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slip into chaos - 日々録(2004年3月)

2004年3月1日(月曜日)

フィッシュマックディッパー

牛も鶏もアレなもんだから残るは魚、って感じかしら。今日の昼前からお台場デックス東京ビーチの店舗前にはこのくそ寒い中(みぞれだかあられだか降っている)けっこうな人だかりが。ってのは、3月8日の全国発売を控えて、今日からここで先行発売な上にこの近辺で先行無料試食券が配られていたからで。店の外観も青くなっちゃってて(商品のイメージカラーらしい)、ドナルドの頭や口まで青くなってたらこえーなーとブルブルしていたらこいつはいつも通りでした。

ブツ自体は普通の白身魚フライ。このパサパサ感は飲み物をオーダーさせるための戦略か?という感じ。6個入りで220円、一度に6個も食うのはちょっと飽きるかも。でもたまーになら食べたくなるかなー。

2004年3月2日(火曜日)

ちょっと前のニュースですが、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地に新設されるターミナルビルのデザインが発表されています。コンペの詳細はこちら。LMDC-World Trade Center Site Overview

で、その中から選ばれたのがこちら

きれいなのに冷たくなくてどこか柔らかい感じを受ける…アニメーションの見せ方がうまいせいかも知れないけど、なんというか、こういう方向でのテクノロジーの進化っていいな。どんなに素晴らしい発想でも、技術が一人歩きしてしまってはなんにもならない。何を根本に据えるべきか、そこを間違えさえしなければ。

このデザインは建築家の Santiago Calatrava という方。オフィシャルサイト(http://www.calatrava.com/)には他の色々な建築デザインも紹介されています。

ちなみに、このニュースを探していた時に「dezain.net - 今日のデザイン情報」(http://www.dezain.net/index.htm)というサイトを見つけたのですが、この中のテレビ情報に TVK の「新車情報2004」(http://www.tvk42.co.jp/sinsha/index.html)があるのが面白かったにゃー。車のことはわからないけどこの番組は好き。出演者の三本さんという方が、車の開発担当者や広報担当者を前にして言いたい放題やるところが凄い。「ここはどうしてこういうデザインにしたんですか?これじゃ使いにくいし第一かっこ悪いでしょう。あなたそう思いませんか?」なんてな具合に。でも良いところはきちっと褒める。

車の評論家って、みんな「歯に衣着せぬ」という印象があるなあ。高い買い物だからか?男のロマンだからか?

三本さんのプロフィールに「メーカーによい商品を作らせるには、消費者が「気持ちの良い商品でなければ買わないことが大切だ。」と 主張する。」とあるけれど、映画や音楽でもこういう姿勢できちっと評論する人がいたらもっとシーンが面白くなるんじゃないのかなー。ばしっと尻を叩ける人。

2004年3月4日(木曜日)

KRAFTWERK at SHIBUYA AX

クラフトワークかっこよかった…気持ちよかった…きれいだった…見事でした。テケテケしてるのにちゃんと生なのがわかって感動。AXのステージ、後ろを全面スクリーンにして繰り出される映像のかっこいいこときれいなこと。センスってこういうのをいうのねってな感じの。デカいスクリーンを押しつけがましくなく存分に使ってなおかつかっこよくてきれいだった。ツールドフランスの映像なんて凄くきれいでかっこよかったなあ。いや、そもそも4人並んで立ってるだけでかっこいいもんなあ。開演時、薄い幕にシルエットが映っただけでくわーーーっとなっちゃうかっこよさ。おまけに黒いスーツに赤いシャツに黒いネクタイ。渋過ぎ。ビバすだれハゲってな感じで。昔の曲をやられると、うっわー懐かしーってなるんだけど、でもちゃんと今の音になってるんだよな。すんごいかっこいいの。アンコールでの衣装替えがまたニクいぜドイツのおじさんたち。ああもう、こんなに凄いと思わなかったよう。今日が最終日とあって2階も1階もみっしり埋まってて、特に1階の後方がぎゅうぎゅう詰めになってたのは仕事帰りで駆けつけた人が多かったからかも知れない。にしてもいい音だったなあ、どうして日本のバンドのライブではああいう音が出せないの?好きな音楽はデカい音で聞きたくなるのが人情ってもんだけどさ、デカけりゃいいってもんじゃないんで。ただばかデカくてばりばり割れてるような音聞かされたってちっとも嬉しくなんかないのよ、それじゃ駅前でギターがじがじやってがなってるやつとおんなじよ。あんなんじゃなくて、いい音をばしっとどかっと聞きたいのよ。今日はすんごい良かったわあ、もう、うひうひ喜んじゃった。さすがゴッドオブテクノ。つか、クラフトワークの音はコンピューターミュージックだなと思った。YMOはテクノポップ。どう違うんだってか。なんとなく、感覚の問題っす。

2004年3月11日(木曜日)

はんこ大好き!!

うわあああああ何だ「にくきう認印」ってええええええ

多分買いますねこりゃ。自分用じゃなくてプレゼントにしよう。うん。

2004年3月13日(土曜日)

【朝の】お前らのメイク作法教えてください【手順】(化粧板@2ch掲示板)

( ゚Д゚)

世の中の女の人たちは毎朝こんなに凄いことをしているのですか。………どうりで朝昼の会社のトイレが混むわけだよ………ちょっと勉強してみようかな………。

参考:テンプレサイト@初めての化粧スレ

2004年3月16日(火曜日)

櫻井敦司ソロプロジェクト始動

帰宅して郵便受けを開けたら「櫻井敦司」という文字が目に飛び込んできてそれがハガキだったので、一瞬、選挙にでも出るのかと思ってしまいました。ソロプロジェクト始動だそうで。それもビクターから。ってことは CCCD か。5月26日シングル、6月23日アルバムってことは、もうできてるんじゃん…。

2004年3月18日(木曜日)

Aランクおみくじ道

いい感じの巫女さんがいい感じに占ってくれます。結果は素直に受け入れましょう。

牛丼裁判(from (・∀・)イイ・アクセス

お、面白い…。

「逆転裁判3」がイマイチ楽しめなかったワシですがこれはグーですわ。秀逸のパロディ Flash でございます。

逆転裁判3

上で逆転裁判について「イマイチ楽しめなかった」と書いたのですがそれについて。

前2作は非常に面白くプレイしたので新作もかなり楽しみにしていたんですが、なんつーか、システムそのものは完成されているので今回はシナリオの勝負だった印象が。で、そのシナリオが自分にはしっくりこなかったのでした。

特に最終話などは、自分が考えてゲームを進めるというよりも、背景となった物語を読んでばかりいたような。プレイ中、弟に「さっきから同じボタン押してばっかりじゃん」と言われたくらい、流れるテキストをただ読んでるだけで、探偵パートでも法廷パートでも自分の推理によるゲーム運びという感じは殆どなくて、「あー、こういう流れならあれ見せればいいのねー」と、言わばお使い RPG でフラグ立ててる感覚でした。

プレイし終わっての感想は一言「疲れた」。キャラクターへの感情移入とかロジックの妙とか、そういう引っかかるものが全然なくて、どうにも疲労感ばかりが残ったのでした。

シナリオについても、まあ、ゲームだからなんでもアリと言われればそれまでですが、倉院流霊媒道をストーリーの主軸にされちゃうのはがっくりくるんだよなあ。「んなことあるわけないじゃん、それじゃこれまでの法廷で丁々発止のやりとりしてきたのは何だったわけ?」って、小一時間問い詰めたくもなるってもんです。

そういうわけで、フィクションとして楽しめる部分とパズルとして理詰めで責める部分とのバランスが自分には合わなかったのかも、という印象でした。んー、でもパズルの部分もどうもぴたっとくる爽快感が前作ほどはなかったような気もするなあ…。

あと、やっぱアレだわ、御剣の使い方がなんか違うんじゃないのかなってのがあるんだよなあ。

って、キリがないのでこの辺で。とにかく、そんなこんなで「面白かった!」とは思えなかったのでした。

そういうわけで、今日からこの cgi を使ってみることにした。

そういうわけというのはどういうわけかと言うと、やはり掲示板にばばーんと日記めいたものを書くのはなんだかなーという気が今更ながらにしてきたし、と言っていちいち html を直して ftp して〜という手間がひどく面倒になってきたからで。

tDiary というやつが人気があって使えそうかなーと思ったらうちのサーバではダメっぽかったので、なんかいいのないかなーとうろついて見つけたのがこの「にっきぃ」だったというわけ。

ネーミングはともかく(すみません)、シンプルで使いやすい上に表示が html なのが良い。一日に複数記事が書けるし過去の日付で登録する事も可能。ネタバレ抑止機能もいい(要 Java Script だけど)。見た目の調整は殆ど css でいじれそうだ。なのでしばらく使ってみて良さそうだったら過去分もこっちに移行しちゃおうかなとか色々考えている。取り敢えず、css を元の日々録っぽくしたら公開しましょう。そんな感じ。

(現在このcgiは利用していません)

2004年3月19日(金曜日)

「黒蠅」

昨日、「逆転裁判3」の感想を書きながら、そう言えばついこないだもこんな感覚味わったなあ、と思ってたら、パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズ最新作「黒蠅」の読後感と似てたんでした。

ベントンが生きてたりそれをケイ以外のみんなが知ってたりケイもマリーノも前職を追われてぱっとしなくなってたり、いろんな要素の一つ一つが物語を形作る上で妙に弱々しく感じられて、前作までと違ってケイの一人称じゃなくなってるのもなんだかなーという感じだったんですが。

何よりも解せないのはケイがいきなり若返ってる事です。

このシリーズが面白かったのは、登場人物がそれぞれに成長したり老いていったりしながらお互いの関係の中で変化したりちっとも変わらなかったり、という、人間ってしょうもないけどそこがいいよね、みたいなところにあったように思っているので、そこんとこすっ飛ばしてケイだけ若くなっちゃうのってナシだろうがよ、と思うわけです。

ルーシーの輝く若さとケイの老いさらばえていく姿との対照がリアルでよかったのになあ。

物語の主軸になる犯罪そのものも、まだルガル絡みでいくのかい、みたいな感じでドキドキしなかったし、マリーノの息子を消す時のルーシーのコスプレシーンなんて必要あるのかなと思ったし、どうも物足りないというかこれまでとは別物と思った方がいいのかな、というのが素直な感想です。

なんだかなー、せっかくここまでみんなの人生を丁寧に紡いできたのにもったいないよなー。

2004年3月20日(土曜日)

The Mad Capsule Markets「W.O.R.L.D」

いよいよ3月31日にリリースを控えたマッドのニューアルバム「CiSTm K0nFLiqT...」からの第二弾クリップが公開。

MTV でマッド特集があってその中で流れたのだが、これがまあ。

「えっ?これがマッド?!」って感じで最初はびっくりエレクトロニカげなサウンド、そこからドラムとベースががつんと乗って更に重なる KYONO のボーカルがどすんと太い声、もう、こんなの聞いたことないっすよ状態でぐあーっと突き進む。ああもうまいるわねえ…いたストのけいこのセリフさながらに、なによマッド凄いじゃん、と、気がつけば顔がにやけているのだった。

そうかあ、こうきたか。

シングル「SCARY」を聞いた時はいま一つピンとこなかったんだけど、この曲聞いたらなんだか「SCARY」の有り様が違って感じられるような気がしてきた。POSITORON 製作のクリップがまたよくてね、マッドが音で伝えようとしている事をちゃあんとわかった上でそれを映像に表現している感じ。センスもいいけどそれだけじゃない、なんつーかこう、魂が感じられますな。凄いね。

KYONO の声の変わりっぷりが凄いなあ…なんつーか、KYONO の変化=マッドの変化みたいな、一皮も二皮も剥けて進化した感じがするなあ。ベースもドラムもばりばり生で、めっちゃバンドサウンドじゃん。くうー、早くライブで聞きてえ。

あたしゃてっきりこの曲はアルバムのトリかと思ってしまってましたがどうやら中盤の曲らしい。ええええ。一体全体どんなアルバムになってんだい。こりゃ断然ライブが楽しみになってきましたよ。

「なまはげロボット」購入めぐり議論白熱/男鹿市議会(from ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ

男鹿市の16年度一般会計当初予算案に盛り込まれた「なまはげロボット」購入事業をめぐり、同市議会予算特別委員会で議論が白熱している。同特別委では、事業費が1610万円と高額な上、ジャンケンする機能だけのロボットは怠け者を戒めるなまはげの伝統に反する―など、反対や予算修正を求める意見が続出。これに対し市側は「観光振興の起爆剤としてロボットは話題性がある」と訴えているが、議論は平行線のままだ。

なまはげが1610万円( ゚Д゚)

なまはげロボットは、同市出資の第三セクター男鹿地域振興公社が運営する観光施設「なまはげ館」(同市北浦真山)に、新たな誘客の目玉として導入する計画。県立大システム科学技術学部(本荘キャンパス)の協力を得てシステム開発し、県外業者にロボット製作を委託する。ロボットは座ったままのタイプ。相手とジャンケンして負けると、「おめぇ強いな」などと言い、両手で頭を抱え悔しがるという。

どうしてなまはげでジャンケンなんだ…「両手で頭を抱え悔しがる」って。見たいじゃないか。

[2chスレ紹介]バカ兄弟コント(いかりや長介さんがなくなりました スレより)(from セピア板@2ちゃんブログ)

う…泣いちゃったじゃないか…。

去年 DVD 出たし、ドリフ再結成してバカ兄弟とか雷様とかやらないかなーと思ってたんだけどなあ…。

ご冥福をお祈りします。

2004年3月21日(日曜日)

M県電波まとめ(from 拾ったものを紹介していくスレッド Part3

ある日突如として電波さん(女)にロックオンされてしまった人(男)の話。

自分が知ってる電波話はなんかで報告されてるようなのしかないんですが、こちらさんのは女→男という点でちょっと特殊。でも、途中で親が出てきたり友達連れて来襲したり凄い服装だったりという点は一連のパターンと酷似。しかし何より怖いのはリアル進行中だということ。警察には連絡済みだそうなので大丈夫かとは思うが…。

2004年3月22日(月曜日)

baddreamfancydresser: 三谷さん、またコラムで愚痴る(from ARTIFACT ―人工事実―

三谷幸喜氏が『新撰組』のシナリオについて、ある漫画家の人がネット上で同人誌なみの仕事だと言われていたのをわざわざネタに。

ああ、渡辺多恵子さんかあ…。

この方の言うこと、一理はあると思うんです、立ち読みしないで買って読めとかね。ただ、その言い方が非常に攻撃的で、かつ自分でその事を十分わかっていて「辛口」だとか「毒舌」だとか自分で言うところが大人げない。それと、自分こそ全てで自分と違う物の見方をするやつは徹底攻撃、という姿勢があまりにも強固で。自分と違う意見の人がいるからって片っ端から噛みつく事もなかろうに〜という感じです。

まあ、自分こそが真実だと思っているならそれはそれでいいけども、「ね?自分は正しいでしょう?」みたいに共感を求めるのはどうかと思う。吠えるなら群れずにお一人で。

この人の書いているマンガは面白いんだけどなあ。

#あちゃー、ニュー速にスレ立ってた…(【大河】三谷幸喜、某漫画家の批評にショック_Part2【新選組!】

電波さんその後

うーん、ほんとに会っちゃったのか…すっかり相手のペースに取り込まれてしまった模様。本当に嫌なら相手にするべきではないし、つきあう気があるんなら続ければいい。つか、よほど気持ちがしっかりしてないとどんどんつけ込まれるんじゃ。相手は普通じゃないんだって事をとにかく念頭に置かないと、これから何されるかわかったもんじゃないぞ。しっかりするんだ。

2004年3月24日(水曜日)

そういうわけで(どういうわけだ)、今日は誕生日。皆の者、苦しゅうない、思う存分祝うがいいぞ。

わらわの欲しいものはこれじゃ。

ピクニック・アット・ハンギングロック

売り切れなのじゃ。廃盤なのじゃ。オークションでは8000円くらいするのじゃ。ヽ(`Д´)ノ

映画「マスターアンドコマンダー」のピーター・ウィアーが監督なのじゃがそんなことは最近まで知らなかったのじゃ。オーストラリアで実際に起こった女生徒失踪事件を描いた美しくも謎に満ちた不条理とも言える作品なのじゃ。主演のレイチェル・ロバーツが神秘的なまでに美しいのじゃ。

(5月16日追記:後日入手できました。神秘的に美しいのはレイチェル・ロバーツではありませんでした

「マスターアンドコマンダー」と言えば、ちと古いがこの話題じゃ。(from Books by 麻弥〜 News Collector 〜Old 00000023〜

この映画の宣伝はテレビでじゃんじゃん流れていて「あーなんだかわからんけど海洋少年悲劇ものかあー」としか思えないような内容だったのだが本編はてんで違ってるという話。なんでそんなことするのじゃろー。不思議じゃ。日本人には冒険ものよりお涙ものの方が受けると判断してのことじゃろうか。でも、あの宣伝見て悲劇を期待して映画館に行って内容が全然違ってたら「なにこれ」ってなことになるじゃろうが。モデルやタレントに応募してくるのに「奇跡の一枚なしね!」とイエローキャブの社長さんも言っていたのじゃ(例え修正はしていなくとも本人もびっくりするくらい素晴らしい出来ばえの写真を送ってくるな、という話。ビッグコミックスペリオールの『社長DEジャンケン隊』(昔、スピリッツで連載してた『おごってジャンケン隊』のリバイバル)で訴えていた。写真だけ良くてもどうにもならんわな)。

「広告に偽りあり」ではいかんのじゃ。

それはさておき、わらわが欲しいのは「ピクニック・アット・ハンギングロック」の DVD なのでそこんとこよろしくなのじゃ。(Amazon のギフトカードでもよくってよ)

レズビアン女子大生、処女喪失を研究のためにネットオークション体験を語る: ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会

ロージー・レイドさん(18)は、8400ポンド(約160万円)で処女喪失を落札した44歳のエンジニアの男性(離婚し2児の父)とホテルの一室で関係を持った。 (中略) ロージーさんはこの”処女喪失代”をブリストル大学の学費として借りている15000ポンド(300万円)の返済にあてるつもりだ。

苦学生(死語か?)が勉学に集中するためパトロンを見つけるというのは昔からあるような気もするが、レズビアンがオークションで相手を見つけたというところが新しいのか。にしても、落札した人はよほどの好事家なのかお金が有り余っているのか…オイラも売ろうかなあ。グラムいくらで売れるかしら(ぉぃ

2004年3月27日(土曜日)

NASA音頭のガイドライン(ガイドライン@2ch掲示板)

TBSで放送されたいかりや長介さんの追悼番組で流れた昔のコントの中でテキトーかつ一生懸命に歌われてた「NASA音頭」に2ちゃんねらーが激しく反応。これ妙に耳に残るんだよな〜。あ、ナッサナッサナッサナサ♪

山口貴由・南条範夫「シグルイ」1巻

怪作にして名作マンガ「覚悟のススメ」の山口貴由さんの新作。今回は原作付きで、南条範夫作「駿河城御前試合」をベースにしているとの事ですが…んー、久々にきたぞこれは。血と筋肉とおっぱいとハラワタ出まくり。原作は読んだ事がないけれども、よくぞこれを取り上げたな、って感じ。覚悟の時より絵が研ぎ澄まされているというか、覚悟では人間の情みたいなものが根本にあってラストも希望があったけど、今回のテーマは残酷、熱さよりもやばい冷たさを含んだ正気と狂気の世界だから、勢いだけじゃない熱を持った絵。

あとがきに南条範夫さんの「残酷について」という文章が載っていて、短い文なのだがこれがまた非常に心くすぐるものだった。

男の感情が最もはっきりと判るのは、残酷になった時である。

男もやさしさを示す。しかしそれはどこか芝居じみたものになる。男の場合、残酷になる時その本性が出てくる。だから男の世界を現実につかみだすとすれば、それは残酷だ。

そうなんだよな…。普段どんなに優しさを感じる相手でも、何かの折りにふと残酷な側面を感じ取ってしまう事がある。だからといってその人が「残酷な人」であることにはならないのだが、決して触れる事のできない闇のようなものがその人の心の底にあるということ、それを知ってなお寄り添う事が、本当の意味で人を愛するという事なんじゃないかと思ったりするのだ。

ならば女の本質は何だろうと考えてみると…これはさっぱりわからないなあ。女って嘘つきだから、どれが本質なんだかわかりゃしないよ。

そんなこんなで「シグルイ」、濃いものが好きな方には堪えられない逸品であります。

赤川次郎他「七つの危険な真実」

ある日、無性に本が読みたくなって、そういえばここんとこずっとまともに読んでなかったにゃーと思いつつ、仕事帰りに立ち寄った本屋の店頭になんとか賞受賞とかいって鳴り物入りで置いてあった文庫本を中も見ずに買ってみたらこれが大失敗で、もうなんとか賞受賞のやつはやめようと心に決めて出直した本屋でふにゃふにゃと見つけて手にとったのがこれ。裏表紙に「人権団体アムネスティへの賛同もこめた、文庫オリジナル・アンソロジー」とあり、書き手は赤川次郎、阿刀田高、北村薫、夏樹静子、乃南アサ、宮部みゆき、連城三紀彦となにやら豪華。

もともとオムニバスものが好きだし、短編集だと通勤時間にさらっと読めるのでいいかなーくらいの軽い気持ちで選んだのだが、これがなかなか面白かった。宮部みゆきさんなどは名前はよく耳にしていたけれど読むのは初めてだったのだが、実にうまい。面白い。内容もいい。視点もいい。阿刀田高さんのも、さすが短編の名手といった感じでニヤリとなった。阿刀田高さんの作品は、昔、ワニの豆本でさんざっぱら読みたおしたものだった。当時は小学生〜中学生だったが、ちょっと大人向けのもあってドキドキしながら読んだものだ。…今の子供はどんなものを読んでいるんだろうなあ。

これは人権をテーマにした作品集ということで、ミステリーではあるが主題は人間。って、人間を描いていないミステリーなんてあるのか。あろかも。まあいい。人というのは弱い愚かな存在で、だからこそ人間として生きることは大変なんだけど、でもそれが人間なんだよね、みたいな、仰々しくない、普通の人々の姿が描かれていて、心にしみじみと残るものがあった。

前に読んだなんとか賞受賞のやつは一応ミステリーということだったが、小説じゃなくてマンガかテレビドラマのアイディアを読んでいるようでげんなりした。殺人が起きて色々な人物が出てきてあれこれの事情が絡んだり解かれたりしてくのだけれど、人物の描き方が「はあ?」みたいな嘘くささで、男も女も薄っぺらい割には無駄な描写が多くて、一体どういう経歴の人だろうと思ったら少女小説出身だというので更にげんなりした。こんなの読むよりマンガの方がいいな。いいものに限るけど。

やっぱり、いいものを読まなくちゃね。善し悪しを決めるのは自分だ。アンテナ磨きはさぼっちゃいけねーな。

電波さんの結末

結局、精神病院行きが決定ですか…。ともあれ、大事に至らなくて良かった良かったでございます。

こういう話を全部作り事だと思っている人がいますが、それはそれで幸せな事かも知れない。それが作り事じゃないってわかった時にはもう平穏はないんだから。

実際、自分の周りでもこんな感じの話があるんで、他人事とは思えないんだす。心を病んでる人って本当に多い。

*

本の事を書いたので思い出し怒り。

ちょっと前、テレビをぼーっと見てたら本の番組が始まって、著者インタビューみたいなコーナーで「あらすじで読む日本の名著」の人が登場。この本、大変よく売れてるんだそうで、こんな本が売れるようじゃ世も末だなあなんて思っていたんだけど、どんな人がこんなこと思いついたのかと思って見てみたのですが。

この人、学校の校長さんだそうで、いかにもそれっぽい雰囲気をぷんぷんさせながら話していて、あーやだなー、とんでもないこと言ってるなー、案の定つまらない人なんだねえとなどと思いつつ見ていたら、この本の中で取り上げられているある作品について語りだし、あーこれ読んだことないんだよなー読んでみたいなーなんて思ってたら、いきなりあらすじを紹介し出し、結末までしゃべりやがったのでした。馬鹿かこいつ。誰があんたにネタバレしろっつったよ。その上言うことが凄い、「わたしも実はこの作品自体読んだことがないんですが」「こうしてあらすじを聞いただけでも感動的な作品でしょう」死ね死んでしまえ。てめえがお手軽なあらすじで感動するのは勝手だが、人の感動の機会まで奪うな。そういう痛みがわからんやつだからこそこういう企画を考えられるんだよな。ああもっともだ。最低だ。

このシリーズ、学生よりもサラリーマンに売れているそうですが、こんなん読んで知ったかするよりスポーツ新聞のエロ小説読んでチンコ勃ててる方がよっぽど想像力増進になってよかろうと思います。

2004年3月28日(日曜日)

おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ

どれみ新作キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!!

スカパー入ってて良かった…(1本いくらするんだろうというそこはかとない不安はさておき)。テレビシリーズの空気がそのままだといいなー。楽しみ楽しみっ。

【ハガキ】「ビクトリーム様復活」係【千通】(漫画サロン@2ch掲示板)

これは何の騒ぎかと言うと、週刊少年サンデー連載「金色のガッシュ!」というマンガに登場して瞬間最大風速を巻き起こし消えていったビクトリーム様というキャラクターの復活を願うスレなわけです。

コミックス「金色のガッシュ!」15巻のおまけページで、ビクトリーム様ネタの投稿が多いのに何やら思うところあったらしい作者の雷句誠さんが「お前達、そんなにビクトリームが好きか?そんなにVが好きなのか?」そしてついに「よーし、そしたらハガキを送ってこい!!千通以上きたら考えてやろうじゃないか!!」とのたまったことからこんな事に。

いやー、このビクトリーム様ってのがいいキャラでねー。マンガ本編でもかなりいい味出してましたが、コミックス13巻のおまけページでなぜかいきなりメロンをむさぼり食って「キャッチマイハート!ベリーメロン!」カッカッ(←足を鳴らす音)もう素晴らしい。これ読んだ時、この人天才だって本気で思ったもんな。

しかしまさかスレまで立ってるとは思いもしませんでしたが、ビクトリーム様への愛が溢れるいいスレだ。さーて、ハガキ書かなくっちゃー。

2004年3月30日(火曜日)

連邦(04/03/30「オタクとかそういうのとか、引用とか色々とね」)

ここで言及しているページそのものは消されてしまっているのでどういうコメントの応酬があったかわからんのですが、

ていうか、なんかおかしくねぇか?と思った次第。つか、なんでネット依存者の人間ってメールとかではなく、ホームページという媒体を使って意見を言うかねぇ。ださくねぇ?

まったくそうだよなあ…。言いたい事があるなら言うべき相手に向かってちゃんと言えってね。

オイラはここでいっつもぴいぴい怒ったりしてますが、それで終わると思ったら大間違いなのさ。アッタマきたーと思ったらすぐ行動に移す。状況を改善させるにはアクション起こさにゃ。

JR東日本にも苦情出しました、電車の空調なんとかせい、って。ちゃんとお返事がきましたよ。がぼっと要約すると「前向きに善処します」みたいな内容だったけど、ちょっと引っかかる点がありましたな。

東海道線では、「湘南新宿ライン」で使用している4ドア車のみ、冷房・暖房・送風装置とも全自動となっており、他の車両につきましては、車掌が車内の空調機器の操作を行っておりますので、車掌には車内の状況をよく把握し、適切な空調機器の操作を行うよう指導してまいりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

ここでいう「ご理解のほど」ってなんだべ。「うちの車掌によく言っときますからここはどうかひとつ」ってな感じかしら。

なーんか違うような気がするんだけどなー、この「理解」って言葉の使い方。

こないだもこんな事が。

ハーボットのメンテナンスが異様に長くて丸一日くらいシステムが止まってた事があって、その時のメンテナンス終了のお知らせに「サービスご利用の皆様の、ご理解とご協力に感謝いたします」 って文言があって、それにカチンときた人がカフェに書き込みしてちょっと議論になったりして。

予めある事象がわかっていてなおそれを受け入れるなら「理解」だと思うけど、電車の空調もハーボットのメンテナンスもユーザにはどうにもならない事態なわけで、それを「理解」しろって言われても「ハア?お前何言ってんの?」ってな事になるわけで。

相手に迷惑かけたと思ったらまずは謝る。それが人として当たり前。人にぶつかって「すみません」じゃなく「どこ見て歩いてんだコラ」というのは与太者のすること。これはちょっと違うか。

…って、最近の自分を振り返ってみると、案外「すみません」が言えてないかも知れないわ。間違いはテキトーにごまかしたりなんかして。まあ大人ってイヤね。

言い訳する前にちゃんと謝る。それが普通にできるなら、自分の言いたい事も言うべき相手に対してきちんと言えるんじゃないかなって気もしますな。

まあ、「ホームページという媒体を使って」しか物の言えない人って、実はあんまり大した事言ってないような気もする。最初から腰が引けててまともに戦う気がないみたいな。ほっときゃいいんだそんなのは。

2004年3月31日(水曜日)

雨上がりのアサー(ダ・カーポ featuring 谷岡ヤスジ)

久しぶりにミミズを見た。なかなかふとましい良いミミズだ。昔はそんじょそこらにいたけれど、最近はあんまり見かけなくなったなあ。かたつむりも見ない。かたつむりマスターのわたしとしては(子供の頃、二種類のかたつむりをまとめて飼ってたら同じ時期に卵が生まれて赤ちゃんかたつむりが大発生したのだ)さみしい限りである。

かたつむりって可愛いよなあ…手や足に乗っけるとてれてれ歩いてさ…ツノを突っ付くとちょん、って引っ込めてさ…おとなしいし餌も何でも食べるしいいペットだよなあ…また飼いたくなっちゃったな…。

『21. 傘立てが傘立てであるために』(使いやすさ研究所)(from 羊堂本舗(2004-03-29)

にゃるほろ。「これが傘立てである」と万人に知らしめるためには、それに傘を立てておけばよいのである、と。にゃーるほろ。

これってあれだな、所ジョージさんが昔言ってたのと似てないか。

駅の売店で売ってるゆでたまご、これについてる袋に「殻入袋」と書かれてあるのを見て、殻を入れる前は「殻入れ袋」なんだけどこれに殻を入れると「殻入り袋」なんだというアレ。ちょっと違うか。だいぶ違うな。でも、現象と認識ってこんな感じよね。

ファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係〜米経済学者が論文(Internet Watch)(from セキュリティホール memo

コピーコントロール推進派の方々はどういう見解なんすかね。

2ちゃんねるの“折り鶴14万羽プロジェクト”、高校の社会科資料集に掲載!?(やじうまWatch)

あー。

放火で焼失した広島平和公園の折り鶴を、2ちゃんねらーが大挙して折りまくって復活させた、というのが折り鶴プロジェクトだ。

あー。これはこれで間違いではないけれども、リンク先を見ればわかるように、事の顛末は非常にお粗末なものだったからなあ。授業の中でどういう取り上げ方をするのやら。

*

帰り道、花束を持っている人をちらほら見かけた。年度末だもんなあ…異動か退職なのだろう。

女の人が花を持っているのは見ていて気持ちのいいものだ。たまに男の人が持っているのも見かけるが、なんかこう所在なさげで、それそれでまた趣があって見ている分には面白い。

にしてもお花って、いつ貰っても嬉しいものだよなあ。きれいだし和むし、お祝い事にはやっぱりお花がいいなー。生きてるお花ね。

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