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slip into SCHWEIN - live memo Jul 13, 2001

2001/6/13 赤坂BLITZ

今日も会場に着いたのは開演時間ぎりぎり、上手側最前ブロックの後方に落ち着いて開演を待つ。客電が消えたら周りがざっと前に行くだろうからそうしたらゆっくり見られるな、でも今日で最後なんだからちょっとでも前に行きたいような気も、などと考えつつ、これで本当にツアーが終わってしまうのかなあとぼんやり考える。
初日の横浜から2週間弱、あっと言う間に駆け抜けてきたようで着実に何かが育つ手応えを感じながら今日まで見てきて、それは全て終わりに向かっていたのかと思うと切ない。
恒例になったマイクチェックも櫻井さんとレイ氏のスペアまで丹念に行われ、恭しくお辞儀をしたスタッフさんが何か言ったような気がしたが聞き取れなかった。今日のこのスタッフさんは背中に侍のプリントのTシャツ、やはりライブ中何度もステージを駆け回ることになるのだった。
いつもより押し気味で始まったライブ、BLITZのアドネオンが消えると案の定周りは前方に押し寄せて行ったが後方ブロックからも人がたくさん湧いてくる。今日はメンバーが下手から登場、ああっ、今井さんは今日は黒パターンだ、帽子被ってない、赤いマフラーも颯爽と足取りも軽く前方のお客さんにアピールしている。レイ氏、ごめん、覚えてない、櫻井さんはちょんまげにサングラス、真っ直ぐ出て来ずにArianne嬢のところで道草食ってから立ち位置にやってきた。頬がこけてて精悍な横顔。そう、いつも登場時にはびりっとかっこよく男っぷりもよく決まっているのに、これがああなっちゃうんだもんなあ、凄いよなあ。
今日は2階上手の関係者席にBUCK-TICKメンバーお留守番組が勢ぞろいしていたようで、上手の端ぎりぎりにやってきた櫻井さんがそちらを指さしながら歌うシーンも。お知り合いがいらっしゃる時の櫻井さんはファンサービスよりは身内サービスに気がいくのか、水撒きがいつもより少なかったような。
でもそんなことレイ氏は知っちゃいない。昨日ほど強烈にいきまくるのはなかったものの、思い起こせば始終くっついていたような。最初はソフトに抱き合っていたけれど、Schweinでは櫻井さんにべったり絡みついたレイ氏が"you're mine Forever"と何度も何度も囁き、櫻井さんもそれに喘ぎ声ともとれるなんとも言えない切なげな声で応える。
別の場面、後ろから櫻井さんに抱きついたレイ氏、首筋にねぶねぶとしゃぶりついたその時の櫻井さんの表情と言ったら、さらにレイ氏の手が妖しく動き、櫻井さんは目を閉じてレイ氏のなすがまま、気がつけばレイ氏の手は櫻井さんの股間に。そして身体を二つ折りにした櫻井さんを支えたまま後ろから突き上げるレイ氏、Hot Holeでこの動きはシャレにならんです。二人もつれ合ったままステージに倒れ込んだり、求め合うように手をさしのべ抱き合ったり、もう、あてられっぱなし。
Pornoでは脱いだコートをマタドールのようにひらひらさせてArianne嬢を誘う櫻井さん、そのままコートで嬢の身体をくるんで歌っていましたが嬢は暑そうだ。
Slipでは冒頭、何かを語っていたけれどよくわからなかった、裏切ったとかお前も同じだとか。そして曲中では両手をひらひらさせて踊っていました、今日のSlipには悲壮感や切迫感はなかったな。
櫻井さんが黒いマニキュアをしているのがわかりました、櫻井さんの爪は丸くてきちんと切り揃えてあるのでなんだか可愛い。レイ氏のマニキュアはなんともいやらしいんだけどなあ。
今井さんは目尻に赤いシャドウをさしていました、くー。凄くノってるんだけど、音がハウリングを起こしたりしててちょっともったいなかった。全体に、あまり抜けた感じのしない音だったような。でもBryanのボーカルはばっちり、それは位置のせいかな。

アンコールの時だったか、客席に向かって"Say Yeah!"と煽るレイ氏、みんなで"Yeah!"と応えているといきなり"Shut Up."と背を向けてしまった、おいおい。
櫻井さんがコートを客席に放り投げたのはアンコール前だったか、レイ氏は身を乗りだして客席に落っこちていきました、引き上げるスタッフさんの必死の形相が凄かった。
アンコールが終わって、レイ氏と櫻井さんは肩を抱き合いながら、離れ難し、といった様子で上手袖に消えて行きました。

本当にこれで終わりかと思うと何とも切ない。日に日に良さが増し面白味が増していった極上のライブで、もっともっと見ていたい。でも、これで一旦お終い。全てのメンバー全てのスタッフに感謝します、素晴らしいツアーをありがとう、最後まできちんと務め上げてくれて、こんなにいいライブを見せてくれて。
ツアーは終わったけどSCHWEINは始まったばかり、願わくは、アルバムが世界でリリースされて海外でもライブが実現しますように。

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