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slip into SCHWEIN - live memo Jul 7, 2001

2001/6/7 名古屋ダイヤモンドホール

櫻井さん、疲れている感じだったかな。肩で息をしていたり、モニターの上に乗ってあわあわとバランスを崩したり、モニターに片足を掛けて膝に肘をついて客席を見据えるポーズが何回かあって、ああ、さすがに疲れているんだろうなあと思った。無理もない、一日おきにこんな激しいライブをやっているんだから。でも、ただそれだけでは終わらなかったのが今日のライブで、声を張り上げて押しまくるだけがボーカルじゃないんだとばかりにいろんな手法で魅せてくれた(なんつって、ただの呑み過ぎだったら怒るわよ)。
脱いだ上着(黒羽根もこもこ)を頭から被り歌い出したPorno、これでは却って息苦しいだろうにと思うも重なる白い手がなんともいやらしく、更にマイクのコードを首に巻き付け暗黒てるてるぼうず、お得意のパターンではあるもののPornoでこうくるとは、やられた。そのまま今日は一人でやってるのかしらと思ったら後はちゃんとArianne嬢の所に行ってました。でも今日の絡みはあまり濃厚ではなかったような。レイ氏に襲われチューしてたようにも見えましたが、今日はレイ氏も押せ押せではなくちょっと気遣ってる感じで肩を抱き寄せ、そんなレイ氏の腕に抱かれる櫻井さんの気だるげな、喘ぐような表情と言ったら。真っ直ぐ見つめるとあんなに眼光鋭いのに、ふっと目を伏せるとどうしてこんなに色っぽくなるのか。不思議だ。
一方、客席のノリは大変なもので、大阪の教訓を踏まえて今日は上手側に行ったというのに物凄い騒ぎ。うっひゃあ、名古屋ってこんなに凄い所だったのか、と思ったら、OTHER PHANTOM TOURの時はこんなに凄くはなかったとのことで、やはりSCHWEINという特殊なシチュエーションがそうさせるのか。
「お前は誰だ」と何度も問いかけながら始まった今日のSlipはちょっと胸に迫るものがあった、生きていて、かなしくて、でもそのかなしさが一体何なのか解らなくて太陽の下をさまよい歩いている姿が浮かぶ。孤独。何を探しているんだろう。
Fantasiaで、今井さんとJulianとレイ氏と櫻井さんがばっと固まっていた時があった、バンドっぽーいという感じでえらくかっこいい。
Iconoclasmではつぶしたような変な声で歌っていた、シャウトがきかない分、フェイクでいってみたというところか、それもありかな。
My Fuckin' Valentineでだったか、レイ氏と櫻井さんがArianne嬢を挟んで3人ではうはうしてた。これちょっと楽しそう。
今日はBryanがおとなしかったなあ、いつ櫻井さんに飛びつくかとはらはらしてたけど、殆ど絡みに行かなかったような。でもプレイは激しかったなあ、ラストはキーボードをぐいぐい倒さんばかりに動かして。そう言えば、どうしてBryanのボーカルはあんなに音量が小さいのかしらね、もっとぶちかませばいいのに。
そんなわけで、櫻井さんだけ見ているうちに記憶がすっ飛んだ今日でした。

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