■2018年7月28日(土曜日)
国際フォーラムの追加公演が終わってホールツアーが終了して、さて、というところで。
BUCK-TICK 『No.0』ツアー完結 ツアーを経てアルバムが到達したのは、極上のカタルシス(エキサイトミュージック) - Yahoo!ニュース
これ、公式レポっていうやつですかね。テキストは大窪由香さん。後からOKMusicにも同じ内容のものがあがってるけどこちらはセットリストがついててタイトルや約物の表記がちょっと変わっていたりする(これ結構大きいと思うんだが。”♪夢を 夢を♪”と”「夢を 夢を」”じゃ伝わり方が全然違うよな。どうしてこうなるんだろう。以降、引用は先行のヤフーエキサイト版に拠ります。エキサイト版は5ページにも分かれていて参照しにくい)。
で、エキサイトの方を先に目にして、その表現に驚いて。タイトルにもあるカタルシスという言葉。
ちょうど昨日カタルシスについて考えてたとこだった。今回のライブをカタルシスと言っちゃいかんなと。
カタルシスという言葉は、「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること」を意味します。もともとは、アリストテレスが『詩学』に書き残した悲劇論から、「悲劇が観客の心に怖れと憐れみを呼び起こし感情を浄化する効果」をさす演劇学用語です。転じて、精神医療においては「抑圧されていた心理を意識化させ、鬱積(うっせき)した感情を除去することで症状を改善しようとする精神療法」をさします。さらに、一般化して、「心の中にあるわだかまりが何かのきっかけで一気に解消すること」をいいます。
アリストテレスは、『詩学』内で悲劇の効用としてカタルシス論を展開し、効果のひとつとしてカタルシスに言及するが、これが劇中の出来事ないし劇中の登場人物についていわれるのか、それとも観客についていわれるのかについては、明確に言及しておらず、諸説がある。語源は「排泄」、または「浄化」という意味を持ち、それぞれ体内の有害物質を排出することや宗教的な浄化を意味することから、その定義をめぐってはその両説のほかにもさまざまに憶測されている
誕生と終焉、創造と破壊、愛と死を描いた『No.0』が、このツアーを経て到達したのは、極上のカタルシスだった
極上のカタルシスって何ですかね……しかも主語は『No.0』ときている。No.0ってなんなんすかね。
そして、そこで綴られた別離の哀しみも、日常の不条理も、争いの悲劇も、すべてを浄化するエンディングへと導かれ、思わず涙した人も多かったはずだ。その感覚は、このツアーを体感した者にしか分からないものかもしれないが、このレポートを通して少しでも感じてもらいたい。デビュー31年目に突入するBUCK-TICKが、この史上最高のツアーを経て、前人未到のステージへとまた一歩、歩を進めたということを。
いつものことではあるけれど、立ち位置がすごく上だなって感じるんだ。そして恐ろしく主張が強い。それはサンドアートの人にも感じることだけど。これが公式レポじゃなきゃこんなに反応せずに流せるんだけども。会報のインタビューまで担当してる人だし、これが正とされるのは良しとするところではない。
で、カタルシスという言葉が出てくるのはタイトルと、先に引いた冒頭部のみ。終盤ではこうなる。
柔らかく美しいサウンドスケープと、大きな愛で包み込むような温かみのあるヴォーカルが、悲しみも苦しみも痛みもすべて浄化していく。♪夢を 夢を♪と歌いながら、それを分け与えるように唇から会場へと指を差し出す櫻井の仕草には、届けたい思いが溢れていた。
悲しみとか苦しみとか痛みって、それは誰のものなんだろう。それが浄化されるってなんだ。そういうところに安易に落としこんでいいのか、見誤ってないか、それでいいのか、っていうのが全編通して訴えかけてたとこなんじゃないのか。美醜LOVEだぞ。
この日、自分は心底から楽しめてはいなかったかもしれない。ずっと何か重いものがあった。
地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による事件に関わったとして、殺人などの罪に問われ、死刑が確定した教団元幹部ら6人の刑が26日午前、執行された。法務省が発表した。
君はどうだい どう思うかい 誰かが誰かを殺すよ
正解はない。それでも、ここまでして言わなければならなかったあっちゃんの思い。慟哭、哀願、この世に生きること……。
余韻の中、最後に今井が奏でたのは1曲目の「零式13型「愛」」のフレーズ。ループするようにまた始まった『No.0』のストーリーは、10月からスタートする“TOUR No.0 -Guernican Moon- ”へと繋がっていくのだろう。
その後のエピローグまで含めてのNo.0公演、じゃないですか。あのエンディング、きれいごとでは終わるはずないだろうというような含みを持たせた強い意志、あれをスルーして”浄化”だなんて。君はどうだいどう思うかいと投げかけるようなあのラストで、わたしたちは現実の中に帰っていく、それぞれに何かを抱えて、そしてまたここに対峙しようと思う、そういうものなんだろうと思ったんだ。
ツアーレポートってなんなんだろうね……感じ方はそれぞれ、何も感じなくたって、捉え違いをしてたっていいんだろうけど、この釈然としない気持ちはなんなんだろうなあ。
Solarisって、RAZZLE DAZZLE収録で、2010年リリースだったわけで。翌年、うたかたのRAZZLE DAZZLE敢行中に東日本大震災があって、公演が延期されて、デイインのツアーに連なるようにして振替公演が実施されて。そういう中で、「夢を 夢を」の意味は違ってきているだろうと思うのです、次のアルバムタイトルが”夢見る宇宙”になって、それまでの「夢」とそこからの「夢」は同じではなくなっているだろうと。そしてアナーキーからアトムを経てのNo.0、絵空事ではない「夢」の数々を、腹を据えて見せてくれた、そのツアー全編通してアンコールラストに用意されたのがSolarisで、そこからのあのエンディング……。そこを語ってくれよって思ったのかもしれない。Solarisを単に「レア曲」だなんて言ってくれるなよと。
ちょっとね、あまりにも、だったので。
■2018年7月29日(日曜日)
20180717-0719NHKホール
あっちゃん制服衣装で軍帽?にマントに白手袋で、もうーーー
手袋初めて見た。
全編慎重に演っている感じでmoonだったかちょっと走りそうになったけどキープして。
声はところどころ本調子じゃなさそうな感じがしたけど踏ん張って堪えて
胎内回帰前、両足だっと開いてぐっと踏ん張って、腹から出して、なんだけど単に腹からじゃなく全身使って発してる
ゲルニカ前、夢を見たんだ、舌っ足らずの子どもみたいに。ああいうとこ。
オフィーリアのデートシーン、今井がちゃあんとあっちゃんの分空けて腰掛けてて、はっはっははんて口ずさみながらあっちゃんが後ろから回り込んできて、夢喰いたちはやがて恋に落ちるって歌いながら体ごと首を傾げて今井の方に……であっちゃんがセンターに向かうとそのあと絶妙なタイミングと雰囲気で今井が立ち上がる、あれもう完全に事後。はーーーーーーー。
mc多かったな、本編ラストどうもありがとうございましたって、少年みたいで。マントとったの楽園だったか結構遅くて、とったら細くて細くて……少年だった、男の子だった。
あっちゃん髪切ってなくてもっさぼっふしててかわいかったなあ……
残骸ではつい今井を見てしまい。気の触れた天使で客席指差し、深く…………のところで右の握りこぶしを左胸に当て。なんだそれ。弾いてない。むしろ弾き出すと(おお……)って。なんだそれ。
gustaveの猫じゃら師、これも初めてだったけど雑というかおざなりというか、はいはいはいーみたいにセンターから上手に行くとこ見た。あっちゃんはずっとにゃん手。あとで双眼鏡使ったら口紅はみ出してた。おうふ。ロマンス。今日は僕側のロマンスだったな。それもいいかもな。
あっちゃんゴーギャンみたいなこと言ってたノスタルジア(我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 的な)
裏ピース思い出して仕事中にやけ
超時空美中年所帯持ち社長のノリノリ裏ピース……タイミング謎過ぎてまるで思い出せない
制服衣装で裏ピースかわいい少年み
moonでひらひらくるくるしてたのジャケットイラストの少年みたいでね……可憐……
あのお着物の裾を丁寧につーか慎重につーかなんとも言えない操り御し具合で後ろにさあっと広げたのよかったなあロマンスか
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夢を夢を夢をって言いながらキスくれるのすき
いっぱいもらっていっぱい返した
あのふとももの上を指でとことこしてたのなんだっけ……とことことことことこ、とことことことことこ、って
あっちゃん足長いって思ったな、膝からストッキングの履き口までの長さ、そこから上の生色の長さ……禁断の白いふとももがちっとも禁断じゃなくなって
またあのストッキングのエッチなことよ……あれは八木さんの手柄かなあっちゃん自分で見つけてきたならそれもすごいけど
裏ピース、僕たちはの前と加速するの前のとこだったか キメ顔アップで見たかった……
ノスタルジア前の口上、ほんとに何も考えてないんだなって感じでかわいいよなあどこに着地するやら固唾ポイントのひとつ、今日のダイナモは曲始まりの前にぴたっと稼働した!昨日はかぶっちゃったから
独特のポップセンスとダークな世界観……
権化みたいなふたりだったよな、胎内回帰で今井がステップ踏みまくってると聞いて、スタンディングではその辺楽しめたらいいなあと
思ったけどどうかな!センターに陣取っちゃったらな!
ソラリス、それでは聞いてくださいソラリス、くらいのこと言ったよね、最後今井から順にひとりひとりに、なんていうのあれ、手を向けて、サイレントだけどなんかなんだか気持ちいっぱいのメンバー紹介、ヒデにちょんと触ったの今日?昨日?ラストは自分も指すようにしたよね、みんなにあっちゃんって言わせてくれる、受け入れてくれるのありがとう、っていう気持ち……
あの夢は現実だったんだっていう感慨が涌いてくる
あっちゃんたちが見せる夢は現実と地続きなんだよね、何かを忘れさせるとか目を逸らせるんじゃない、全部アリだって包含するような
美醜Loveだし!
そうだ、三階の後ろの方までありがとうってあっちゃんが
そのあと二階一階とは言わなかったけど仕草でみんなって
一日目の楽園前、お弔いの鐘みたいに聞こえた、二日目は手に絡めてた鈴?の音がした気がした
二日目のあっちゃん何度も霧吹きしてたな水撒きもしてた足元に
ぎゅすたーぶ前、ギターでにゃーおにゃーおしてたな
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NHK二日目終わってお友だちときゃいきゃいしながら歩きつつ、こなくそ、って思ってた、初めて武道館で見たときに思ったような感じ、自分の内側から何か湧いてくるような。このままじゃ終わんないぞ、みたいな。何と張り合ってるのかわからないけど、やらなくちゃ、やってやる、みたいな。これで終わっちゃうとかもうすぐ終わりだとかそういう感傷はなくて、先のことしか考えられない、ずーっとずーっと道が伸びてる、この先には先しかない、みたいな。
何言ってるんだかね、どうも最近頭や心にあることが言葉にならなくなってるんだわ。さぼってるからかなあ。