■2009年3月1日(日曜日)
おきあみ買ったんですが。
ツノナシオキアミというからにはツノアリオキアミもいるんかいな。どんなツノやら。
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無職でいると何事も仕事に結びつけて考える。外に出ると社名入りの車が走っていて、お店に行けば物を売っている人がいて。テレビにしてもラジオにしても、出演している人も放送している人もそれぞれ仕事をしていて。周りはみんな仕事をしていてそのおかげで自分は暮らしているのに自分には仕事がない。
こういう状況が続くと、世の中ってなんだろうと考える。なんで生きてるんだっけと。で、ぐるんと考えた結果、人に限らず生き物ってのは種の保存のために生きてるんではなかろうかと。みんながみんな、周囲との関わりを保ちながら、生命をつないでいくために生きていそうな、そんな気がする。成長して巣立って子を成して、その繰り返し。意図や目的はわからないけど、生活はそうやって成り立ってる。
なのに、それをぶち壊す事に必死になってる存在がいるってのはなんなんだろうね…一生の間に使い切れないほどのお金を抱えたり、穏やかな循環を破壊する事にのみ腐心して…不思議だ。
これまでに滅んできた種たちは何を思っていたのかね…なんにも考えなかったのかな、ただ、なんか寒いなあって感じるうちに次々倒れていったのかなあ…古代天文台に雪ふりつもり…この空に吊る絵馬は…私達には子供がなかったから…なんて。感傷的だな。
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バクチクさんの新譜『memento mori』を聞きました。なんたる幸宏終わりの嵐。なんか、聞いてるとどうにも他のイメージが浮かんでくるんだよなー。memento moriからは平沢進、Coyoteからは狼と香辛料、スズメバチからはウサミミ仮面という具合(アニメだらけじゃねえか)。Perfumeも聞こえるなー。やたら饒舌だからかしら。「お前は誰だっけ?」って、そりゃねーよなー。いいけどね。ライブで聞くのが楽しみだけど、ツアーとなると大変そうだなあこれ。
■2009年3月2日(月曜日)
うちにいてくれてるマトリョーシカクッションのマトさん。
夜は寒いので防寒スカート履いてます。
この写真じゃちょっとわかりにくいなあ。でもあったかそうなんだよ。
■2009年3月7日(土曜日)
就職した。契約社員だけど。通勤片道15分という夢のような環境、これはこれで車内読書ができなかったりであれーという感じだが、さくっと家に帰れるんだからその分ゆっくり読めばいいわけだ。仕事に慣れたらバイトも探さなくちゃ(やっていいそうだ)。さー今度はちゃんと勤め上げるぞ。
■2009年3月8日(日曜日)
献血できなかた…なんか成分が足りなかったらしい。そういえば昨夜も今朝もうどんしか食ってねえんだよなあ、讃岐うどん貰ったんで茹でたんだけど、こういうちゃんとしたいいうどんって何にも入れなくてもおいしいもんだからついぶっかけで満足しちゃってなー。献血前は気をつけないとなー。
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『memento mori』しょっちゅう聞いております。これ好きだー。聞く曲決まっちゃってるけどな。15曲は多いっつか、シングルで聞いちゃった分はお腹いっぱいっつか、バクチクさんのシングルってよそ行きぽいっつか。カップリングはいいんだけども。
いやしかし今回は今井寿圧勝。すげー。やっぱりバクチクって今井なのだな。こんだけやられたら「へへー」ってひれ伏すしかない。最初聞いた時びっくりしたのが「なんかやたらギター弾いてね?」ってとこで、なんだかそれが不思議だったんだけど、考えてみりゃこの人はギター担当だったかと。そうか。ギタリストがギター弾くのが新鮮か。でもそういうのがずばーっとしてて気持ちいい(なんのこっちゃ)。今井全開。今井上等。
”背中に生えた折りたたみ式”とか”堕天使”とかで「バロック」を連想する。偽翼をしょった上級天使。このゲームは世界観が多分にバクチクっぽかったよなあ、今井にそっくりの(とオイラは思うのだが)ジェィイロムもいたし。しかしこの歌謡曲くささ、たまらん。そろそろ演歌界からオファーがあってもいいと思うんだがどうか。ねえか。いっそ金朋地獄ってのはどうか。一度聞いてみたいんすけども。ねえか。
”浮世轟くBoys & Girls”…アンファンテリブルて。萩尾望都のマンガでしか読んでないけど、結構えげつない話だったような。どうでもいいか。
”アレは オマエのための行為/オレタチは ソレのタダのドレイ”、ちょうどこんなニュースがあってな、ハチじゃなくてアリだけど。
女王シロアリの後継は“分身”、交配せずに産卵…岡山大確認 : ニュース・研究 : 大学新時代 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
シロアリは1匹ずつの王と女王が巣を作り、働きアリや兵アリ、生殖能力を持つ羽アリなどを次々に産んで社会的集団を作る。松浦准教授らが、ヤマトシロアリの生態や遺伝子を詳しく調べたところ、女王は通常、王と交配して産卵するが、うち2〜5%は単為発生で産み、それが新女王になることがわかった。
巣が大きくなると、働きアリなどを増やす必要が出てくるが、女王だけでは産卵数が不足しがちになると新女王たちが王と交配し、家族を増やす。20〜30年生きる王に比べて女王の寿命は5〜10年と短いが、分身がさらに分身を産むため、巣が存続する限り、初代女王と同じ遺伝子の女王が君臨し続けることになる。一方、羽アリは、巣の外に飛び出し、他の巣からのアリと新たな家族を作る。
「へっ、やっとババアとおさらばだぜ」とか思って若いのにしゃぶりついても中身一緒。ヤることは同じなんですよ文字通り。まさにドレイ。すげーよなあ。
”愛 愛 Love Love”…そういや『One Life,One Death』だって『極東 I Love You』だって、遡っちゃえば「National Media Boys」だって、ずーっとそうだったんだなー。”ダイジョーブさ”って。
頻繁に”Boys and Girls”って出てくるけど、これは見事なボーイズアルバムだわー。20何年やってようと、一本スジの通った正真正銘のBoys。だから面白いんだわねー。やっぱバクチクって女と男じゃ味わい方が違う気がする。どこもそうか? でも、悪ふざけじゃないガキっちさっつーか、非常に語弊はあるけれどもある種の童貞くささみたいなもんがあるんじゃないかと。曲とかライブとかこの上なくエロっちいのは百も承知ですけども、なんかどっかで頑ななピュアさ加減を損なわないっつーかな。やってる事はどんだけオヤジでも、肌だの尻だの連呼されても視点がBoysっつーか。前に、バクチクは前戯ばっかりでさっぱり本番いかせてくんないとか言ったような気がしますけども、童貞じゃあしょうがないわなあ。毎回毎回妙に新鮮に感じるのはそういう事だったのかと思えば合点がいく。そういったあり得ないようなわけのわからなさがこの人たちの面白さなのかなー。もう理解しようとか思わなくてもいいか。これ好きだ。そんな感じで『memento mori』聞いております。
■2009年3月19日(木曜日)
この塩肉じゃががうまいんだよ。
じゃがいもと豚肉薄切り、にんにく、塩、酒、水を鍋に放り込んで
煮込むだけ。酒とにんにくは多め(じゃがいも大3個に酒50ccにんにく4カケ位)
水はひたひた。人参とか玉ねぎは入れない。
塩は小さじ1位で様子を見て足りなきゃ追加する。
うちでは炊飯器で調理してるが、普通の鍋でも圧力鍋でもおk
あればあさつきを散らして食す。汁もゴキュッと飲み干したくなる旨さ
うちは普通の鍋。じゃがいも・にんにく・塩・酒・水を適当に入れてぐつぐつ言い出したら肉投入、火が通ったらオーケー。いやー、切ってぶち込んで火にかけるだけ、ほったらかしでいいから楽なことこの上なし。それでいてほんとにうまい。ご飯のおかずにも酒のアテにも、って感じな。
あー、ご飯がうまいのはしあわせだ…
吾妻ひでお公式HPの日記を見てると色々調子がアップダウンして大変そうだなと思うんだが、日々のご飯とか飲み物とかの話がコンスタントに出てくるから、あ、大丈夫かなーと思うんだよな。食べる事に興味なくなったら、なあ。って、オイラが最初に精神科に行く事になったきっかけが「食べ物がおいしく感じられない」だったもんだから。ありゃおそろしいもんだった、普段のご飯がまるでおいしく感じなくなっておかしいなあと思って、甘いものなら大丈夫だろうといきつけのお店のケーキやらパンやら和菓子やら次から次に投入したのにちっともおいしいと思えなくて、舟和の芋ようかんですら何も感じられなかった時にこれはもうだめだと。あの芋ようかんが、いつ食べてもほわほわほわわな気持ちになるあの舟和の芋ようかんがおいしくない自分ってなんなんだと。…オイラ、自分を食い意地が張っているとは思わんのだけど、食べ物とか食べる事に関心が薄い人から見たら「へー」って感じなのかなあ。でも、おいしいことはいいことだという基本っつーか土台があるおかげで不調を自覚できたし”今”もあるわけで。
まーとにかく、おいしいことはいいことだ、っつか、自分がおいしいと思うものは多分自分にとっていいものだ、って思えるようならそれがしあわせというものなんじゃないかしら…おいしいのとカロリーとかなんとかはまた別の話ですがな…ふほほほほ。
■2009年3月24日(火曜日)
姪っ子が保育園を卒業。来月から小学生だってよ…あの白ムチムチがねえ…月日の経つのは早いっつーかなんつーか…。彼女はそりゃもうすんばらしくこまっしゃくれたおにゃのこに育ちやがりまして、「どこでそんなの覚えてくるんだ」というドリーミンな女子っぷりをぶちかましております。可愛いんだけどね。伯母馬鹿を承知で申し上げれば、鏑木清方の美人画のようですのよ。ほほほほほ。しゃべりさえしなけりゃねー。なんであんなに自分が好きになれるんだろなー。本気で自分の事をお姫様だと思い込めるような、果てしなく壮大な自分ストーリーを繰り広げてその中でうっとりしちまうような、そんな奴っす。うーん。一体どうなることやら、これからも生暖かく見守っていこうと思います。