。いつしかスモークも焚かれ、歓喜の歌が鳴り響く中、客電が落ちたのは19:10を過ぎていた頃だったと思う。

まずはサポートの面々が登場、キーボードについたのが誰なのか、モヒカンヘアーにサングラス姿がサシャ氏に見えましたが当然そうではありません。バックボーカルのお姉さんが、なまつばゴックン系のラムちゃんみたいな衣裳(トラ皮というわけではなくて肌をたっぷり露出している)、髪が長くてもこもこしていてキュートな感じ。レイ氏登場……で、でかい。PIGのロゴ入りTシャツ(バックにFind it Fuck it Forget itとプリントされているもの)に黒いジャケット? ボトムはよく見えませんでしたが黒い皮パンだったのかしら。今井さんが…………うわ、なんだこりゃ、凄く可愛いっ。金髪がちょっと抜けたような感じの髪(あんまり長くない)をボリューム出してくしゃくしゃにしたような感じで、エナメルっぽい白の短いジャケットに中は銀色きらきらのタンクトップ。サングラスかと思ったらデスメイクでした。おお、のっけから張り切っている様子。そして大歓声の中、櫻井さんがお出ましに………あれ? 髪がちょんまげ? さらさらの髪をサイドの分だけ後ろで結んで、これがまたなんともプリティ。そして細い。めちゃめちゃ美人。ひああ。衣裳がまた、腐女子心をくすぐるようなチラリズム。黒いロングジャケットの袖が肩のところで切れていて生肩が見えるんです。ひああ。中にはSCHWEINロゴ入りのツアーTシャツ(袖無し)。”メンバー着用”といううたい文句に偽り無し。煙草をくわえるその姿もかっこいい。ああかっこいい。

オープニングはCrownだったか。アルバムの曲は殆どやったと思うけれど、My Sanctuaryは演りませんでした。World's Junkも演らなかったような気がする。そしてSCHAFTだかPIGの曲を本編では3曲アンコールで1曲、BUCK-TICKの曲も本編でICONOCLASM、アンコールでMy Fuckin' Valentine。SCHWEINの曲よりもこちらの方が盛り上がっていたように見えました。MCもメンバー紹介もなく曲また曲また曲。アルバムの中ではPornoが盛り上がったかな。
事前にはあまり期待していなかったのですが、予想外にいいライブでした。アルバムではちょっと物足りなく感じていた部分がライブの迫力と熱気で満たされて別物になっていたよう。櫻井さんのボーカルはウィスパーを使わずシャウトで迫る事が多くパワフルな感じ。レイ氏はもう、いつでもどこでもレイ氏だなあという感じで、とにかく存在感ありまくり。今日は下は脱ぎませんでした。ちっ。いや、脱ぐ脱がないという問題ではないのです、この人達のエロさはもう違う次元にあるのです。なみいる腐女子達の妄想を遥かに越えるようなパフォーマンスというか、とんでもない光景が繰り広げられて、いやあ。もう。
何の曲だか覚えていませんが、まずは軽い絡みが。歌うレイ氏の左からすすっとすりよった櫻井さんの頭にレイ氏が腕を巻きつけ密着する二人の顔と顔。きゃああああ。これだけでも十分ぐっときたというのに、極めつけは別の曲。やはりレイ氏に自分から近寄る櫻井さん、レイ氏が右手を櫻井さんの顔の前に持っていくと櫻井さんがそれを一舐め(うー)。そしてレイ氏が櫻井さんの顎から腕を回してヘッドロック状態に(くー)。その腕にはむはむと噛みつく櫻井さん(ひー)。と思ったら顔を上げ、レイ氏の首筋に吸いつき、ぬぬぬぅっと下から上へ唇を這わせそのまま口元に………レイ氏の唇に届く寸前で離れていったように見えました。これがペッティングでなくて何なのだ。この二人がこんなことになっている時に今井さんは、と見たら、二人に背を向け上手の客席に向かって両手をへろへろさせてました。見たくなかったのか。
今井さんはとにかくギターを弾くことに専念していたというかそれだけで精一杯だったというか、たまに前に出てきてお客さんを煽るものの気がつけば下を向いて一生懸命ギターを弾いていました。中央に出てきたぞ、と思うと後ろ向いて、必死にギターを弾いている。ボーカルもちょっと固い感じだったかしら。実に真面目な人だなあと思いました。でもアンコールでは変わったヘルメットのようなものを被ってました。ほんとにこういうの好きだなあ。
レイ氏と櫻井さんは、どちらかがメインの時にはもう一方がうまく掛け合いになるような感じに絡むことが多くて聞き応え十分。PIGの曲だかSCHAFTの曲だか、これってSCHWEINの曲よりかっこよく聞こえたわ。櫻井さん、結構歌いなれているような感じ。日本語詞も混ぜていたような。
櫻井さんは最初から笑みを浮かべて非常にリラックスしているようで、力まずいい感じのボーカルでした。
ドラムも良かったけど、ちょっと音量が物足りなかった。サポートギターは派手さはなく奥ゆかしい感じに見えましたが、ICONOCLASMやMy Fuckin' Valentineの時にそのかっこよさにはっと気付かされました。なんだか知らないけどいい感じ。バックボーカルのお姉さんも終始踊りまくって盛り上げていてくれていい感じ。キーボードの人には櫻井さんが何度もちょっかいを出しに行っていましたが淡々とそれを受けつつプレイに専念。でも楽しんで演っている様子でいい感じ。この人のボーカルもなんともいい味でグーですわ。
レイ氏は時々お酒を撒いたりギターを弾きつつ腕をぶん回したり、ダイブこそなかったもののとにかくパワフル。アンコールが終わって去る時、ボーカルのお姉さんに覆い被さって濃厚チューをかましていました。途中、客席に向かって手を合わせたかと思ったらうっふんポーズをしたりして笑っていたけどあれは何だったのかしら。PIGTシャツを着ている人でも見つけたのかな。この人が立つとステージが狭く感じられます。櫻井さんもちょっと小さく見えます。だから余計に姫っぷりが増して見えるのだわ。いえ、いつにも増して美人さんでございましたが。冒頭のちょんまげ姿が可愛かったなあ(これは2曲やったところで解いてしまっていた)。というわけで、予想以上に面白く楽しめました。終演は20:30頃。

グッズはパンフレットのみ購入。2500円なんて安いじゃーん、と思ったらサイズが小さめ。でもグーです。かなりいいです。特に腐女子の皆さまにはこれは必須アイテムになること請け合い。ぶたリングはデザインがごつかった。櫻井さんは右手中指と薬指、左手中指にリングをしていましたがどんなものだったかまでは見えませんでした。

アルバムを聞いた感じでは落ち着いた感じのライブになるのかと思ってましたがとんでもなかった。エネルギッシュでがんがん外に向かう感じの音で爽快です。行こうかどうか迷っている人は今すぐチケットをとるべきだ。生で体験してこそのSCHWEINだなと思ったライブでした。

追記。
レイ氏、途中で酸素吸ってたわ。暴れ過ぎか。小さいものではなくてちょっと大きめのボンベをスタッフの人がステージ上に持ってきて、そこから伸びたチューブが何かのセットか小道具なのかと思いました。櫻井さんはその点タフね。
あと、櫻井さんとキーボードの人のライトチュー。これはあんまりエロくなかった。キーボードのところに櫻井さんがすり寄って行って肩を抱いて顔を密着させてそこのマイクで一緒に歌ってそのままチュー。いやがらずに受けてくれてありがとうってな感じです。途中、キーボードの人も前に出てきて歌ったりして、その時は櫻井さんがキーボードの所で歌ったりしてた。
櫻井さんとレイ氏、まるで事前に打ち合わせをしていたかのように、二人羽織状態になってぴしっ! っと振り付け決めてたところがあったっけなあ。この時はレイ氏の後ろに櫻井さんが立って、二人で両手を広げて。歌う櫻井さんの背後にレイ氏が接近し、腰をうねらせていたことも。
そしてマイクがコード付きだったおかげで櫻井さんのエロマイクパフォーマンスが堪能出来ました。
Pornoだったかな、マイクを持った右腕にぐるぐるコードを巻き付けて、左手で支えたコードをすうーっと伸ばして腕を左右に開くようにして。ぴんと張ったコードを自分の首に引っかけるようにしたり、そのポーズでレイ氏の後ろに立ってたり。まっすぐ頭上に伸ばした手から垂れ下がるコードに口づけしたりもなんかして。くう。この様のエロいことエロいこと。テレビ中継は無理だな、アダルト指定のペイ・パー・ビューででもなくては。
レイ氏は缶ビールぶちまけて瓶のお酒もぶちまけて、まさにLard,Lips,Liqourを体現。
櫻井さんは一度も今井さんに絡みに行かなかった。今井さんが必死だったのが判っているからなんでしょうか。でもとにかく動きは激しかった。前のモニターに片足を掛けて膝に肘をつくポーズもかっこいいさ。モニターの上に立ち上がってあわや客席に落っこちそうになる場面があって、みんなきゃああと言っていたけれどあれは、あぶないって気持ち半分、期待半分だったな。
そう言えばアンコールで櫻井さんが羽織っていたコート、あれはレイ氏のではないかしら。襟に羽根羽根がついた黒い奴。んもう、どこまで見せつけるのさっ。

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