■2006年7月12日(水曜日)
近況。時系列は適当。
これまでずっと株式会社やま義の「きゅうり一本」という漬け物をひいきにしてきたのだが、それを売っていた店が潰れてしまい「きゅうり一本」難民となってしまった。近所のスーパーの「お客さまの声」に投書したりもしたが、ここには白石さんはいなかった。むう。
じゃ、なければ作るしかないって事で、手持ちの料理本を見たが載っていない。結局webでレシピを検索しまくりなんとかいけそうなのを見つけ出し早速実行。うん、いけるじゃないか。後は自分好みの味になるように色々調整していきゃいいのだ。
しかしつくづく思ったが、スーパーや八百屋で売ってる立派なきゅうりより、その辺の道端に出てる無人販売所の路地ものの方が断然うまいね。きゅうりはその差が他の野菜より顕著に出るような気がする。手作りばんざい。
元はといえば相手が困っていそうだとみると自分の状況を省みずすぐに金を貸してしまう自分の甘さが招いた事態ではあるのだが。
なんだかんだで10万円以上貸している相手から「子供連れて水族館行ってきた」と電話があり一瞬固まったもののその場は適当にやり過ごしたのだがふつふつと沸き上がってくる憤り。貸した時点ではいくばくかの余裕があったのだが生命保険の年払い保険料がドカンと引き落とされ通帳の残高を見た時は文字通り血の気が引いた。まともに働いていればボーナスで払える額なのだが今はそれがない。大誤算である。完全に自分のチョンボである。そこから完全な困窮状態に陥り、次々とお宝を手放しては金に換え、気がつけば金のやりくりで頭がいっぱいになっている時にかかってきた電話であった。
電話を切った後、なんとか自分を落ち着かせようとしたがどうにも我慢できずに「家族サービスするなら自分の甲斐性でやれ」と相手にメール。それでも気持ちが収まらないのでおもむろに風呂場のかびとりを始めたものの腕がだるくなって途中放棄。一体自分は何をやっているんだろう、自分は何のために生きているんだろう。情けなさとやり切れなさで泣けてきた。いっそ自分が死んでがっぽり保険金がおりればみんなばんばんざいじゃないのか。ちょうど風呂場にいる事だし、ここで手首なり頸動脈なり切れば比較的他人の手を煩わせずに済むのではないか。死んだ後の事を考えれば服も脱いでおいた方がいいかも知れない。41歳女性、全裸で死体発見。なに、死んでしまえば恥ずかしいも何もない。そこまで考えたが腕がだるくて決行に至らず。
結局は自分の甘さが招いた事態であるので自分でなんとかせねばならぬ。
前ほどの勢いはないにしてもとにかく体重が減り続けている。何せ元が元なだけにいくら減ったところで適性体重にはほど遠いわけだが。
連日の蒸し暑さで食欲も落ちているし、まともなものを食べずに一日過ごす事も多い。おかげで立ち上がるたびに立ちくらみがするようになった。これはよろしくない。
ずっと家にいるのだし暑ければ冷房を入れれば良さそうなものだがデブのくせにめっぽうクーラーに弱いため雨でない限りは家中の窓を開けてとにかく風を通すようにしている。それでもだめならうちわで扇ぐ。一度クーラーの温度を28度(省エネ推奨温度)にしてエアコンを入れたが余りの寒さに5分ともたなかった(料理中は除く)。
そうこうするうちにも体重は減っていくのだが体脂肪率は変わらない。やはり脂肪を燃やすには有酸素運動しかないのか。ちょっと遠くのスーパーに徒歩で行くくらいではだめか。本格的な運動…するにはまず食事をちゃんととってこの立ちくらみを何とかしないと。
エンディングだけ見たかったがひょっとして新曲のCMが流れるんじゃないかと思ってオープニングから視聴。本編に入ってシラフじゃ見てらんねえと思いチューハイを飲みながら見る。それでも辛い。結局CMは流れない。
曲感想:たかだか1分半で楽曲の善し悪しなんて判断できないわよね。
(本音:全然ダメ。曲の上りが早いとロクな事にならんな)
翌日目が覚めると酷い頭痛。久しぶりに飲んだ酒のせいか曲のせいか。
先の大掃除以来、どうしても見つからない本があった。黄小娥(こうしょうが)さんの「易入門」である。
大昔(昭和36年だったか)に光文社のカッパブックスで出た当時は大変なベストセラーだったそうな。うちにこの本があったのは高木彬光が推薦文を書いていたからかも知れないし、うちの家系に手相見やら人相見やらがいたからかも知れない。母も祖母もこのテのものが大層好きだった。度重なる引っ越しを乗り越え気がついてみれば自分の手元にこの本があって、事あるごとに八卦を立ててきたのだ。
その本がない。片付けの最中には確かに見た記憶があるのだが、どこを探してもない。ひょっとしていらない本の方に紛れて古本屋に売っちまったか…と頭を抱えていたのだが、webで検索してみたらなんと最近この本が新装版として復刊されているという。その名も「黄小娥の易入門」(Amazon、ビーケーワン)。
早速取り寄せてみると、内容は完全に当時のまま。卦の説明に様々な実例が挙げられているのだが、それも昔の出来事のままである。やなせたかしさんのイラストは別の人に変わっていたけれども。そして何より驚いたのは、黄小娥さん自身が新装刊にあたってコメントを寄せている事。そうかあ、お元気でいらっしゃるのかあ。出版は2004年だから結構最近の事だ。今でもどこかで易占いを続けておいでなのだろうか。
などと思いを馳せつつ、早速自分の現状についてお伺いを立ててみる。出た卦は火水未済。64ある卦のうちで一番最後に書かれているものである。この本には随分長いことお世話になってきたが、この卦が出たのは初めてかも知れない。
時運に恵まれず、立場を得ないのですから、時期が来るまで、無理をしてはいけないということです。しかし、立場はなくとも、陰陽が応じあっているのですから、手がかりはあるときです。けっして悲観してはいけません。といって、もともと実力不足なのですから、いいかげんな見通しを立てたり、ものごとを甘く見てはいけません。
ああ。自分の中では薄々分かっていながら直視せずにやり過ごしてきた部分だ。不思議なもので、こうして言われてみると「そうだよなあ、その通りだよなあ」と思える。
運勢一般について見ますと、この「未済」の形は、海上の朝日と言えます。水の上に、太陽がのぼりはじめたところですね。まだ日の光は弱くても、希望はさしはじめたではありませんか。これから徐々に明るさを増し、ものみなすべて活動をはじめるときです。見方を変えれば、七福神の宝船が、はるかかなたの波間に姿をあらわしたところです。ただ、人生の荒波を切りぬけて、夢と希望を満載したこの宝船にたどりつけるかどうかは、あなたの誠心と努力にかかっているのです。
全ては自分次第なんだ。ごく当たり前の事なのだけれども、こうやって言われると「しっかりしなくちゃな」という気になる。その後、いくつか問題を絞り込んで更に占っていきましたが、やはりいずれの卦も「現在のあなたは時期を失っている」と示している。ここが踏ん張りどころか。
と、真っ暗闇から少し光が見えはじめたところで、いくら探しても見つからなかった古い方の「易入門」がひょっこり出てきた。それも目の前にある本箱から。そういうもんなんだよなあ。半ばそれを期待しつつ新しいのを取り寄せたところもあるのだけれど。
この本のいいところはどんなに悪い卦でも必ず打開策が差し示されている事。間違っても「地獄に落ちるわよ」なんて事は言わない。それは、易経が人が生きる上での道標となるべく記されたものだという黄小娥さんの確固たる思いによるもの。占いというのはどんな手法に限らずそうあるべきだと思う。
何はともあれ、またこれからもお世話になります。
ジュネさんの日記を見ていると実に旨そうな居酒屋メニューがわんさか出てくる。酒はからきしダメになったが、このテの旨いものには自然と惹きつけられるものがある。
そんなある日、スーパーの精肉売場で味付きのホルモンを見つけた。細かく切ってあって野菜と炒めればいいだけのやつ。しばらくその場で悩んだが、ホルモン焼きよりはもつの煮込みが食べたい。が、普通のもつはこの売場にはないようだ。妥協して味付きホルモンを買おうかどうかかなり悩んだがぐっと堪えてその日はその場を去った。
が、自分でもどうにもならないほど何故かじりじりと募ってくるもつへの思い。ばっちり味の沁みたもつの煮込みに七味を振ってはぐはぐ食べたい。
結局、次の日ずっとネットでもつの煮込みのレシピを検索しまくり「これはいけそうだな」と思った夜19時過ぎ、どうにも辛抱たまらなくなってスーパーへ。あったありましたよ生もつが。あたしを待っていてくれたんだねえお前。愛しいもつを手に入れ、相方のこんにゃくも連れて帰って幸せいっぱい。しばらくそのまま惚けていたら23時を回ってしまい、いかんいかんと調理に取りかかる。何もこんな夜中にもつを煮込まんでも、とセルフツッコミを入れつつ黙々と煮込む。昨日100円で買った大根と人参を放り込み引き続き煮込む。頃合いを見計らってこんにゃくをちぎっては入れちぎっては入れして更に煮込む。酒としょうゆと味噌で味付けし尚も煮込む。ちょっと味が濃過ぎたかなーと思ったので豆腐を放り込んで具合をみる。おお。なかなかいけてるんじゃないのこれ。が、とっくに日付は変わりいわゆる真夜中と呼ばれる時間帯だ。今こいつを食べ出したらご飯も食べたくなるに決まってる。ここはぐっと堪えて明日の朝ご飯にしよう。その間に味も沁みているだろうし。
明けて翌朝、いよいよ待ちに待ったもつの煮込みとのご対面である。うん、見た目もかなりいい感じ。いただきます。ばく。ばく。ばくばくばく。うっひょう、あたしってば天才じゃないのかしらっつーくらいマジで旨い。どこからどう見てもすんばらしいもつの煮込みだ。この出来ばえに気をよくして妹宅におすそ分け。普段は食事中に別世界にトリップしている(いつまでたってもだらだら食っている)姪が夢中になって食べたそうだ。甥にも好評だったらしい。あーおばさん冥利に尽きるね。ビバもつの煮込み。
■bk1売り上げ報告
先月のご利用はありませんでした。
■楽天アフィリエイト売り上げ報告
先月の売り上げのご報告です。
- 売上件数:2件
- 売上金額:¥35,397
- 獲得ポイント:353ポイント
ご利用ありがとうございます。
■Amazonアソシエイト売り上げ報告
2006年第2四半期(4月〜6月)のご報告です。
- 発送済み商品数:19
- 発送された商品の売上:¥64,461
- 紹介料:¥2,131
ご利用ありがとうございます。
■2006年7月13日(木曜日)
定点観測。
ここはあまり前回と変わってません。が。今回の目玉は次です。
ああ! 床が見えるよママン! 前と比べたらまるで別の部屋だよ! おびただしい数のごみ袋の中に入っているのは全部弟の衣類。こんだけ置いていったんだからこんくらい買ってるのかも知れないと思うともったいなくて仕方がない。
今回いきなりお片付けに取りかかったのは恐怖新聞がやってきたからである。
これを見た瞬間マジで寿命が縮む思いが。でも、これまではひたすら逃げまくっていたけどそれじゃいけないのよね。やるべき事はやらなくちゃ。って、ハイベッドの上とかすんごい事になってるけどとても一日じゃそこまで辿り着けませんでした(一日でやろうとするなよ)。
にしても、床が見えるとなんだかちょっと涼しくなったような気がするなあ。何事もまずは形から入りゃいいんだ形から。気持ちなんてあとあと。
■2006年7月16日(日曜日)
「雄叫びカモン」の閉鎖について、「これでは常連以外お断りという感じですね」というご意見を頂いたので、この事について少し書きます。
「雄叫びカモン」は元々コミュニケーションを目的としたものではなく、本当にただの雄叫びの場所として設置したものでした。言いたい事を言いっぱなしにできる場所。反応があってもなくてもいい場所。勝負形式になっているのはおまけみたいなもので勝敗に意味はありません。
それでもこちらの意図に関わらずとにかく勝敗にこだわる人がいたり日記みたいな使い方をする人もいたりして、なんだかなあと思いつつ大抵はスルーするように努めてきましたが、どうも何かを勘違いしているような場合には拒絶を示した事もありました。誰でも書き込める上に何でもありの場所とは言え、自分が見て不愉快なものは受け入れたくなかったからです。
今回の閉鎖の理由は、こちらの書いたものに対していちいち反応する書き込みがあって、それがどうにも薄気味悪くて仕方がなかったからです。
初めのうちはやり過ごすようにしていましたが、段々妙にこちらになついてくるように感じられ、あげくこちらに指図するような事まで書かれた。全てはそういうものを呼び込んでしまうこちらに責があるわけですが、自分のサイトのコンテンツを開いて不愉快になるくらいならいっそ閉鎖した方が自分の精神衛生のためには良かろうと、そう判断したのです。
自分の病状や体調についてはネタになる範囲で書いていたつもりですが、それについてああしろこうしろと指図されるとは思ってもみなかった。「こっちの状況も知らないくせに」と物凄く腹が立ちましたが、結局のところ完全にこちらの落ち度によるものなんだと思っています。
自分の精神状態が健康であればもっと早いうちに「アンタ誰」くらいで対処できた事かも知れませんが、今回はとにかくどこの誰だか分からない人が自分に対して勝手に語りかけてくるような書き込みが気味が悪くて仕方がなかった。これが掲示板に書き込まれたものであればそれなりにレスすることも出来たかと思いますが、それを望むのなら最初から掲示板に書いているでしょうし。コミュニケーションをとろうとするわけでなく、ただずっと見ている、そういう感じがどうしても気味が悪くて仕方なかった。その人にしてみれば雄叫びに書く事でコミュニケーションをとっているつもりだったかも知れませんが、こちらにしてみればストーカーに遭っているような気分でした。
実際、書き込みをしたりメールを寄越す人よりも見ているだけの人の方が圧倒的に多いわけですが、見ている人全部に反応をよこせとは思わないしその反応全てを知りたいとも思わない。ただ、何か思うところがあったならその時はそれなりの方法と礼儀でもってリアクションすればいい。これは自分のサイトに限らず、他のサイトに対しても思っている事です(今や被リンク数2となったこんな辺境に足繁く通ってくる人は一体どういう人なんだろうと思う事はありますが)。
とてもじゃないけどうまくまとまっているとは言えない文章で非常に情けなく思いますが、以上が「雄叫びカモン」の閉鎖に関するこちらの考えです。普段、普通に雄叫んでいた人には本当に申し訳なく思いますが、もう少し自分の気持ちが落ち着くまで(もう少し病状が回復するまで)は閉鎖とします。
■2006年7月18日(火曜日)
思いがけず来客あり。こんな辺境までよくぞお越し下さいましたねえホントに。色々頂いちゃったのに大したお構いもしませんで大変失礼いたしました。
つーかさ…うちが本当に定点観測通りに片付いてるかどうか、あれは実は合成写真なんじゃねーかと思ってる人達が順繰りに偵察に来てるのか?
…うそうそ、そんな事思ってませんよ全然。ええもうホントに。いつでもウェルカム。カモナマイハウス。
*
アクセス解析見てたら愛・蔵太さんのところに捕捉されてて驚いた(news clipの「身近にある安易なパスワード」)。その昔、サイトを開設仕立ての頃、ReadMe!に登録してた時分は「中途半端に小洒落てます」とコメントがついてたのは覚えてるけど、その後の度重なる移転までチェックしてたのか、はたまた偶然見つけたのか(それにしてもリドミはいつまでシステムの改修をしないつもりなんだろう)。
ちなみにはてブも見てみたら他にもチェックしてる人が。ネタ元のスラドの方じゃなくうちをブクマする人がいるっていうのがなんか新鮮。ネットワークって面白いなあと思う瞬間だなあ。
こういう時のためにも(?)、拾い物のソースや参考サイトには極力リンクを貼るようにしてます。
■2006年7月24日(月曜日)
新コンテンツを立ち上げました。「頭脳パンとわたし」、頭脳パンのブログです。
SNSにコミュニティを立ててそこに書いていたんですが、そのSNS自体に色々と行き詰まりを感じて、もう自分でやっちゃえと。
ところが、なかなか使いやすいブログツールが見つからなくてちょっとめげそうになっていた頃、www.textfile.orgの記事でadiaryの事を知り、これだ!と。
画像が簡単にアップできて設置も楽そうだし、さあこれで行こう…と思ったものの、いざやってみるとなかなかうまく動いてくれない。試行錯誤する事数日、その間にバージョンアップされちゃったりもなんかして。ふと、「この設定は後回しでいいや」と思っていたところをいじったら、それまでの苦労が嘘みたいにすんなり動いてくれました。もうマジ嬉しい。これで7月の新製品の記事が書けるぞー。
で、ついでに「雄叫びカモン」も再開することにしました。あんまり反応なかったのはある程度予想していた事ではあったけど、今は前よりも「関わる全てを受け入れるふり」が出来るようになった気がしているので。どうなるかは分かりませんが。
でもこれで少し前に進めたぞ。
■2006年7月26日(水曜日)
チンタラ。
コラじゃありません、ホントにチンタラなんです。
「ビールだ! おつまみだ!」とガンガン煽っておきながら名前はチンタラ。すんげー脱力感。仕事終りでプッハー!って感じじゃなくて、休みの日に家でゴロゴロしてて立ち上がるのも面倒でほふく前進で冷蔵庫に辿り着き少々無理な姿勢のまま取り出したもののなんだか飲むのも面倒になってしばらく置いといて汗かきまくりの缶ビールって感じだよねチンタラ。
普通はチータラだよねえ。何がどうしてチンタラになってしまったのか。チータラとは違う何かがあるのか。
そこんとこどうなのよと思って検索かけたら、結構あるみたいなんだなチンタラ。おつまみの老舗ブランド「なとり」にもあったらしいが、製品回収の憂き目に遭っており今はないらしい(幻のチンタラ画像)。
でも結局、チータラとチンタラの違いは分からず…チータラじゃ他の商品との差別化が図れないから「チンタラってどうだろ」なんて安易な発想をそのまま採用したんじゃないだろうなチンタラ。他にもないか探してしまいそうだよチンタラ。