■2006年6月2日(金曜日)
先日受けた子宮がんと乳がんの集団検診の結果、子宮がんの方は問題なしだったが乳がんで要精密検査との連絡がきた。
留守電に入っていたメッセージを聞いて物凄く不安になったけど、そのままおろおろしてても仕方がないので取りあえず連絡をくれた保健センターへ赴く。係の人の話では、再検査になる人は結構いて、そのうちの殆どが悪性の腫瘍ではなく乳腺炎など他の症状で命に関わるようなものではないということだった。
とはいえ、まずは検査を受けてみなければ何も分からないわけで、今日さっそく紹介された病院に行ってきた。
ドクターによる触診ではやはり異常は認められず再度マンモグラフィー撮影。集団検診の時は縦に1枚撮っただけだったけど、今日は縦・横・斜めの三段責め。もう、おっぱい潰されまくり。更に後日、超音波検査を行い、必要があれば針を刺して調べるとの事。
…って、ちょっとマテ。
お っ ぱ い に 針 を 刺 す ん で す か
聞いた話では局部麻酔をして乳首から針を刺して細胞を採るとかなんとか。うっはあ。ビョークかっ。
って、その局部麻酔って…や っ ぱ り お っ ぱ い に 針 を 刺 す ん で す か
うう…なんか物凄く何とも言えない気持ちになってきましたが、検査の結果なんともなければそれに越した事はないし、万が一悪性のものであったとしても多分初期だし女性特有の病気の特約を生命保険に付けてあるし、そん時ゃそん時ゃで何とかなるだろう。うん。
にしても最近検査だらけだわね。休職中で時間が自由になる時期で良かったっちゃあ良かったけどね。年をとると、ホントにあちこちガタがくるんだなあ…。
にしてもマンモグラフィーって、ちっぱい(小さいおっぱい)の人は検査が大変なんじゃなかろうか。わが輩の場合はたぷたぷのたるたるで伸縮自在であるので(縮みゃしないか)横だろうと斜めだろうとどこからどう挟まれても柔軟に対応できておりましたが、ちっちゃいと挟むだけでも大変そうだ。
だからって言うのも変だけど、やっぱり基本は自己検診。女子のみなさん、月に1回ちゃんと続けましょう。
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■2006年6月11日(日曜日)
至福の一日。
まずは東中野ポレポレ坐にて『吉田喜重「美の美」をめぐって定期上映&トーク』。
映画監督・吉田喜重が各国に赴き、絵画や遺跡について、画家たちの生涯や彼らの美意識、そして一つの美的空間が生まれるまでの歴史的背景、国土などについての考察を試みながら、古今東西の美の世界を紹介したのが、1973年から77年にかけて制作・放映されたドキュメンタリー番組「美の美」です。
このたび、ポレポレ東中野に併設されておりますスペース&カフェ・ポレポレ坐におきまして「美の美」の定期上映会を開催することとなりました。上映会には、毎回特別ゲストの方にお出でいただき、各作家・テーマについてお話していただきます。
というわけで、今月の開催は今日、ゲストが吉増剛造さんという事で、ミーハー魂を発揮し、吉増さん目当てで行ってしまいました。
吉田喜重監督については名前しか聞いた事がなくてまるっきりの不勉強のまま行ったんですが、今回の上映作品「ブリューゲル 画家が亡国を目撃するとき」は凄かった。映像、ナレーション、音楽、構成、その全てが凄まじいエネルギーを持った塊みたいだった。特にナレーション、これは吉田監督自らが語っているのだけれども、声といい語り口といいトーンといい、こんな凄いナレーションは聞いた事がない。作品のテーマ自体も非常に重いのだけれど(参考:Wikipedia:ピーテル・ブリューゲル、フランドル)、抑圧される人間を集団として捉え、その姿を微細に表現する事で自分の国の有り様を怒りと嘆きを叩きつけるように絵画に表現するブリューゲルのその内面を、映像の真摯さ以上に圧倒的な説得力のある重い強い力で探ろうと、どんどん深いところへ入り込んでいくかのように響いてくるその声。これを吉田監督以外の人がやったら作品が作品として成り立たなくなる、そんな物凄さで、久しぶりに人間の声というものの力を思い知らされたような気がしました。
その後、吉増さんのトークがあったわけですが、どんな催しでもイベントでもそうであるように、今日も吉増さん手書きの「フリーペーパー」が用意され、それを元にお話が始まりました。ああ、吉増さんの字だ…細かくて余白に書き込みがたくさんあって本の切り貼りもある吉増ペーパーだ…これだけで嬉しいミーハーなわたし。
この定期上映会では毎回、吉田監督と女優の岡田茉莉子さん(お二人は御夫婦)がいらしているのだそうですが、今回はフランスでの上映会の準備だとかでおいでになっていなくて、「ご本人がいらっしゃらないから何でも勝手に喋っちゃおう」と吉増さん。
もう、聞きながらうひっと思ったりあらっと思ったり、色々印象に残るフレーズがあったのだけど殆ど覚えていない…。でも吉増ペーパーをここにアップするのは控えます。これは会場に足を運んでくれた人への吉増さんからの大事な大事な贈り物だから。
トークの内容は、小津安二郎からジャン・リュック・ナンシーからジョン・ケージから武満徹など、ありとあらゆるものの片鱗たちを結びつけながらのお話で、これもまたいつも通りの吉増節で初めは穏やかに、徐々に色々な事に気付きつつ様々な声を聞きつつ、段々とテーマの中に入り込んで行って何かの尻尾を捕まえて帰ってくるような、そんなお話でした。ってこれじゃ何が何だかさっぱり解らないと思いますが、今のオイラにゃこんな表現でしか語れないんだ。
あ、今回はちょっとニュー吉増が(笑)。
普段はカセットテープレコーダーで色々な音を聞かせて下さるのが吉増さんの講座やトークの常で今回もその場面はあったのですが、それにプラスして今回は何とMDプレーヤーまでお使いになった! 「買ったばっかり」と笑っておいででしたが、そうやって聴衆に対して常に全力でできる限りの事を伝えようとする吉増さんの姿勢はいつも変わりません。それが嬉しくてずっと追っかけてしまうのかも知れないなあ。そう言えば、音楽をちゃんとした環境で聞くために本を沢山処分してオーディオシステムを整えられたとか。「ヘッドホンとかイヤホンとか、あんなんで聞きたくないからね」との事でした。
そしてトークの終了後、厚かましくもこちらからお声をかけて久しぶりに吉増さんとお話することができました。
「映画に興味をお持ちなの?」と聞かれて、実はネットで調べて吉増さん目当てで来たんですと正直に申し上げましたら「ありゃまあ」と言われてしまいました。あと、トークの中で「これは余生の楽しみに…」なんて柄にもない事をおっしゃっていたので、それをそのまま申し上げたら「使ってみたかったんだよ〜余生ってのをさ〜」って、屈託なく笑ってらっしゃいました。んもう、相変わらずお茶目なんだからー。
そんな吉増さんですが、8月5日(土)から同じポレポレ東中野で、吉増さんの足跡を追ったドキュメンタリー映画「島ノ唄」の上映が決定したそうで、これには「てへっ」と舌を出して何故かとってもとっても照れていらっしゃいました。
本当に、いつまでも少年のような不思議な素敵な方だなあ。今日色々お話しできて本当に良かった。またお目にかかれますように。
その後、望月章先生主催のnmp公演「ロルカの末裔」を観覧。これもまた素晴らしゅうございました。
登場人物は男性5人、2組のカップルと1人の道化。孤独を持て余し、歓喜を味わい、愛憎の渦の中で苦しみ、激しくも儚い結末へとひた走っていく男達の物語。
今回はメイクも衣装もとてもシンプルで(ISSAYさんはいつも通り)、その分、役者さんの個性と力量と情熱が直に伝わってくるような熱演でした。
望月先生とISSAYさんのラブシーンにはどきどきしちゃった…白いシャツのボタンをうんと下まで外して胸をがっとはだけて肩まで晒して。でもこのお二人が絡むと絵になるんだわー。
望月先生もISSAYさんも笑顔が本当に素敵なの。特に望月先生の、悲嘆の中から小さな悦びを見いだす時のあの表情が好き。
ISSAYさんが控えめなマニキュアをしてたのも素敵だったな。透明か、薄い桜色のネイルで、指先をすっと伸ばすとふわっと光るの。うぶな女の子がするような感じで、こんなところにもまた胸がときめくのでありました。
愛の形は様々で、必ずしも全てが報われるわけではないけれど、思い切り人を愛する事ができたらそれだけで人はきっと幸せなんだと思う…そんな余韻を感じた公演でした。次回公演は12月とのことです。
今日はとっても心の贅沢をした日でした。やっぱり、好きなものに触れるのはいい。そのためには、自分の在りたいところ、求めるところにいられるようにするためには、普段から自分が努力してなくちゃいけないね。物事の感じ方もそう。気持ちのいいことをしてないと、何も感じられなくなっちゃう。いつも何かを感じていたいよね…。
■2006年6月13日(火曜日)
今は放送を終了しているが、今年のドリームジャンボ宝くじのCMが大嫌いだった。
- 男「今年は当選者が大幅アップ!」
- 女「アンタの給料、ちっとも上がりまへんなあ」
- 歌「亭主に夢を託すより ドリームジャンボ3億円」
といった感じのテレビCMで、これが放送され出した当初は「きっとすぐに放送されなくなるんだろうな」と思ったのだが、何故か発売最終日まで延々と流れ続けた。不思議だ。
昔、インスタントラーメンのCMで
- 女「わたし、作る人」
- 男「僕、食べる人」
というのがオンエアされた時には、いわゆる女性団体(どこだか覚えていない)から「女性に対する性差別だ」と抗議の声があがり、結局放送中止になったという事があったのだが、今回の宝くじのCMは女性団体的にはオーケーだったんだろうか。「男に使役されるのは御免だが、男に依存して生きるのは女として当たり前」というスタンスなのだろうか。わからん。
このCMの何が嫌いって、「亭主に夢を託すより」なんて言う奴が最初から亭主に夢なんか託してるもんかよ、男に夢を託した女が「アンタの給料、ちっとも上がりまへんなあ」なんて言うかよ、ただ亭主の給料をアテにして生活してるだけのくせに心にもない事言ってんじゃねえよ、そもそも普通の給与所得者の夫に夢を託すってあり得ねえだろ、と、非常に不愉快な気分になるからである。
自分で働かないくせに夫に対して稼ぎが悪いだの家事を手伝わないだの子育てに非協力的だのと言う女は醜悪だ。「家事労働は経済的に換算するとこのくらいの価値がある」とか言って殊更に大きな顔をしようとする女も嫌いだ。家事労働と会社勤めとを同じ天秤にかけてどうする。労働の質がまるっきり違うだろうが。
最初から一人で子供産んだりダメな夫を見限って自力で子供を育てたり、男の援助なしに生きている女が山ほどいるこのご時世にこんなCMを作ったやつの気が知れない。
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■2006年6月14日(水曜日)
おっぱいの超音波検査に行ってきた。前回予約したアレである。
結果は異常なし。もう、どれだけほっとした事か。
超音波検査の部屋は狭くて薄暗くて、透写板がついた机と診察台(超シングルベッド)と何やら機械がぎっしり詰まっていていかにも密室といった感じでちょっと緊張する。
まず、前に撮ったレントゲン写真を見ながら、「左胸の上の方の乳腺が腫れている感じですね」とドクターから説明される。ほー、そーですかー。で、早速超音波検査になったのだが、まずは壁の方を向いて体を斜めにして横になったもんだから、背後で何が起きているのかさっぱりわからず不安が渦巻く。ゼリーを付けたプローブがおっぱいに触れ、まんべんなく塗り塗りとやられる。と、いきなり背後から「ポーン」とWindowsの警告音が聞こえてくるではないか。なんですか今のは、何か異常でも見つかったんですかっ。でも無言のまま塗り塗りを続けるドクター。うう、一体何がどうなっているの。その後も薄暗い部屋の中に容赦なくポーンポーンと聞こえてくる警告音。アクションホラーゲームかこれは。
そして反対側。これでようやくモニターが見えるわい。塗り塗りがおっぱいに当たると何やら画像が見えてくるが、見えたところでどこがどうなっているのかさっぱり分からないのであった。むう。と、ドクターが何かのボタンを押したらモニター画面が二分割になった。おお、かっこいい。片側だけ動いたりしてるぞ。と、また別のボタンをドクターが押したら「ポーン」。あ、これはひょっとして写真を撮っているのかも。こういう機械でもWindows使ってるのかなあ。斯くして検査は10分もしないうちに終わった。
「特に異常はありませんね、もういいですよ」と言われ体を仰向けにするとドクターがティッシュで胸のゼリーを拭いてくれる…なんかAVみたいだわね…ブラを着けようとしたらゼリーの拭き残しがぬるっとしたけど、こんな事もあろうかと着替えを持ってきておいた自分は偉い。
結局、乳がんでも他の病気でもなかったようで、「毎月の自己検診を欠かさず行なって、少しでもおかしいと思ったら次の集団検診まで待たずにすぐ相談に来て下さい」との事。こう言って貰えるとなんだかそれだけで安心できるなあ。この病院は市内の総合病院なのだが、事務員さん達の対応も丁寧でとても気持ちよく受診できる。
会計も待たされる事なくすぐに済んでロビーで一息。あまり混んでいないので、ここでちょっとゆっくりしてから駅前に買い物にでも行こうかしら〜などと思っていたら、隣に2歳児くらいの女の子と母親がやってきた。
「えー、○○ちゃん、もうおやつ食べるんでちゅかあ〜」「○○ちゃんはママの言う事ちゃんと聞いて偉いでちゅね〜」
聞いているだけでこっちの頭まで弱くなってしまいそうだったので早々に退散する。今の自分の頭はまだかなりバカだが弱くはないのだ。強いバカなのだ。これが弱いバカになったら目も当てられないのだ。
結局駅前までのたのた歩きながら、サマソニも諦めた事だし自分にご褒美でもあげようと考え(自分は何もしてないけど)、下着を新調する事にした。
現在のところ、ピーク時から比べると体重は19キロ減、ズボンのベルトはもう5回も穴を開けた。普段着るものはTシャツにジーパンくらいだからまだ何とかなるが、ブラジャーだけはどうにもならない。ただでさえたるんたるんの胸なのにこのままではだるんだるんになってしまう。先月だか先々月に数枚新調して手持ちのものとローテーションさせてきたが、じりじりと体重が減り続けているので前のものでは今や完全にガフガフになってしまっているのである。
というわけで行きつけの下着屋さんへ行き、いくつか取り寄せて貰う事に。サイズダウンしたとは言え、それでも普通に売っているサイズではないところが悲しい。
この体重の減少っぷりはひとえに生活リズムと食生活の変化にあると思っている。夜中にドカドカ食べる事がなくなり、気持ちが安定してくると自分で料理を作ろうという気が起きるのでコンビニ弁当やファストフードに頼らなくなったし、時間だけはたっぷりあるから新聞の折り込みチラシで毎日の特売品をチェックしてはあちこちのスーパーに徒歩で行くようになったし。一番の決め手は近所のスーパーがマイナスイオン水のサービスを始めた事かも知れない。これでご飯を炊くと味が断然違うしお茶を淹れても飲みやすくなる。それで余計に自炊する機会も増えて一石二鳥というわけだ。 そういう生活を続けていると体がジャンクフードを欲しがらなくなるから不思議だ。前はコンビニでお菓子の新製品を見つけると欠かさずチェックしていたものだが、最近はその手のものにはさっぱり食指が動かなくなった。一度に食べる量も少なくなってきて、ご飯とみそ汁におかずが一品と漬け物があれば満足。これは年のせいかも知れないが。野菜が足りないと思ったら野菜ジュースを飲んで、デザートにはケフィアヨーグルトを食べて。おかげでお通じも順調だし万事いい事づくめである。これも休職してられる今のうちだけだけどねー。
つくづく、人間の体はストレス溜め込んじゃいかんのだなーと思う。今の健康な体に感謝。胃カメラの結果はまだだけどな。
■2006年6月22日(木曜日)
後藤繁榮さんのコーナーに釣られてNHK「きょうの料理」のテキストを年間購読(雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp)しているわけですが(詳しくは4月4日の日々録参照)、このテキスト、なかなかいいんです。
番組で紹介された料理のレシピはもちろんのこと、折々の旬の素材を使った料理の紹介や読み物もたくさんあって。
中でも好きなのは「味わう五七五」というコラム。季節に応じた食べ物にちなんだ俳句を一句取り上げ、そこからいろんなお話が膨らんでいく様は読んでいてとても気持ちがいい。担当は櫂未知子さんという俳人の方で、何気ない語り口も取り上げる句も、何と言うか心地良い柔らかさと刺激があってとても清々しい。きっとこの方の感性やお人柄が滲み出ているのだろうなあ、と思わせるページです。
7月号のテーマは冷や奴。こんな句が紹介されています。
湯文字乱れし冷奴の白
モニターに味気ないフォントで横書きで表示されてしまっては今一つ情緒に欠けるけど(ハイクブログを使えばそれっぽく出来ない事もないけど著作権があるのでNGね)、何とも言えぬ色香が立ち上るような句。この句を詠んだのは俳号「海童」こと故夏目雅子さんだそう。このテキストを読んでいなかったら夏目さんが俳句を詠んでいたなんてずっと知らなかっただろうなあ。
6月号の「さくらんぼ」もいいお話だったし、書店で見かけたら是非手にとってご覧になってみて下さい。
俳句といえば、清水哲男さんの「増殖する俳句歳時記」が今月末で終了とのこと。10年に渡って続いてきた企画が予告通りピリオドを打ちます。今はただその継続に敬服。ちなみに秋からは新企画が立ち上がるとの事、まさにローリングストーンだなあ。清水さん、どうぞお体にはお気をつけて。
■2006年6月24日(土曜日)
2chのサマソニスレでバクチクが叩かれてるっていうんで見に行ったら、何と言うかまあ…
元々洋楽板にいる人は「邦楽イコール聞くに値しないもの」という先入観を持ってる人が多いし、サマソニはただでさえ洋楽主体のフェスという色合いが強いし、盲目的な洋楽ファンから「邦楽ウゼー」とか言われてるんだろうなとか思ったらなんか予想以上に荒れてて。
バクチクファンの人の気持ちもわからなくはないけど、ああいうところでどんなにバクチクの良さを語ったところで「邦楽」ってだけで憎悪されてる場合には逆効果だし、自分がどんなにかっこいいと思ってYouTubeのリンク貼ったりしても興味のない人には雑音でしかないわけで。なんか、バクチクしか聞かずに他のバンドを馬鹿にしてる人達の姿と被ってやるせなかった。
そんな中で特に印象に残ったのが
696 :名盤さん :2006/06/22(木) 10:08:04 ID:Mc4rAJOH
>>691
YouTubeでPV何曲か視聴したけど、ただの歌謡曲だったよww
というレス。ああ、世代が違うんだなあ、と思った。
自分が子供の頃は音楽といえばまずは歌謡曲で、昭和40年代から50年代にかけての歌謡曲はとってもかっこよかった。歌っていたのは本格的な歌手ばかりで曲も歌詞も大人っぽくて子供の自分には憧れの世界だった。朱里エイコさんの「北国行きで」とか、北原ミレイさんの「石狩挽歌」とか、ちあきなおみさんの「喝采」とか、内藤やす子さんの「弟よ」とか、尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」とか、堺正章さんの「さらば恋人」とか、和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」とか、美空ひばりさんとか淡谷のり子さんとか本田路津子さんとかペドロ&カプリシャスとか沢田研二さんとか西条秀樹さんとか内山田洋とクールファイブ(これは母の趣味)とか、どの曲もかっこよかった。演歌もフォークもブルースもみんな歌謡曲だった。
それがいつからかアイドル全盛時代になり、流行り歌はいつの間にか外国曲のパクリばかりになっていた。そして結婚を機に歌を辞める女性歌手が増えていった。山口百恵さん然り、高田みずえさん然り、森昌子さん然り(森昌子さんは最近復帰したけれど)。
そして気がつけばテレビやラジオで流れるのはCMやテレビ番組のタイアップ曲ばかりでどれもこれも同じような曲。楽曲の質の低下と歌い手の質の低下、これを放置して「売れさえすればどうでもいい」と考えていた(であろう)レコード会社の罪は大きいと思う。斯くして今や「歌謡曲」は軽蔑語として使われるようになったわけだ。
バクチクが歌謡曲だという見解はあながち外れてはいないと思う。聞きやすいメロディー、歌詞がはっきりと聞き取れる歌唱、根底がポップで分かりやすい構成。
ただ、出す曲毎、アルバム毎にカラーがあまりに違うので、どれか一つ聞いたところでどんな音楽をやっているのか把握できるようなバンドではないし、洋楽ファンに限らなくても聞く人によってはどうしても受け入れられない事だってあるだろう。
そこのところをわきまえず、増して偏見と先入観に満ちた洋楽板のスレで、バクチクはこんなに洋楽の要素を取り入れてるとか言って洋楽ファンに迎合するようなレスをしてたんじゃ叩かれて当然だ。
と、外野がどれだけ騒いだところで本体には何の影響もないと思うけどね。ステージでその様を見届ける事が出来なくて心の底から残念だ。
■2006年6月29日(木曜日)
胃カメラ検査の結果がきた。
- 体部多発性ポリープ 要経観
- 【次回指示】ドック 内視鏡 2年後
味もそっけもない結果報告だが、要するに2年後の人間ドックでまた胃カメラ飲んで貰うけどそれまでは様子見ね、ということなのだろう。1年後じゃなくて2年後というところをみると、やはり悪いものではなかったようだ。ほっ。
検索してみたところ、「体部多発性ポリープ」というのは正式な呼称ではないようで、Wikipediaの「胃底腺ポリープ」の項にこういう記述があった。
胃底腺ポリープ(Fundic gland polyp; FGP)とは、胃粘膜に発生する代表的な無茎性ポリープであり、胃酸分泌細胞(壁細胞)の分布する胃底部から胃体部に単発または多発する。人間ドックなどの際の胃透視検査でポリープを指摘され発見される場合もあれば、内視鏡検査で偶然発見される機会もある。診断には病変の一部を生検し、病理組織学的検査を行うことが必要である。
Abraham SCらの報告によれば、内視鏡検査を実施したヒトの0.9-1.9%に胃底腺ポリープが認められる。男女差が歴然としてあり、圧倒的に成人女性に多い病変である。単発例より多発例が多い。偶然の検査をきっかけに発見されることが多く、無症状の患者がほとんどである。慢性萎縮性胃炎の原因となるHelicobacter pyloriの感染の合併がほとんどないことも特記される。このようなケースは「散発性胃底腺ポリープ(sporadic FGP)」と呼ばれることが多い。
どちらにしても深刻なものではないようだ。ラッキー。
ラッキーと言えば、今日こんなものが届いた。
通販生活の定期購読を申し込んだ時に申込者プレゼントをやっていたらしい。まったく記憶にないのだけど、そういうものほど当たるんだよなあ。それにしても1000円分の図書カードとはなかなか景気のいい事ではありませんか。何買おうかなあ。わくわく。
そう言えばこないだブックオフに行って買い物した時も、650円の本を買うのに100円の割引券を使って550円払ったら、50円のサービス券を貰った上に福引で500円分の商品券が当たったのだった。ちょーラッキー。
…これはひょっとして雑誌「壮快」(Amazon)の付録に付いていた財運ボックスの効果なのか?(こういう本を買っちゃうあたり地味にオバサンくさくて激しくかっこ悪い)
どのみちツイテる事はいい事だ。オイラってラッキー。うふふ。